2024年11月8日金曜日

やまもり三香 ひるなかの流星 2巻

担任の教師・獅子尾への特別な感情に気付き始めたすずめ。

どまどい、気持ちを否定するけれど、その想いは加速してゆきます。

そんな時、クラスメイトの馬村がすずめに対して驚きの行動に出て!?




すずめは獅子尾が好きで、馬村はすずめを好きで、獅子尾はすずめのことを気にかけすぎている気がしていてもまだはっきりとわからないです。

そうなると馬村を想う猫田ゆゆかはどうなるのでしょう。すずめに何と言うのか気になります。




すずめは獅子尾を意識してしまいます。学校へ行くと猫田ゆゆかが親睦会について話しかけてきます。何のことかわからず訊くと1泊2日で自然の家に泊まりに行くという学校行事なのだと知ります。

黒板に親睦会でやりたいことがリストアップされどれにするか選択し名前を書くよう言われます。

猫田ゆゆかはすずめに馬村と同じことをしようと言います。馬村は釣りの項目に名前を書いていて、すずめと猫田ゆゆかも釣りに名前を書きます。



親睦会。自然の家に到着しそれぞれやりたいことごとに分かれて行動します。

すずめは釣りが得意みたいでどんどん釣り上げていきます。

猫田ゆゆかは生餌を針につけることすらできません。

すずめが代わりにエサを針につけてあげます。どうして馬村のことが好きなのか訊きます。猫田ゆゆかが本当に馬村のことが好きなんだなということがわかります。

すずめは獅子尾が様子を見に来たので、猫田ゆゆかに向こうの方を散歩してくるとその場から離れます。



すずめは少し考え事をして歩いた後、帰ろうとすると迷子になってしまいます。焦っていると馬村がすずめを追いかけてきていて安心します。しかし、足を滑らせすずめと馬村は穴のようなところ落ちてしまい戻れなくなります。

獅子尾がすずめを馬村がいなくなっていることに気がついて、生徒が森の方へ行ったと言うので探しに行きます。

雨が降ってきて、すずめは熱を出してしまいます。

獅子尾がすずめと馬村を発見し、二人を引き上げて宿舎に戻ります。



すずめはそのまま眠り続けます。目が覚めると猫田ゆゆかが側についてくれていることに気がつきます。

猫田ゆゆかはすずめに獅子尾のことが好きなのか訊かれます。答えずとも表情がすべてを語っていて猫田ゆゆかは相談に乗るよと言い部屋を出ていきます。

獅子尾が具合を診に来て、すずめは獅子尾への想いをはっきり認めます。



親睦会が終わるとテストが待っています。

すずめは馬村たち男子が勉強しようと話しているところに入っていき自分も参加したいと言います。

勉強は諭吉おじさんの店ですることになります。

すずめは猫田ゆゆかから教えてもらいます。なかなか理解できず勉強になると睡魔が襲いかかり、猫田ゆゆかの説明を聞かずコックリコックリと頭を揺らします。

猫田ゆゆかはすずめの態度に激怒し、本性を友達の前で晒してしまいます。しまったと思ってもすでに遅く、なにより馬村に怒鳴っている姿を見られたことに恥ずかしさを感じています。

すずめはとっさに猫田ゆゆかを庇うために馬村の腕に手を回します。

馬村は触れられたので顔を真っ赤にします。

それを見た友達たちは猫田ゆゆかの素性に親しみを感じ、馬村のスカしている態度の本当の所を知り和みます。

勉強ははかどらず解散します。



すずめは馬村に謝ります。

馬村はすずめに歯をくいしばれと言います。

すずめは目を閉じます。

馬村はすずめの頬にキスをします。照れながら、これでゆるす、と言い帰っていきます。

すずめは驚きます。



翌日、すずめは学校に行きます。馬村に会ったらどういう態度でいようと考えていると馬村から声をかけられます。

すずめは動揺します。気まずくて逃げ出します。

猫田ゆゆかは本性を知った先日の友達が学校で言いふらしたことで同級生の話題の人物になります。



すずめは馬村を屋上に呼び出し、なぜ頬にキスをしたのか訊きます。馬村が自分を好きなのだと知ります。



すずめは獅子尾を見つけ話しをします。距離を近づけたいと思い会話をします。

しかし、獅子尾は拒みます。



テストが返却されます。

すずめは13点で補習の課題を受け取ります。

教室で補習の課題に取り組んでいると獅子尾がやってきて、拒絶の仕方がひどかったと謝ります。

猫田ゆゆかは馬村に話しかけます。夏休み遊びに行こうと言うと、馬村はあいつがいるなら行ってもいいとこたえます。

猫田ゆゆかはあいつという言葉にひっかかります。



すずめは課題の一つを終えます。

獅子尾先生がおくって行ってやるから待っとけと言われ、二人で校門を出たところで、獅子尾が五月と声をかけられます。

獅子尾はつぼみと言います。

ショートヘアの女性が立っています。

獅子尾はすずめを諭吉の姪だと言って紹介します。

つぼみは獅子尾に諭吉の店に行こうと言います。すずめは帰りますと言って歩き出します。つぼみの存在を知り気持ちがモヤモヤします。



すずめは一日中ボンヤリして学校を出ようとすると

学校の外で待っていたつぼみに声をかけられます。

つぼみはすずめに獅子尾はいるかと訊きます。

すずめはもう帰りましたと嘘をつきます。

するとつぼみは忘れものだという獅子尾のライターを渡します。獅子尾がいないから諭吉に渡しておいてくれと言い帰ります。

すずめはライターを受け取り学校に戻ります。職員室に行って獅子尾がどこにいるか訊くと保健室にいると言われ向かいます。保健室のベッドで獅子尾が眠っています。獅子尾の背中を見つめ、「すき」と言います。

続きます。



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