晶は双子の弟周(あまね)に鳳城蘭を始末するのに手を貸してほしいと言います。
らんは立花から読み書きを習っていると雅人がちょっかいをだしてきて、それがドキドキするのでふざけているのかどうか気持ちが読めずモヤモヤしています。
雅人は使用人のタキのことを信用していないようです。
雅人はらんに母屋の薔薇園で毎年開かれる興宴、観薔会(かんしょうえ)に参加するので鳳城蘭の身代わりとして所作の特訓をするよう命じます。
雅人は触れられたくないというらんに腹を立てます。
雅人の学友有賀が天堂家にやって来ます。
雅人は有賀と話します。
らんは二人が何を話すのか気になり立花と隣の部屋から盗み聞きします。
内容は有賀が雅人に何か力になれることはないかというものでした。
頼ってほしいという有賀に、雅人は冷たく対応します。
有賀は残念だといい言い帰っていきます。
雅人は隣の部屋にらんがいることがわかっていて、襖を開けらんを抱え自室に行きます。
雅人はらんに膝枕をさせて少しだけ自分の気持ちを吐き出します。
立花は知り合いの村上という男性に鳳城蘭の行方を探してもらっています。
村上は新しい情報はないと言います。
らんはタキに誘われ、外に買い物に出かけます。ちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまいます。らんは体術を使い解決します。
操という女性が雅人が住む離れにやって来ます。
立花が対応し、雅人にと観薔会で身につける軍服と飾緒と懸章を預かります。
立花はらんに操から預かったものを雅人に渡すように言います。
らんは立花に雅人へ預かったものを渡したと報告に行くと、立花がタキと外出したことを叱ります。
らんは位牌に話しかけます。
雅人と立花はらんが位牌に向かって延々と話しかけているので何か鬱憤が溜まっているのだと考えます。
立花はらんに身体を動かすため薪割りをさせます。
雅人はらんに金平糖を与えます。
晶は周に鳳城蘭をどのように始末するか考えたのかと訊きます。
周は何か考えがあるようです。
らんは雅人から金平糖をもらってうれしそうに位牌に話しかけます。
らんは庭の掃除をしているとタキからこの屋敷で起こった出来事を話します。
ようやく物語が動いていきそうです。
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