2024年7月30日火曜日

いちのへ瑠美 きみはかわいい女の子 3巻

仲のいい小枝つぐみと瀬名正宗を眺めてニコニコしてしまいました。



小枝つぐみは親友のえんちゃんに瀬名正宗と気持ちが通じ合えたと報告します。

クラスの女子は小枝つぐみが瀬名正宗に手を引かれてどこかに行ったのを見ていたので小枝つぐみにあのあとどうなったのと訊きます。

もしかしてつき合ってるのと訊かれると、小枝つぐみはそんなことはないと否定します。

ちょうどそのときに瀬名正宗が教室に入ってきます。

小枝つぐみは今の言葉を瀬名正宗に聞かれたので気まずくなります。

瀬名正宗は小枝つぐみの手を握りみんなの前でまっすぐ見つめて彼女だといいます。そして、そのまま手をつないで帰るよと言い教室を出ます。



二人きりになって瀬名正宗は小枝つぐみになんで貶めるようなことを言ったのか訊きます。

小枝つぐみは思ったままを気持で伝えます。

瀬名正宗はきちんとつき合ってくださいと言います。

小枝つぐみは、はい、と返事します。



翌日、小枝つぐみの教室に女子が押し寄せ、瀬名正宗が彼女だと言った小枝つぐみ見に来ます。

瀬名正宗はこうなることは予想していたようで、小枝つぐみを教室から連れ出します。小枝つぐみに謝り、帰りにどこか寄り道したいから放課後までに考えておいてと言います。



萩原は瀬名正宗と小枝つぐみがつき合っていると知って面白くないようです。小枝つぐみに彼女じゃなくなるのは時間の問題だと言います。



放課後、瀬名正宗は小枝つぐみの様子がおかしいのに気づきます。ゆっくりでいい、ひとつひとつのことに感動する小枝つぐみが好きだから不安になるようなことはないと言います。



小枝つぐみと瀬名正宗は動物園にデートに行きます。

小枝つぐみは目一杯おしゃれして待ち合わせ場所に行きます。

瀬名正宗はやって来た小枝つぐみが普段と全然違って見えて驚きます。

動物園でいろんな動物を見て回り、慣れない靴で歩いたので水ぶくれができてしまいます。

瀬名正宗は気づいてあげられなかったので謝ります。

小枝つぐみはちゃんと思ってくれたことが嬉しそうです。



小枝つぐみは小テストの結果が悪くて愕然とします。瀬名正宗にテストまで勉強に専念するとメールを送ります。

瀬名正宗は小枝つぐみの教室に飛んできます。

話しをして瀬名正宗の自宅で勉強会をすることになります。

瀬名正宗の友達と萩原、小枝つぐみとえんちゃんという顔ぶれです。

小枝つぐみは萩原にやきもちを焼きます。

瀬名正宗は小枝つぐみがやきもちを焼いているので嬉しそうです。




きみはかわいい女の子 3巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
講談社コミックプラス いちのへ瑠美 きみはかわいい女の子

2024年7月28日日曜日

いちのへ瑠美 きみはかわいい女の子 2巻

小枝つぐみはこんな私がという思いが強くて瀬名正宗に対して向き合うのを怖がっています。

一方で、瀬名正宗は小枝つぐみへの想いが大きくなっているのか、小枝つぐみが他の男子と楽しそうに話しているのを見て機嫌を悪くしたり、なんとか二人になろうとして余裕がなくなってきています。



