村田蔵六と妻の琴の夫婦喧嘩のスピード感と全速力で逃げる蔵六がおかしかったです。
おイネの寂しげな表情をみるとこちらまで哀しくなってきます。
過去に書かれた書物が領土の主権を主張するのにこれほど根拠になるものだとは思っていませんでした。
歴史で書物を大量に焼いてしまうという出来事を特に宗教絡みでよくみるけど、これほど愚かな行為はないのではないかと思います。
過去の歴史の真実を葬り去りたいのであれば、書物を焼いてしまうという暴挙に出ることが新たな真実を作るのに有効な手段になってしまうとも思いました。
江川太郎左衛門英竜が過労死します。
後世にどう評価されるか予想しながらも、そのときに必要なことを、将来に必要になるであろうことに全力で取り組んだ功績をこの作品を読むまで知りませんでした。
とてつもない重要人物です。
知らなかったのが恥ずかしいです。
獄舎での吉田寅次郎が描かれています。囚人も牢役人も教師になり生徒になり一緒になって勉強します。本文にもありますが、寅次郎はどこに行っても教育者だなって思います。
中村諭吉(福沢諭吉)の生い立ちが描かれています。
身分にこだわりのない、頭が柔らかく発想が豊かな人物はいつの時代にも大きな影響を与えるもんだなと思いました。
続いて大坂、北浜三丁目の適塾。
九州中津からやって来た中村諭吉(福沢諭吉)が登場し、適塾に来るまでを生い立ちから描いています。この流れがこう続くのかと思うことばかりで勉強になります。
みなもと太郎 風雲児たち 幕末編 8巻
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