「時間は降り積もる。誰にも同じように――。」
それぞれに新しい時が経ち… そして、誰にもまた新しい物語が待っている。
大人気青春ラブストーリー、その後の日々を描いた番外編がつながっていく、完結巻!
最終巻です。
本編は12巻で終わりです。
13巻は雫とハル以外の人物の物語が描かれます。
夏目とササヤンの恋の進展の話、山口伊代と優山の話、優山と雫の弟隆也の話、隆也と大島の話などが描かれます。
隆也と大島の話がよかったです。
夏目とササヤンの話は、ササヤンの視点で高校3年間の心情が描かれています。
山口伊代と優山の話は、優山ってハルとよく似ていてどこかズレている気がします。そして、山口伊代もズレていて互いのズレがかみ合うというような話しなのかなと思いました。
優山と隆也の話は、優山の歪みは母親によるものなのだとわかります。優山と隆也がたまたま甘いもの好きで意気投合するのがちょっと面白かったです。
隆也と大島の話は、隆也がずっと思いを秘めていた大島に告白する話です。
隆也と大島は高校で再会します。大島は教師になるため教育実習で高校にやって来ます。
教育実習が終了し、隆也は大島が雫とハルの結婚式の招待状の出席の返事を自宅まで持ってきた時告白します。
雫とハルの結婚式の日、隆也が大島に話した招待状を持ってきたあの日、大島が腕時計をしていないことを確認して告白したと言います。
腕時計をしていなかったからという理由で大島に口づけした隆也がすごいなと思います。
大島は拒否できたはずなのに隆也だから許したのであれば、あの日、返事をしなかったのはなぜだろう。優柔不断で勇気が出なかったのはそう簡単には治らないのかなと思いました。
雫とハルの結婚式の日も大島は隆也への返事に困っていて、大島らしいなっと笑顔になりました。
登場する人物それぞれがいろんな考えを持ち物語ができていくのが面白かったです。
終わりです。
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●関連リンク
講談社コミックプラス となりの怪物くん
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