瀬名正宗は小枝つぐみを海に行こうと誘います。瀬名正宗は人気者だから瀬名正宗と仲良くなりたい女子が話しに入ってこようとします。しかし、やんわりと拒みます。

学校が終わり海に行きます。海が近くにある学校のようです。

瀬名正宗を狙っている萩原はどこかから瀬名正宗が遊びに行くのを知ってついて来ます。

瀬名正宗は小枝つぐみと仲良くしたい、小枝つぐみは瀬名正宗から女の子として見られていないんじゃないかと通じ合わない描写が面白いです。

萩原は頑張って瀬名正宗に気にしてもらおうとしているのに、瀬名正宗は小枝つぐみにしか関心がないようで、萩原がちょっとかわいそうだなって思いました。



瀬名正宗は風邪を引いてしまいます。

瀬名正宗の友人から聞いた小枝つぐみはお見舞いについて行きます。

瀬名正宗は独占欲が強そうだなと感じました。



文化祭。

小枝つぐみのクラスは演劇をすることになります。台詞にのせて、瀬名正宗に思いを伝えます。演劇を終えて告白すると瀬名正宗は俺も好きだと言い小枝つぐみを抱きしめます。



小枝つぐみはよく勇気を出して小さい頃からのトラウマを乗り越えて瀬名正宗に想いを言えることができたなと思いました。




いちのへ瑠美 きみはかわいい女の子 2巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
講談社コミックプラス いちのへ瑠美 きみはかわいい女の子

2024年7月26日金曜日

いちのへ瑠美 きみはかわいい女の子 1巻

主人公は小枝つぐみという高校1年生の女の子です。低身長でうすっぺらい体型がコンプレックスで、男子が好むふわふわキラキラした女の子とは一番離れたところにいると考えていて、恋なんてできないとあきらめています。

瀬名正宗は小枝つぐみと同じ高校一年生で、女子の人気ダントツの男の子です。

小枝つぐみと瀬名正宗の恋物語です。



小枝つぐみはこれまで男子から女の子扱いされたことがなく、淡い期待を抱いても無駄だという経験が何度もあります。

瀬名正宗と小枝つぐみは落とした髪留めピンを届けたのがきっかけで話すようになります。

小枝つぐみは今回もきっと同じ気持ちを味わうことになると思い、あまり関わらないようにします。



何度か話していくと小枝つぐみは心がドキドキして止まらなくなり、瀬名正宗に近づきたい、でもこんな私が近づいてもきっと嫌な目に会うという気持ちが行ったり来たりする様子が描かれています。



瀬名正宗は小枝つぐみと話すうちに彼女のなんでもない素の表情や感情がそのまま表情に出る様子に惹かれていきます。



小枝つぐみがどうして瀬名正宗が自分に構うのか理解できないでいるところが面白いなって思います。



いちのへ瑠美 きみはかわいい女の子 1巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
講談社コミックプラス いちのへ瑠美 きみはかわいい女の子

