2024年4月28日日曜日

ろびこ となりの怪物くん 11巻

「私はハルとは違う。ハルに私の気持ちはわからない――。」

順調に付き合いを続けて来た水谷雫と吉田春。しかし、ふとしたことからハルへの嫉妬を感じ始めた雫は、次第に自分とハルとの違いが許せなくなっていく。そして、ハルの兄・優山の誕生日パーティーで言い争いをしてしまった翌日から…… ハルは再び学校に来なくなってしまって!?




雫はハルにようやく思いを伝えます。感情があふれ出るのを抑えずハルに訴えます。

両親に対しても我慢してきた雫がハルに感情をぶつける場面は、ハルに出会ったことで起こった大きな変化でした。ハルが受け止めてくれるかわからず不安もあったと思います。嫌われたらどうしようという怖さを抱える雫の姿がか細い女の子に感じました。

雫が素直に正直になるためにヤマケンはこの物語に必要だったのかなと思いました。

ハルの言葉で涙が流れる雫の表情がよかったです。


雫が夏目に言ったことは、夏目にとってずっと欲しかった関係性だっただろうからうれし泣きをしている夏目を見て本当によかったねと胸が熱くなりました。




ハルが学校に来なくなって2週間が過ぎます。

雫はハルにひどいことを言ってしまったからなのかもしれないと思います。

大島は出席日数は問題ないと言います。

ササヤンはみっちゃんに聞いても家にも帰ってないと言います。

夏目は雫とハルが口論したということを聞いたと言います。

ササヤンはあの2人別れたのかもしれないと言います。ハルは雫と別れたら学校に来る意味ないと思うかもしれないと言います。

雫がやって来て、三人に何しているの? と訊きます。

夏目はハルがどこにいるか探しましょうと言います。

雫は今日模試の結果が出るからと付き合う気はないようです。

夏目は冷たいと言います。

山口がやって来ます。山口も雫にとんでもないことを言っています。

大島が山口を咎めます。

山口は言い返し、大島は静かに怒ります。

夏目はササヤンに文化祭以降元気がないように見えると言います。

ササヤンは夏目が気にかけているだと意外そうな様子です。



雫はみっちゃんのところに何度かハルの行方について訊きに行っています。

今日もバッティングセンターに行くとみっちゃんにハルから何も連絡はないと言われます。ハルから連絡があったら雫に電話するように言っておくと言います。

雫はハルがいなくなった原因は自分にあると考えます。謝りたいのに顔を見ることさえできなくてもどかしそうです。



ヤマケンとトミオとマーボとジョージ、そして山口伊代がドーナツ屋にいます。

ヤマケンは伊代からハルが学校に来なくて雫が元気がないということを知ります。予備校に行くと店を出ます。途中、雫を見つけます。

雫はやさぐれています。ヤマケンに話しかけられ、考えがまとまります。ハルに会って話さなくてはと思います。



雫は自分が勉強を頑張ろうと思ったきっかけを思い出します。

ヤマケンはハルが今どこにいるのか目星はついているのかと訊きます。

雫は思い当たるいくつかの目星について話します。

ヤマケンはハルに電話してみます。何度かコールすると電話に出ます。

ハルは雫の背後にあるたこ焼き屋でたこ焼きを食べていました。

雫は心の準備ができておらず、ハルに再会します。



夏目は雫のためにハルを探します。



雫はハルと話そうとするとヤマケンに邪魔されます。

ハルは特に慌てることもなく淡々とじゃあなと去っていきます。

雫はハルの態度にショックを受けます。



ハルは雫とヤマケンと別れた後、雫と同じくらいショックを受けています。動揺していることを悟られたくなくて、動じていないフリをしていただけでした。

ササヤンがハルを見つけます。

ハルはササヤンに2週間どうしていたか話します。

ササヤンはハルに自分の悩みを話します。



昼休み、夏目は大島と山口でハルくん捜索大作戦の会議をしているとササヤンを見つけます。ササヤンのところへ行きます。初めて見るササヤンの落ち込んでいる姿に何か感じる所があります。



夏目は雫に昨日ササヤンがハルに会ったと伝えます。

雫は私も昨日ハルに会ったと言います。

夏目は帰りに一緒に会いに行きましょうと言います。

雫は行かないと言います。不安な気持ちを打ち明けます。

夏目は一生懸命説得します。

雫は夏目にありがとう、もう一度頑張ってみる、私とハルとあなたが友達でよかったと言います。

一人になって夏目は雫の言葉でようやく欲しかったものが手に入ったと涙します。



ササヤンの部活が終わるころ、ハルがやって来て、ササヤンの悩みについて自分の意見を言います。



翌日夏目は鶏小屋でようやくハルに会います。

雫は通りかかるものの、ハルを見てすぐ目を逸らし、去ろうとします。

夏目が雫を引きとめます。

雫はまだ覚悟ができていないようです。



雫の学校の校門にヤマケンが立っています。

雫とハルは少し話します。

ハルはシズクの気持ちを知りたいと言います。

雫は迷って何も話さず逃げてしまいます。



雫は校門を出ると、ヤマケンを見つけます。

ヤマケンは雫に会うために待っていたと言います。

ハルは雫とヤマケンが二人でどこかへ行こうとしているのを見つけ、引きとめようとします。でも踏みとどまります。

夏目はハルが葛藤しているの見ていて、雫とヤマケンの後を追います。ササヤンもついて来ます。



ヤマケンは雫に告白します。

雫は驚きます。

夏目が邪魔をして、雫は返事をせずヤマケンと別れます。



雫はバス停のベンチに座り、ハルのことを考えます。

ヤマケンが雫を見つけ、好きだ、オレのこと考えてみてくれと言います。



雫はひと晩考えます。翌日、ヤマケンを図書館に呼び出し返事をします。

やまけんは雫に断わられ、諦めがつきます。



雫はハルに会いに行きます。

携帯に知らないマークの表示を見つけます。説明書で確認すると留守電のメッセージであることがわかります。日付は優山のパーティーの日、再生してみるとハルからのメッセージでした。ハルがきちんと約束を守ってくれていたことが、自分のことを考えていてくれていたことがわかります。



雫はバッティングセンターに着くとハルを見つけます。ハルに自分の思っていることを全部打ち明けます。ハルが笑顔で、おまえひでー言い様だな、シズクと言うと、嬉しさがこみ上げてきて涙がこぼれます。

続きます。




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