糸真は思ったことを言って仲間外れにされ転校して今度は失敗しないように思ったことをすぐに口にせず気持ちをなるべく表に出さないように過ごします。そうすると友だちといさかいを起こさずにすみます。なるべく平穏に仲間外れにされないようにすると周りと比較しさみしさを感じていまうことになり、自分の中でのバランスをとりたくて誤った選択をして相手を傷つけてしまいます。
糸真はどちらを選んでも失敗してしまうとわかり、自分らしくいこうと決めます。弦が振り向いてくれてよかったと思います。
晴歌は意中の人を誰にも奪われたくなくてようやく自分のものになったのに相手の気持が自分に向かないことに落胆します。好きなのに気持が通じ合わない、自分を見てくれないさみしさを感じます。
弦は自分の気持がよくわからないすこし鈍いところがあり、環境の変化によって気持ちに気づきます。和央のことしか見ていないというのはわかりにくかったです。糸真だけは特別なのだろうという感じはつたわってきました。
和央は思っていてもあまり口に出さない人物です。
登場する人物の外と内の感情の動き、頭の中で考えていること口に出すことの違いが面白い作品です。
和央と弓が仲良さそうに会話しているのを和央を尾行して弓の住まいにやって来た女子が見ています。
糸真は晴歌に金沢と別れたと言います。他に好きな人ができたのかと訊かれて弦と応えます。
晴歌は怒ります。学校中、廊下や階段で言い合いをします。
糸真と晴歌が言い合いをしているのを見た弦は女子怖いと怯ます。
弦は和央と学校を出ると金沢を見かけます。
金沢は糸真にメッセージを送り続けています。
糸真は金沢に返信しませんでした。
和央は弓とすみれの散歩をして楽しいひとときを過ごします。公園のベンチで話し仲睦まじくしているところを写真に撮られてしまいます。
糸真の携帯に金沢からメッセージが届きます。和央と弓が一緒にいるところを目撃したようです。
糸真は和央と弦と学校に行き、もう一度金沢に会ってくると言います。
弦は隠れてついていくと言います。
金沢がやってきます。糸真はきちんと関係を終わらせることができます。
金沢は和央と弓を目撃して、もう一人糸真と同じ制服を着た女子がカメラで和央と弓を撮っていたと言います。
隠れていた弦が出てきて金沢にその女子の特徴を訊きます。そして大体把握したところで走って行ってしまいます。
糸真は金沢にわたしよりも和央の方が大事なのよと笑います。
弦が戻ってきます。
弦は忘れたと言って糸真の手を引いてつれて行きます。
糸真は金沢にばいばいと言います。
金沢もばいばいと言います。
公園を出て弦は糸真に和央と弓の写真を撮った女子が和央に告白したやつだよなと確認します。
シマは弦が戻ってきてくれたことで弦に晴歌と言い合いになった理由を教えるとキスをします。
糸真は和央に弦にキスしたと報告します。
弦は糸真の行動について考え寝付けません。
糸真は弦に気まずくていつもより早く学校へ行きます。教室で写真を撮った女子を見かけます。
弦も糸真に対して気まずくていつもより早く学校に来ていて、掲示板に貼られた和央と弓の写真を見つけます。
写真は他の生徒も見つけ大騒ぎになります。
糸真と弦と晴歌はどう対応しようか話し合います。
和央は落ち着いています。職員室に呼び出されます。
夜和央は両親に弓とつきあっていることを打ち明けます。
インターフォンが鳴ります。弓と弦がやって来ます。
弦は糸真にコンビニ行こうと誘います。
弓は和央の両親に学校で起こった問題について話します。
弦は糸真からのキスは告白なのだとわかり断る返事をします。
和央は弓とのことは事前に打ち合わせていて、教師たちに説明しお咎めなしになったと説明します。
糸真は帰宅し和央に弦にふられたと言います。
学校に行くと和央は男子から女子からキスしてとからかわれます。
時間が前後して描かれます。
和央以外の家族が東京に移り糸真は大学に通うことになります。大学生活と札幌の高校生活の卒業までが交互に描かれます。
糸真と弦との関係が主に描かれます。
弦は糸真におまえがいないとつまんないと言い、東京の大学に合格し糸真とつきあうところで物語は終わります。
いくえみ綾 プリンシパル 7巻
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●関連リンク
集英社コミック公式 いくえみ綾 プリンシパル
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