2024年7月24日水曜日

斎藤けん 天堂家物語 3巻

晶は双子の弟周(あまね)に鳳城蘭を始末するのに手を貸してほしいと言います。



らんは立花から読み書きを習っていると雅人がちょっかいをだしてきて、それがドキドキするのでふざけているのかどうか気持ちが読めずモヤモヤしています。

雅人は使用人のタキのことを信用していないようです。



雅人はらんに母屋の薔薇園で毎年開かれる興宴、観薔会(かんしょうえ)に参加するので鳳城蘭の身代わりとして所作の特訓をするよう命じます。

雅人は触れられたくないというらんに腹を立てます。



雅人の学友有賀が天堂家にやって来ます。

雅人は有賀と話します。

らんは二人が何を話すのか気になり立花と隣の部屋から盗み聞きします。

内容は有賀が雅人に何か力になれることはないかというものでした。

頼ってほしいという有賀に、雅人は冷たく対応します。

有賀は残念だといい言い帰っていきます。

雅人は隣の部屋にらんがいることがわかっていて、襖を開けらんを抱え自室に行きます。

雅人はらんに膝枕をさせて少しだけ自分の気持ちを吐き出します。



立花は知り合いの村上という男性に鳳城蘭の行方を探してもらっています。

村上は新しい情報はないと言います。



らんはタキに誘われ、外に買い物に出かけます。ちょっとしたトラブルに巻き込まれてしまいます。らんは体術を使い解決します。



操という女性が雅人が住む離れにやって来ます。

立花が対応し、雅人にと観薔会で身につける軍服と飾緒と懸章を預かります。

立花はらんに操から預かったものを雅人に渡すように言います。

らんは立花に雅人へ預かったものを渡したと報告に行くと、立花がタキと外出したことを叱ります。



らんは位牌に話しかけます。

雅人と立花はらんが位牌に向かって延々と話しかけているので何か鬱憤が溜まっているのだと考えます。

立花はらんに身体を動かすため薪割りをさせます。

雅人はらんに金平糖を与えます。



晶は周に鳳城蘭をどのように始末するか考えたのかと訊きます。

周は何か考えがあるようです。



らんは雅人から金平糖をもらってうれしそうに位牌に話しかけます。



らんは庭の掃除をしているとタキからこの屋敷で起こった出来事を話します。




ようやく物語が動いていきそうです。



斎藤けん 天堂家物語 3巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
白泉社公式サイト 斎藤けん 天堂家物語

2024年7月22日月曜日

斎藤けん 天堂家物語 2巻

山で育った捨て子の女の子は天堂家の使用人として働きはじめます。名前がないので書生の立花が女の子を「らん」と呼ぶようにします。



らんは使用人として働くのを楽しんでいます。同じ使用人として働くタキと仲良くなります。

タキが雅人に呼び出され、らんは何をしているのか気になります。

らんは鳳城蘭の身代わりとして天堂家の使用人として暮らしているので、鳳城蘭として最低限のことができるように読み書きの練習を立花から教えてもらいます。



らんは位牌を踏んだ雅人に仕返しをしたくて立花に相談します。

立花に協力してもらいらんは雅人へ仕返しを果たします。

しかし、雅人を怒らせてしまいらんは尻をぶたれます。



らんと雅人は鳳城蘭らしき人物が下町で働いているという噂を聞き探しに行きます。

らんと雅人は鴉(からす)と呼ばれる男と出会います。

雅人はらんへの執着を深めます。



鳳城蘭に刺客を送り込んだ晶(あきら)という女の子が登場します。

晶は雅人が結婚することに反対のようで鳳城蘭を排除しようと画策しています。




雅人は鳳城蘭を探します。らんは鳳城蘭の身代わりになります。鴉はらんに興味を持ちます。晶は鳳城蘭を消したがっています。

天堂家の人たちを描いた物語なのか、どういう方向に進んでいくのかまだわかりません。

らんの無邪気さや強さ、雅人になぜか従順なのが面白いなと思います。



斎藤けん 天堂家物語 2巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
白泉社公式サイト 斎藤けん 天堂家物語

2024年7月20日土曜日

斎藤けん 天堂家物語 1巻

天堂家令息・雅人に嫁いだ伯爵令嬢・鳳城蘭は偽物だった。生きては出られぬという天堂家を恐れた蘭の身代わりを自ら申し出たという娘は「人を助けて死にたい」と言う。




主人公は自分の名前を知らない捨て子です。山に捨てられていたのを山奥で1人で暮らしていた老人に拾われた女の子です。

捨て子の女の子は川で洗濯をしてたら川に浮いている人を見つけ助けます。

助けられ意識を取り戻した女の子は鳳城伯爵家の三女蘭と名乗り、天堂家の雅人様に嫁ぐのが嫌で川に身を投げたのだと言います。

捨て子の女の子は蘭に自分が身代わりとなるから遠くへ逃げろと言います。



捨て子の女の子は鳳城蘭として天堂家に行き雅人に会い挨拶します。

雅人は一目で目の前にいる女の子が蘭ではないと見抜きます。

女の子は説明をします。

雅人は信じられないと言い、短刀を渡します。

女の子は迷うことなく喉に短刀を突き刺そうとします。

雅人は女の子の説明は偽りではないとわかり、手を差し出し短剣を手のひらで受けます。

短刀が手のひらを刺し、女の子はなぜと慌てます。

雅人は本当にやるとは思わなかったと言い、女の子を逃がします。



女の子は家に戻ります。

自分を育て暮れた老人はすでにこの世にいなくて、見よう見まねで作った位牌をじっちゃんに見立ててその日あったことを話します。ふと、雅人の手のひらのケガが気になります。じっちゃんが作った秘伝の薬がケガに効くのを思い出し、再び雅人が住む屋敷へ行きます。邸に侵入し部屋を覗いてみても雅人はいません。薬だけ置いて帰るわけにいかずどうしようか考えていると、背後から鳳城蘭だなと言われ剃刀を突きつけられます。

