「どうしてこんなにかみ合わない」
たぶん何かがズレている。でも戻し方がわからない……
ちゃんと人と向き合おうと変わり始めた水谷雫は、ついに、となりの席の超問題児・吉田春に再告白する。
しかしハルは、雫に興味を示す友達・ヤマケンを意識しすぎて、それをまさかのスルー!!
全然かみ合わない2人だったけれど、夏目さんの恋が動き始めたことで……?
ヤマケンが雫を気にし始めます。雫はまったく気にしていないし、ヤマケンの好意を気づいてもいません。ハルはヤマケンをけん制します。この三人のおかしな関係が描かれています。雫にとってヤマケンがあまりに存在感がないのが面白いです。
3学期が始まります。
雫の横で夏目は何度も何度も大きなため息をついています。夏目の高校生までの人生が描かれます。男子が嫌いという理由が明かされます。
学校帰り、雫とハルとササヤンと夏目はみっちゃんに会います。
夏目はみっちゃんに告白して以来会うのでつき合おうかという返事が来るものだと思っています。でも何もありませんでした。みんなが普通に持っているものがどうしても手に入らなくて、もがいていたのに、男の人を好きになってしまって付き合うことになるかもと期待していたら何の反応もなくて、ホッとした気持ちと思いが通じなかった落胆する気持ちがごちゃ混ぜになりどうしたらいいかわからなくなります。
夏目は雫に元旦にみっちゃんに告白したのに、スルーされたと言います。
雫は想像もしていなかったようで驚きます。
夏目は迷惑だったのかなと言います。
雫は聞いてみればと言います。
夏目はあれこれいろいろと思いめぐらせて、頑張ることにすると言います。
雫は夏目の気持ちは何が違うとは言えないのに何かが違うと感じます。
バッティングセンターでみっちゃんとササヤンが話していると夏目が来ます。
夏目とみっちゃんは会話がかみ合っていなくて、夏目はみっちゃんに付き合おうと言ってもらえたと勘違いし抱きつきます。
学校帰り、ハルは雫にみっちゃんはものすごく鈍いやつだと言います。
みっちゃんは夏目に違うそういう意味じゃないと言います。俺には気持ちを受け取れないと言います。
夏目はなぜかポジティブで2人の恋はまだ始まったばかりだから頑張りますと言います。
ササヤンは帰り道に夏目に応援すると言います。
翌日学校で、雫は夏目とササヤンに応援するとは言っていないと言います。
ハルは夏目がみっちゃんのことを好きだということを知ります。ササヤンと二人で夏目のことを話して雫のことを思います。
みっちゃんの母の一周忌法要が行われます。
ハルにとってみっちゃんの母は伯母にあたる人です。ハルは彼女からたくさんのことを教わりました。言われたときはわからなかった感情や感覚は今はシズクを通じてわかり始めます。シズクに会いに行きます。
雫はハルの様子がおかしいのに気がつきます。でも聞くことができません。
ハルはキスしていいか? と言い、雫が目を閉じると雫の前からいなくなります。
雫はハルのことを考えながら歩いていると優山に会います。優山からみっちゃんの母の一周忌法要があったこと、ハルがその人に世話になっていたことを知ります。さっきハルがいなくなったとき追いかけるべきだっとかな思います。考えていると何かわからない不安におそわれます。優山に買い物があるからこれで失礼しますと言おうとすると、優山がハルのことを知りたいなら来る? と車に乗るよう言います。
雫は車に乗ろうとします。
ヤマケンが雫に声をかけます。優山の乗る車のところまで行き雫を連れていきます。
ヤマケンは男の車に簡単に乗るなと叱ります。
雫はハルの話だっていうからだと言います。
ヤマケンはハルの話をハル以外の人から聞いてどうするんだと言います。じゃあなと言い別れようとします。
雫はこのあと時間ある? と引き止めます。
雫はヤマケンの意見を参考にして電子辞書を買います。カフェに入り、ちょっとした話をします。
ヤマケンは雫の何かに胸が高鳴ります。
ハルはバッティングセンターの前で夏目をみつけます。
ハルと夏目の会話が面白いです。
店の中に入ろうとするとヤマケンの仲間のトミオ(富岡)、マーボ(昌弘)、ジョージ(城島)がやって来ます。彼らは夏目に会えてうれしそうです。トミオがハルにガリ勉(雫)はと訊くと、ハルは行方不明だと言います。
夏目はみっちゃんにチラシを見せます。スキー貸別荘と書いてあります。みっちゃんは高校生の小遣いの範囲で遊びなさいねと言います。
