会社の女性社員の中で高台光正(こうだいみつまさ)と平野木絵(ひらのきえ)が結婚するという情報が飛び交います。
木絵は光正の祖母アンのひと言でマリッジブルーに突入しています。
ホリー・ジョーンズというアメリカの支社で光正の上司だった人が日本にやって来ます。
マリッジブルー中の木絵は光正とホリーの親密さに嫉妬してします。
光正は木絵の心を読み秘密を隠したままにしておくことに後ろめたさを感じます。このままではいけないという気持ちが強くなり、木絵に秘密を打ち明けます。
木絵の頭の中は恥ずかしさと恐ろしさがごちゃまぜになります。心の中を読まれて平然としていられるわけもなく混乱します。自宅に帰って空想で乗り越えようとしても難しそうです。
数日後、木絵はふと自分のことばかり考えていることに気がつきます。光正の気持ちになって考えてみることで、秘密を打ち明ける危険性、能力を知られると相手から拒絶されることを想像すると、たくさん傷ついて来たのだろうと思い涙します。そして、開き直るしかないと結論を出します。
光正は木絵の変化と返事を心を通して理解します。一番の難関を乗り越えられます。
茂子と和正は木絵の決断に喜びつつ呆れています。少なくとも数週間から数ヶ月、長ければ年単位で答えが出ないと思っていたのに、三日で答えを出したからです。しかし、木絵のような人物がいるということがわかり、茂子と和正の人生に小さな変化を与えます。
由布子は部屋が余っているから光正と木絵を屋敷に住むように言います。
光正と木絵は屋敷で生活することに決めます。
結婚式です。
最後の木絵の光正への彼がテレパスだからという思いが感動します。
続きます。
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●関連リンク
集英社 高台家の人々
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