2024年4月20日土曜日

ろびこ となりの怪物くん 7巻

「ずっとずっと感じていたい」

……名づけるならきっとこれが恋なのだろう。


水谷雫の誕生日でもあるバレンタイン当日。吉田春のおかげで気を遣うばかりだった母に電話できた雫は、自分からハルにキスをして再告白。勉強も恋も頑張るために2倍頑張ると決意する。しかし大島さんもハルに告白、ヤマケンも雫を誘おうとし、事態は急展開!? そして夏目さんが……!?




ヤマケンはハルと競って雫を振り向かせる自信があるのだろうか。雫がまったく気にもしていないのにどこで気持ちが変わると思いたいのだろうか。ヤマケンはよくわからない人物です。

ハルは少しずつ思いやりのある人になりつつあります。人間味が増しました。

夏目と大島は早く立ち直ってほしいなと思います。特に大島のような勇気はなかなか出せない気がするのでハルと普通に話せるようになってほしいなって思います。




雫はお母さんと電話しています。恋を頑張って勉強がおろそかになるかもしれない不安を口にするとお母さんは欲しいものは全部手に入れなさいと言います。

雫は母の言葉に衝撃を受け努力ならできるとやる気になります。

翌日、雫はハルを誘います。昨日までと違いはなくて図書館に行くだけなのに気持ちが変わっていることで努力していると思い込むのが面白いです。



雫に昨日の別れ際に言われたことや今日誘われたことでハルもなんだか気持ちが昂っています。

ササヤンのひと言がハルをさらに興奮させます。



いつものように雫は図書館で勉強します。今日はハルの隣に座って時々顔を見ながら勉強します。

ハルも心地よさそうです。



学年末試験の結果が発表されます。

1位ハル、2位雫です。

雫は懸命に勉強したのに2位です。ハルは折り紙の本を読んでいたのに1位です。雫は口惜しそうでハルを睨んでどこかへ言ってしまいます。

ハルは大島を見かけ声をかけます。

大島はハルに背を向け歩き出します。

ハルは追いかけてきます。目が合ったのに逃げられたから避けられたのかと思ったと言います。

大島はバレンタインの返事を聞くのが怖くて逃げてたと言います。でも、もう大丈夫だ、今、覚悟はできたから、私、吉田くんが好きですと改めて言います。

ハルは顔を真っ赤にして逃げ出します。

大島はハルが今気持ちに気づいたんだと知ります。



雫はハルが大島を追いかけていったのを見ていました。

ハルが大島のことを好きだった場合どうすればいいか考えます。自分のできることをするというところで落ちつきます。



ハルは一人になって大島から逃げてしまったことを反省しています。



雫とハルはバッティングセンターに行きます。

バッティングセンターにはヤマケンとトミオ、マーボ、ジョージがいます。

雫はトミオ、マーボ、ジョージに何しに来たと訊かれ、ここで夏目に勉強を教えることになっていると言います。

トミオ、マーボ、ジョージは夏目が来るというので喜んでいます。

ヤマケンは雫に話しかけようとします。ハルが雫の前に立ち牽制します。

ヤマケンはこの間のメガネの女とのデートはどうだったと訊きます。

ハルはあたふたして、俺は何もしてねえと言います。



ハルはみっちゃんに店番を頼まれます。

みっちゃんはハルの様子がおかしいので訊ねると、ハルは大島に告白されたと言います。

ハルはそれでどうしたと訊かれ走って逃げたと言います。もしかしたら今まで大島にひどいことをしてかもしれんと言います。

みっちゃんはハルの変化がうれしいようです。よく考えて返事してやれよと言います。



雫はバレンタインの日にハルと大島が会っていたことを知っていたのにやや不機嫌です。ヤマケンが話しかけると、気持ちにも結果が出るって残酷だと言います。

ヤマケンは雫に今から2人で抜けない? と言います。



夏目はドーナツを買いバッティングセンターに向かっています。みっちゃんに会ったら普通でいられるか心配しています。途中でみっちゃんとばったり出会います。

夏目はなにげなく話そうとして、みっちゃんは少しだけ遠ざけるような話し方をします。

みっちゃんはすこし考え、遠回りしていこうと言います。



みっちゃんは夏目にやんわりと拒絶し、あきらめるよう説得します。

夏目は泣きながら本気なんですと訴えます。



雫はヤマケンの誘いに、夏目と勉強するからと断ります。

ハルは雫とヤマケンの距離が近いから警戒しています。

みっちゃんが戻ります。

ハルは時計を見て夏目が来ないので何やってるんだろうと言います。

みっちゃんは夏目は来ないよと言います。雫とハルに泣き顔見せたくないから今日は来れなってと言います。

