2016年11月24日木曜日

高橋留美子 境界のRINNE 7巻

桜のことになると動揺を隠しきれないりんねと、りんねのことで気になることがあっても表には出さず冷静に振舞おうとする桜が面白いです。




今まで来なかった霊が家に現れ、困った桜は原因究明をりんねに依頼。「桜の家に遊びに行ける」と舞い上がるりんねだったが、二人の仲をやっかむ十文字&鳳が押し掛け、調査は一向にはかどらず…!?化け猫・呪いに祭りの怪異…霊的トラブル続々発生で死神りんね、東奔西走!




リカちゃんに夏祭りに誘われるりんね。

以前、遊園地に誘われて悲しみのどん底に落とされるくらいタカられた苦い思い出があるからか、即決で断ります。

このあとのリカちゃんの行動はぜったいにわかっててやっていると思います。



桜とミホちゃんとリカちゃん、そして翼がお祭りを楽しんでいると、りんねが女の子と手をつないで歩いているところを目撃してします。

いままで見たこともないような笑顔のりんねを見て、桜は読み取りにくい反応をします。

一方、女の子と手をつないで、デートしていると言ってしまったりんねは全身汗だくで、桜に誤解を解く方法と依頼された仕事で大忙しです。



女の子に向けた笑顔は営業スマイルだと静かに弁解しているりんねの心の内はどんな感じだったんだろう。

これでわかってくれただろうか?と不安がいっぱいだったのかな。



ミホちゃんとリカちゃんとで海に来た桜。

浜辺に幽霊がウヨウヨいます。

ちょうど浜に除霊のバイトに来ていた翼、霊たちを集めて成仏させるバイトをしている鳳とりんねに出会います。

りんねに桜と翼が海デートだと知らせたかった鳳、あっさりとさっき会ったばっかりだと桜に言われてしまう翼ががっかり感が面白かったです。

「桜っ」

初めて名前で呼んだりんね。

そのあとの桜はちょっと意地悪な気がします。

翼のほうはりんねが桜と下の名前で呼んだのがうらやましかったんだろうなと思います。



霊道石という石が俗世間に興味を持ち、大都会のゴージャスな夜を満喫しないと元居た場所に帰らないとダダをこね、りんねに接待させます。

壊してしまうと罰金を支払わなくてはならないので下手にでて、低予算でできる限りのもてなしをします。

何百年も人間を見てきて、よりによってホストクラブに興味がわくというのが面白かったです。



祠を壊してしまい化け猫にとり憑かれてしまった小学生を助ける依頼を受けたりんね。

小学生たちを無事救出するまではかっこよかったのに、そのあとがダメダメだったりんねでした。



自宅にいるときは霊を見ることはなかった桜。

ところがこのところ家の中で幽霊をやたらと目にするようになり、りんねに相談します。

桜の家に行くことになったりんねの浮かれ具合が面白いです。

それを見ていた翼と、若手死神の死神道具の講習会を欠席してどこかに行ってしまったのを不信に思う鳳と六文に邪魔され、桜の家で二人きりの楽しい時間を過ごせるはすが、全員ついてきて、ふくれっ面のりんねなのでした。



それでも桜とふたりになりたいりんね。

あらゆる策略を総動員して翼と鳳を桜の家から排除しようとします。

りんねの必死さが面白かったです。



桜にとって頼りになる存在でいたいりんね。

手痛い出費でも男はじっと我慢のりんねでした。



園芸部にかけられた呪いをとくという依頼を受けたりんねと桜。

わかりやす過ぎる反応をする朝妻トモオと井本、サツマイモが人間的な感覚でしゃべるのが面白かったです。



高橋留美子 境界のRINNE 7巻
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