2017年11月4日土曜日

あきづき空太 赤髪の白雪姫 4巻

●第13話
白雪は見張り台の一番高いところから湖に向かって飛び降ります。
ちょうどそのときオビが見張り台に到着し、兵たちに白雪の居場所を聞くと、白雪は見張り台の一番上にいるというので、見張り台を見上げると、白雪が窓から飛び降りようとする瞬間を目撃します。
オビと兵は湖に向かって落下する白雪を驚きの表情で見ています。
水面に上がってきた白雪はオビに鈴を湖に落としてしまったことを伝えます。オビは状況を把握し、白雪と鈴を探します。

残り時間はあと2分。
木々がボソッと独り言をつぶやき、ミツヒデはありえなくなくもない思い、白雪から遅れて見張り台に向かったオビに託します。
ポポは約束通り、署名入りの文書と鈴を持ってキハル・トグリルの元に戻ってきます。
全ての条件を満たし、キハルの鳥は国の通信手段として導入され、それとともに領内の鳥の保護も約束されます。
鳥のポポは全員の署名と報告書も持って帰ってきました。

報告の内容を読んだゼンは直ちにココクの見張り台に向かいます。
ゼンは怒りが爆発しそうな表情です。

考試に立会ったをザクラはイザナ殿下に報告します。
イザナはこの考試はゼンだけによる判断で行われたものではなく白雪の何かしらの行動が加わって行われたものだと考えているようです。
もうしかしたら、領民と領主の仲裁はイザナがゼンに仕向け、ゼンがどう裁定するのか見てみたかったのかもしれないと思いました。
イザナは今後ゼンをどうしていくのか楽しみです。

ゼンは白雪の言葉がうれしかったようです。
「ゼン殿下が本心で動けない時があるなら自分は殿下をそんな目には遭わせない」
白雪は城の中にいるといっても、そうそうゼンに会える機会はないはずで、ここまでゼンの気持ちがわかっているのは、白雪とゼンは出会わなければならなかったとしか言いようがありません。


●第14話
キハル・トグリルとゼン、ミツヒデ、木々はキハルの領地に向かいます。鳥を国の通信の手段として採用したことを領民と報告し、今後のことを交渉するためです。
交渉時のミツヒデと木々の役割分担が好きです。空気で互いが何を求めているか分かりあえていることが伝わってきます。

夜、ゼンはミツヒデに白雪への思いを打ち明けます。

ゼンとミツヒデと木々は城に戻り、ゼンは白雪と会い、互いの思いを確かめ合います。


●第15話
回想です。
ミツヒデがゼンに初めて会ったときのことが描かれています。


●第16話
回想です。
ゼンが人に対して気持ちを打ち明けることを躊躇する出来事が描かれています。
ゼンとミツヒデの主従が特別なものになったいきさつもわかります。


●第17話
ゼンとミツヒデと木々とオビと白雪でユリカナという街に遊びにいきます。


ゼンと共に歩いていくかたちができました。
続きます。


あきづき空太 赤髪の白雪姫 4巻
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