2024年7月12日金曜日

池谷理香子 ハコイリのムスメ 6巻

百花は珠子という人がいて父親に会うことができてよかったなと思います。何でも持っている珠子に対して父親のことだけは譲りたくない意地のような感情もわからなくはないです。

珠子が感じたさみしさを埋めるために紀之がずっと寄り添っているのもよかったです。




百花が珠子と同じヘアスタイルにしたのを見た紀之は事態が悪い方向に向かっている気がするからと今日から一緒に飯を食うと言います。

その夜、百花は珠子にどうやって紀之とつきあったのと訊きます。

珠子は百花の歪みを感じます。



珠子は財布の中身が減っていることに気がつきます。紀之の言う通り百花がこの家にいることはよくないのかもしれないと思い始めます。

夕食の時、紀之は珠子に試験が終わったことを訊くと、百花に明々後日には地元に帰るんだなと確認します。

百花は珠子にずっとここにいさせてほしいと言います。理由を話します。

紀之は母親と話したいから電話してと言います。

百花は取り乱します。

珠子は百花に落ちつくよう言い、紀之の頬を軽く叩きます。



翌日珠子は紀之に謝ります。そして、お母さんにお父さんのことを聞いてみようと思うと話します。

紀之は好きにすればいいんじゃないと言います。

珠子は百花にずっとはここに置いてあげられないと言います。



珠子はお母さん美代子にお父さんのこと聞くためメッセージを送ります。



百花は夜、紀之の部屋に行きます。

紀之は眠ったふりをしていて人の気配に気づいています。

百花は紀之に触れようとします。

紀之は起き上がり百花に、なに? と言います。

百花はあなたに襲われたって珠子に言うと、それが嫌ならあたしをここから追い出そうとしないでと言います。

紀之はベッドから出て、珠子の部屋に行きます。珠子を起こして、これからも百花をここに置くなら、夜は珠子が俺と寝るのが条件と言い自分の部屋に連れていきます。



お母さん美代子が珠子と紀之の住む家にやって来ます。電話じゃおじいちゃんがうるさいから来たのだと言います。



美代子は珠子と紀之にお父さん吉郎について話します。結婚して、別れることになった理由、自分の生い立ち、おばあちゃんのこと、吉郎への気持ちを話します。

そして、家に住まわせている百花について訊ねられ、珠子と紀之は事情を説明します。



翌日、弁護士の堀敬一郎がやって来ます。美代子が連絡したようです。美代子は吉郎の行方を探すよう依頼し、その報告を珠子と紀之にします。

吉郎は千葉で農園を営んでいました。堀敬一郎が連絡し百花と引き取る意思があるか確認すると、吉郎は応じると言ったと話します。



珠子と紀之は百花に吉郎の話をします。

百花は行きたいと言います。

吉郎から百花に連絡が入り明日迎えに行くということになります。



翌日百花は吉郎に迎えに来てもらい、千葉へ行きます。

珠子の感情の動きがよかったです。



珠子と紀之は温泉旅行へ行く計画を立てます。

まずはサークルのスキー合宿、休みに入り帰省し、その後二人で旅行に行くことになります。

珠子は帰省中、すこしでも綺麗になるために努力します。努力がストレスになり、背中にブツブツができてしまいます。これでは紀之と温泉に行かれないと、旅行を延期しようとします。紀之に絶対キャンセルしないと言われあきらめます。



温泉旅行は珠子と紀之のちょっとしたケンカもありながら最高に幸せな思い出になります。




池谷理香子 ハコイリのムスメ 6巻
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●関連リンク
集英社コミック公式 池谷理香子 ハコイリのムスメ

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