2016年1月16日土曜日

星里もちる ルナハイツ 1巻

南條隼人は結婚を控え、披露宴の準備や招待状の送付、新居も建て引渡しも完了し、新婚生活が待ち遠しい男です。


妻になる友美から一本の電話がかかってきます。
「ごめんなさい。あなたとはもう会いたくありません。だから、家も見に行けない…」
盟王製紙株式会社に勤める南條は上司八木課長に結婚がなくなったことを伝えます。


八木は落ち込んでいる南條を見かねて飲みに誘い、慰めます。酔っぱらった南條はどうしても八木課長に新居を見てもらいたくなり、新居に強引に誘います。


一人で住むには広すぎる新居を見た八木は総務課での懸案事項を思い出します。それは福利厚生施設の経費削減です。
会社が所有している独身寮の維持が困難になっていて、条件のいい代替物件を探していたのでした。


八木課長は南條に新居を女子寮にしようと提案します。
一人じゃなくなるぞ、いい話じゃないか、と持ちかけます。酔っぱらっている南條はあまりよく考えず、了承してしまいます。


後日、八木課長は着々と女子寮の件をすすめていて、会社から承認されたという事実を南條に告げます。
ささやかな抵抗を試みる南條。なんの効果もあげず、4人の女子社員とともに暮らすこととなりました。


日高りん(ひだかりん)は営業部に配属し、ネットオークションに夢中です。その他のことにはあまり関心がないようです。


茅ヶ崎裕子(ちがさきゆうこ)は秘書課に配属し、合コンをセッティングして、カップルを成立させることに情熱を注いでいます。


土屋重子(つちやしげこ)は経理課に配属しています。控え目な性格で、多くを語りません。


大月窓明(おおつきまどり)は商品開発部に配属しています。オープンな性格でなんでも話せそうです。


新居は、窓明が「ルナハイツ」と命名し、4人の女子社員と南條で生活が始まります。トラブルやすれ違い、何か一体感が欲しい南條の空回りなどありつつ、少しずつ進んでいきます。
続きます。


星里もちる ルナハイツ 1巻
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