2018年5月28日月曜日

渡辺多恵子 風光る 6巻

神谷清三郎こと富永セイ。女でありながら、激動の新選組の中で着々と真の武士になるべく力を蓄えてきたセイの、豹変の時が遂に訪れた!!それは新選組にとって長い長い一日、元治元年6月5日。三条小橋の旅籠・池田屋…。“新説・池田屋事変”で新境地を拓いた渡辺新選組、大注目の第6巻登場!!


池田屋事変とその前後のことが描かれています。

神谷清三郎が大活躍です。
自分の仕事は沖田先生を守ること。
それさえできれば死んでもいいという心構えと沖田の何げない振る舞いに感じる幸福感。

池田屋での出来事は神谷を鬼にさせるのに充分で、この出来事によって大きく成長することになります。

緊迫した状況なのにあいかわらず間の抜けることを言ったり、心の変化に気づかない沖田と腑抜けた沖田に助言などしてやるかという態度や神谷への恋心を抑えようとする斎藤一が面白かったです。

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