夏目はみっちゃんが変わりなくいつもどおりに接してくれるので安心します。
トミオがヤマケンに電話します。雫がヤマケンと一緒にいるのがわかり、ハルにガリ勉が見つかったと電話を渡します。
ハルと雫が話していると、ヤマケンが電話を代わりハルを挑発します。
マーボは夏目の持っていたチラシを見て、別荘ならうちあるよ、来る?と言います。
1泊2日のスノボ旅行です。
雫、ハル、夏目、ササヤン、ヤマケン、トミオ、マーボ、ジョージ、大島、大島の友達ユウちゃんの10人です。
送り迎えはみっちゃんがしてくれます。
雫はハルに楽しんでもらうことが目的で参加しています。ハルがペットの鶏(名古屋)を家に置いてきたのでさみしいだろうと思って用意したのが唐揚げだという雫のズレ具合が面白いです。
夏目はみっちゃんが帰るというので残念がります。
それぞれが目的を抱えながらスノボを楽しみます。
別荘は豪華で夏目とササヤンは驚いています。
夏目はヤマケンが雫に気があると察知し雫とハルの邪魔ばかりすると怒っています。ササヤンと意見が食い違い言い合いになります。
夜はカレーシチューという謎の食べ物を作って食べます。
夏目はササヤンに怒っています。
ユウちゃんは雫にどっちがすきなのと訊きます。
その場にいる全員がハルかヤマケンのどっちなのかということを訊いている思っています。雫だけは違っていて、どちらかというとシチュー?と応えます。ピンと張りつめていた緊張感が解けます。
食後、ヤマケンはどこかの部屋に一人でいます。雫がハルと自分どちらが好きかと訊いたら何というだろうと考えています。
雫は居間がうるさいと、ヤマケンのいる部屋に来ます。
ヤマケンは雫と二人きりになることができたので、ここに留まらせようと雫の興味をひく話題を振ります。
雫はヤマケンの期待通り、楽しそうに話し始めます。
ハルとササヤンが雫とヤマケンが楽しそうに話しているのを見つけます。
ハルが雫のところへ行こうとするのでササヤンが止めます。ササヤンは雫がなんのためにここに来たか考えろと言います。
ハルはササヤンを振り切って、雫とヤマケンがいる部屋に行こうとします。でも、優山の言っていたことを思い返して行くのをやめます。
ヤマケンとしゃべったあと雫はうたたねをしていて、目覚めると寒いから先に戻ると言います。
ヤマケンは雫の手をつかみ、携帯番号教えてと言います。
雫は携帯持ってない、手を離してと言います。
ヤマケンは離さないって言ったらと雫との距離を詰めます。
ガラス越しにユウちゃんが雫とヤマケンをじっと見ています。いいキャラクターです。
あわててヤマケンは手を離します。
ササヤンは戻ってきた雫に上の女子の部屋に行くの? と言います。
雫は着替えるだけだけどと部屋に行って温かい格好に着替えます。何か気配を感じるので見ると、ハルがいます。壁際に三角座りをして雫を見ています。
雫はなんで声をかけないと言います。
ハルは声をかけようとしたらなんか始まったから声が出なかったと言います。
雫はハルに今日楽しかった? と訊きます。
ハルは楽しかった、すごくと応えます。
雫はそっかよかった、今日はそのために来たからと言います。
ハルは手を出してと言い、自分の手を重ねます。やっぱ来ねえなと言います。雫が何が? と言うと、初めてシズクが俺に触れた時腹の中があったかくなった、俺が欲しかったのはこれだと思った、それが嬉しくて嬉しくて、胸がドキドキして、てっきり恋だと思ったと言います。
雫はこの間はそれを確かめに会いに来たのかと思い、じゃあ、今は恋とは違うの? と訊きます。
ハルはそんなことはないと言います。
雫は手を触れてダメならハルの期待にこたえるにはどうしたらいいんだろうと言います。
ハルは笑顔でもういいよと言います。
雫はハルが笑うと安心すると言い、眠気がきてそのまま眠ってしまいます。
ハルは居間に戻ります。
ササヤンはハルのことを気にしていたので上の部屋から降りてきたハルに暴れんのはやめたわけ? と言います。
ハルはやめた、シズクの安心が第一だからなと言います。
大島は動かない自分を情けなく感じています。
ヤマケンは雫に本気になりつつあります。
夏目はどこに行ったのかと思ったら、雫とハルがいた部屋に隠れていて、一部始終会話を聞いていたのでした。
続きます。
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