2015年10月18日日曜日

天野こずえ AQUA 1巻

かつて火星と呼ばれていた惑星が惑星地球化改造(テラフォーミング)されてから150年。極冠部の水の予想以上の融解で、地表の9割以上が海に覆われたこの惑星は、今日では水の星として親しまれていました。



地球歴2301年4月3日。観光客専門のゴンドラ漕ぎ水先案内人(ウンディーネ)になるために地球(マンホーム)から火星(アクア)にやってきた水無灯里(みずなしあかり)という女の子の物語です。



この惑星で暮らしている人や、旅行でやってくる人と触れ合い、同じく一人前のウンディーネを目指す見習いや、先輩とともに過ごす日々のなんでもないことや季節に訪れるこの星ならではの出来事などが優しく描かれていて、ゆったりとした気持ちにさせてくれます。



水無灯里が到着したのはマルコポーロ国際宇宙港、水の都の名は、ネオ・ヴェネチア。地球(マンホーム)にあったイタリアの都市ヴェネチアをモデルに作られた町です。

水先案内人(ウンディーネ)になるための修業先はARIAカンパニーという社長が猫の従業員が1名、灯里を合わせて3人の小さな会社です。アリア社長はしゃべれないけど知能は人間並というすこしぷっくらした猫です。



同業者の姫屋の藍華ちゃんと出会い、夏の始まりを告げるアクア・アルタ、猫の妖精(ケット・シー)といわれる猫の王様、ペア(両手袋)からシングル(片手袋)になるための試験が収録されています。

好奇心旺盛でのんびり屋でどんなことでも楽しめる水無灯里とブリンブリンの猫のアリア社長といつも笑顔のアリシアさん。とても安心する漫画です。



天野こずえ AQUA 1巻
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