ハルは夏目が泣いていたことにひっかかり、なんで泣いた? と訊きます。



雫は夏目があまりにも遅いのでハルに携帯を借りて連絡しようとします。

ハルがみっちゃんと揉めています。

ハルは怒っていて、言ったよな満善、夏目泣かしたら許さねーぞって、と言います。

穏やかに対応していたのにみっちゃんはキレてしまいます。



雫は昨日のバッティングセンターでの様子をササヤンに話します。夏目が鶏小屋でじっと鶏を眺めているので追試のほうをもっと焦らなくてはと言います。

ササヤンは雫に夏目に余裕があるのではなく、放心してるんだって言います。



夏目は追試対策に身が入りません。

雫は慰めます。

夏目は泣きます。



ハルは大島に返事をします。

大島は返事を受け入れユウちゃんに報告します。



夏目は自分が原因でハルとみっちゃんが大喧嘩したことを知ります。ハルがやって来て顔中傷だらけで驚いています。

ハルは夏目にお前が困っているのに何もしてやれなかったとあやまります。

夏目はハルの思いに泣いてしまいます。みっちゃんと早く仲直りして下さいと言います。



ササヤンはバッティングセンターに行きみっちゃんの様子を見に行きます。

みっちゃんの高校生という時間の大切さに対する考え方が大人っぽくてかっこいいです。



3学期が終わります。春休みに入ります。



ヤマケンから電話がかかってきて、雫は会う約束をします。

待ち合わせ場所に10時と言って、ヤマケンは雫を待ちます。昼になっても雫は来ません。

雫は白菜を持って待ち合わせ場所を通りかかり、ヤマケンがいたので声をかけます。10時5分まで待っていて来ないから買い物に行ったと言います。

ヤマケンは5分しか待たない雫に驚きます。

雫はハルのところへ行くと言います。ヤマケンもついて行きます。

雫はバッティングセンターに行ってみっちゃんにハルがどしているか訊きます。

みっちゃんはハルは実家に戻っていると言います。

雫はハルからなにも聞いていないから不満顔です。



雫とヤマケンはファストフードに入ります。

ヤマケンは自分のペースに持ち込めなくてイライラしています。



ヤマケンは雫の家の前までついて行きます。

ハルがやって来ます。雫にお土産を持ってきました。雫の家の前にヤマケンがいるから目つきが物騒です。

ハルとヤマケンが言い合いをしていると、雫宛てに小包が届きます。お母さんからのもので開けてみると何かに携帯が入っていました。

雫はハルを呼び、お母さんから携帯もらった、と番号を覚えてと画面を見せます。これからどこか行く時はよかったらここに連絡してほしい、心配するからと言います。

ハルは笑顔で、うん、覚えたと言います。

ヤマケンは雫の携帯を取りあげ自分の番号を入れます。



ハルはヤマケンに雫に惚れているんだろうと言います。

ヤマケンは気持ちは変わるもんだよと言います。



バッティングセンターに安藤という男性がやって来ます。



安藤はハルに2学年からは本宅から高校に通うようにとハルの父親からの言葉を伝えます。

ハルは戻る気はない、と言います。



ハルは2学年になり後輩の手本になる先輩になろうとしています。

ハルは雫からクラス編成があることを知らされます。掲示板を見に行くと、2-Bクラスは雫とササヤンと夏目で、ハルは2-Aクラスになります。ひとりになり緊張しつつ教室の扉の前に立ちます。大島が声をかけてきます。大島が同じクラスになります。

ハルは教室に入らず家に帰ります。



ハルは同じクラスになった男子に接触を試みます。しかし上手くいきません。大島を見かけ話しかけます。どうしたら前みたいに話せるようになると言います。

大島はハルのことが好きだから前みたいには無理だよと言い、今話しかけてきてくれてすごく嬉しい、このまま避けられてもしょうがないと思ってた、同じクラスになれたんだから今度は友達になりたいと言います。



ハルは大島の言葉が嬉しかったようで雫に会いに来ます。大島と逃げずに話したことを報告し、雫の頬にキスします。



ハルはクラスに馴染めるよう努力します。



雫とササヤンと夏目はファストフード店でテスト勉強をしています。

ヤマケンがやって来ます。ヤマケンは雫が携帯の電源を切っているから探して会いに来たようです。

ハルがやってきてヤマケンに絡みます。

雫とヤマケンが模試の話をしているとハルは苛立ち、ヤマケンに雫はおまえなんか好きじゃないと言います。

雫はいやわりと好きだよ、と言います。

ササヤンと夏目は奇妙な三角関係を眺めています。

続きます。




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