高華国と真国の争いに決着です。
真国側に登場する人物が主に描かれていて、ヨナ達はやや脇に置いている印象です。
高華国は次どういう戦略で進むのかそこにどうヨナ達が絡まっていくのか楽しみです。
四龍から力が発動されます。これまでの力とは違い、四龍の意思を具現化したような力です。
その場にいた誰もが一体何が起こったのか、理解を超える出来事に呆然とします。
ヨナ自身も飛んできた矢が目の前で全てへし折られ地面に落ちていることにびっくりしています。
ゴビ神官は神話より伝わる四体の龍の神の力と言ってもいいような力に興奮します。
真国の兵士は四龍を自国のものにしようと捕まえます。
ユンがジェハにしがみつき抵抗します。
兵士はユンを引きはがそうと殴りかかります。
ハクが助けに入り、ジェハとキジャを抱えヨナのところに連れて行こうとします。
兵士は阻止しようとハク、キジャ、ジェハの頭髪や衣服を掴み歩みを止めようとします。
兵士たちの手をヴォルドとアルギラが振り払います。
タオ姫がゴビ神官に話しかけると本性を現します。コウレンを指差し、
「コウレン姫にはこの国の平和の為に死んでもらわねばならんのです!!」
黒装束の刺客に命令します。
コウレンは、
「…頭上に気をつけよ」
と言います。ゴビ神官は何のことだかわからないので呆気に取られていると、ミザリが黒装束の刺客を片っ端からやっつけてしまいます。
風の部族の野営地で治療受けていたヨカタの意識が戻ります。
空の部族軍が到着します。
テウ将軍はスウォン陛下に報告をしていると、空の部族軍の兵士がヨカタを捕えてスウォンのもとに連行してきます。
ヨカタはスウォンに一方的に話していると、空の兵士が無礼だと斬ろうとします。
テウが止めます。怪我人だったヨカタを助けた、だから自分の目の前で斬って捨てるのは風の部族の仁義に反するのでやめと言います。
テウの言葉にヨカタは驚きます。
スウォンはヨカタに、
「真国に戻り、我々が到着した事を誰か偉い人に伝えて下さい」
と伝え解放します。
テウが肩を貸しヨカタを真国の野営地まで連れて行きます。
ネグロが野営地で、アルギラとミザリが黒装束の刺客と戦っているのを目にします。
ヨカタはコウレン姫に、
「コウレン殿下 スウォン王が国境にてお待ちです」
と伝えます。
ヨカタとミザリは黒装束の刺客を相手に闘います。
コウレンは剣を手にし、ゴビ神官向かって行きます。
ゴビ神官は必死で逃げます。コウレンが剣を振り上げると、民を犠牲にして逃れようとします。
コウレンは剣を止めます。その隙に刺客がコウレンの背中に剣を振り下ろします。
ボロボロになってもコウレンは戦いを続けます。その姿にタオ姫は涙します。
ゴビ神官は嘘がバレて民から責められ、逃げ出してしまいます。
コウレンとタオはヨナとハク、ヴォルドとアルギラを率いて、スウォンの前に現れます。
互いに名を名乗っていると、往生際の悪いゴビ神官がどこからか現れ、スウォンを言いくるめようとします。
スウォンは取り合いません。
スウォンとコウレンとタオの会談が始まります。
風の部族は心配そうな顔ばかりです。
リリはヨナに駆け寄り、守る、と力強く言います。
天幕からコウレンとタオとヴォルドとアルギラが出てきます。
真国の外交と軍事は高華国の監視下に置かれることになりました。
コウレンは、
「他に選択肢はなかった」
不平等な条約ではあるが、真国の民が救われたことに一応の決着がつきます。
怪我を手当てし、コウレン達は真国に帰っていきました。
ケイシュク参謀のヨナへの警戒は上がる一方です。
四龍は意識は戻りはしたものの、身体が麻痺してまだ動けません。
ヨナはハクがいないことに気づき探しに行きます。
ハクは風の部族の野営地でアヤメに手当してもらっていました。
ヨナはこそっとハクとアヤメを覗き見ます。
ヨナは、ハクのアヤメとのやり取り、風の部族の人達との会話を聞いて、自分がハクの自由を奪っているのではを考えはじめます。
ハクはぎこちないヨナの様子を何かおかしい、なぜ突き放そうとしているのかわかりません。
ヨナはジェハにハクの事を話し、キジャやユンに諭されて、ハクに考えを伝えます。
ハクはヨナしか見ていないと告白する台詞を言います。
ユン、キジャ、シンア、ジェハ、ゼノは感動して泣いています。
ヨナはびっくりしすぎて腰が抜けたようにその場にへたり込んでしまいます。
続きます。
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