珠子は紀之と別れることになったらということを想像します。紀之の気持ちを信じるのにあれこれと考えてしまいます。自分の家と家族を守るために、紀之が我慢することがないよう珠子なりに考え行動しています。
あたふたしたり覚悟を決めたりする珠子の紀之への想いがよかったです。
大学3年生になります。
5月。珠子と紀之がつきあい始めて1年半たちます。
珠子と紀之は映画を観に行きます。
紀之は映画館を出ると女性に、「どーも」とあいさつをします。女性も、「あ どーも」と返します。珠子が誰かと訊くと紀之はバイト先の人だと言います。
その女性は珠子の肩に手を置き引き止めます。
「あー…… やっぱり珠ちゃんだ」
と言います。
女性は小学校4年まで一緒だった楓御妃(かえでみき)だと名乗ります。
珠子は記憶をたぐり楓御妃を思い出します。久しぶりに会って話そうとします。しかし、楓御妃が時間がないと言い、連絡先だけ交換します。
珠子は楓御妃に再会できて嬉しそうです。
紀之はバイト中楓御妃と少しだけ話すようになります。
珠子は楓御妃と飲みに行き帰宅します。紀之に楓御妃との会話を話します。
紀之は大学卒業後の進路について悩んでいます。木嶋卓はまだ園田家を継ぐことを迷っているのかと驚きます。まだ卒業まで時間があるからゆっくり考えるように言います。
紀之はこのことは珠子に言うなと言います。
紀之はバイト先で楓御妃と話し、帰宅すると珠子に楓御妃の近況を話し、バイト先で珠子の話を楓御妃に話すということを繰り返します。
紀之は帰宅し、珠子に楓御妃がクライミングのコンペに出るらしいと言います。
珠子は観に行こうと言い、サクちゃんと木嶋卓はと片倉綾乃を誘います。
珠子は初めて見るクライミングに圧倒されます。
楓御妃の出番が来ます。
珠子も紀之もサクちゃんも木嶋卓も片倉綾乃も見守ります。
楓御妃が競技を終え珠子たちのところへやって来ます。
珠子は紀之と楓御妃のなんでもないやりとりが気になってしまいます。紀之が自分の元を去るときの想像をしてしまいます。
紀之は楓御妃から借りた本を読んでいます。
珠子は本を貸し借りする関係になっているのでちょっと心配になり、サクちゃんに相談します。
サクちゃんは考えすぎと言います。
紀之と楓御妃は本の内容について話していくうちに、プライベートなことを話すようになります。
堀敬一郎が珠子の家にやって来ます。無性に珠子の顔が見たくなったのだと言い、他愛のない話をして帰っていきます。
紀之が帰宅し、珠子が堀敬一郎が来たこと、近いうちに二人に話があるから時間を作ってほしいと言っていたと言います。
紀之は珠子に将来やりたいことはないのか訊きます。
珠子は紀之の訊き方からどうしても楓御妃と紀之のよくない想像をしてしまいます。
翌日珠子はサクちゃんに相談します。そして、サクちゃんに怒られます。
それでも珠子は楓御妃紀之ともっと仲良くなっていく気がして心配になります。
堀敬一郎がやって来ます。
堀敬一郎は珠子と紀之に園田家の不動産会社に転職することが決まったと言います。そして、紀之にお前も腹を括れと言います。
珠子は堀敬一郎が園田家のために珠子のために自分を犠牲にする姿を見て号泣します。
珠子は泣きすぎて目が腫れます。
紀之は今年の夏休みひとり旅したいんだけど、いい? と訊きます。
珠子はどれくらいの期間? と訊きます。
紀之は夏休みいっぱいと応えます。
珠子は考えさせてくださいと言います。
珠子は楓御妃からご飯に誘われます。
楓御妃はアメリカに行くと言います。
珠子は紀之のこと好き? と訊きます。
楓御妃はクライミングのことしか考えられないと言います。
珠子はなんだかスッキリしません。
紀之バイト先から連絡があり、楓御妃が怪我をしたからバイトを辞めることになり、明日のバイトを代わりに入ってもらえないかと言われます。
珠子は紀之と家に帰ります。食事を作ってタッパーにつめます。紀之に楓御妃に持って行くように言います。そして、気持ちを話します。
紀之は珠子が作った食事を楓御妃に持って行きます。
珠子は紀之がいない間、いろんなことを考えます。
紀之が帰ってきます。珠子は紀之を信じることにします。
紀之は木嶋卓に旅行に行くのをやめると言い、珠子への気持ちを話します。
珠子は紀之を信じると言いがら、サクちゃんと片倉綾乃に信じきってはいないようなことを言います。面白いです。
クマちゃんの様子がおかしいです。
おじいちゃんをチラチラ見たり、美代子を隠れてじっと見つめたり、珠子に電話したりします。
おじいちゃんと美代子はクマちゃんに何か言いたいことがあるなら言いなさいと言います。
クマちゃんはある方から結婚の申し込み頂いたと言います。
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