雅人は自室に向かうところで部屋から物音がしたので警戒します。襖を開けると、鳳城蘭の身代わりで来た女の子がいます。床には女の子に剃刀を突きつけた男が倒れています。

雅人は女の子に刀を突きつけお前がやったのか、何者だ、何故男を相手に倒せるのかと訊きます。

女の子は身を守る術はじっちゃんに教わったと応えます。なぜ戻ってきたと訊かれ薬を持ってきたと応えます。

雅人は女の子の言うことが理解できません。しかし、その理解できないことが面白いと感じ女の子に鳳城蘭になりすますように言います。



女の子は家に帰りたいと雅人に訴えます。

しかし、雅人は女の子に鳳城蘭の身代わりとなりこの屋敷で暮らすよう命令します。



女の子と雅人は叔父が開く茶会に出席することになります。

叔父の直人は鳳城蘭と雅人に恥をかかせたいと思っていて、落とし穴を作ります。しかし、失敗し、自分が落とし穴に落ちてしまいます。



無事に役目を果たした女の子は家に帰ろうと庭に出て塀を越えて屋敷を出ようとします。

直人は恥をかかせるつもりが恥をかかされて泥酔しています。庭で女の子を見つけます。女の子を捕まえ、酔っていたので鬱憤を女の子に向けます。割れたガラス片を手に持ち女の子を傷つけようとします。そこに雅人がやって来て女の子を庇います。雅人はガラス片で脇腹を刺されます。



雅人は女の子に看病され回復します。

雅人は女の子に茶会で鳳城蘭の身代わりを務めたので褒美をやろうと言います。

女の子は家に帰りたいと言います。

雅人は却下します。女の子に鳳城蘭が見つかるまで身代わりを務めろと命令します。



女の子は雅人を助けたことで家に帰ることを許されます。家に帰り畑が無事だとわかり安心します。

雅人が馬に乗ってやって来ます。そして、女の子とじっちゃんが住んでいた家を燃やし、女の子を屋敷に連れ戻します。

女の子は雅人と暮らすことにします。




どういう物語なのか1巻ではわかりません。

雅人が山で育った女の子を気に入って側に置き、女の子が雅人と屋敷で暮らします。

女の子の様子が面白いなと感じて読み始めました。




斎藤けん 天堂家物語 1巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
白泉社公式サイト 斎藤けん 天堂家物語

2024年7月14日日曜日

池谷理香子 ハコイリのムスメ 7巻

珠子は紀之と別れることになったらということを想像します。紀之の気持ちを信じるのにあれこれと考えてしまいます。自分の家と家族を守るために、紀之が我慢することがないよう珠子なりに考え行動しています。

あたふたしたり覚悟を決めたりする珠子の紀之への想いがよかったです。




大学3年生になります。

5月。珠子と紀之がつきあい始めて1年半たちます。

珠子と紀之は映画を観に行きます。

紀之は映画館を出ると女性に、「どーも」とあいさつをします。女性も、「あ どーも」と返します。珠子が誰かと訊くと紀之はバイト先の人だと言います。

その女性は珠子の肩に手を置き引き止めます。

「あー…… やっぱり珠ちゃんだ」

と言います。

女性は小学校4年まで一緒だった楓御妃(かえでみき)だと名乗ります。

珠子は記憶をたぐり楓御妃を思い出します。久しぶりに会って話そうとします。しかし、楓御妃が時間がないと言い、連絡先だけ交換します。



珠子は楓御妃に再会できて嬉しそうです。

紀之はバイト中楓御妃と少しだけ話すようになります。



珠子は楓御妃と飲みに行き帰宅します。紀之に楓御妃との会話を話します。



紀之は大学卒業後の進路について悩んでいます。木嶋卓はまだ園田家を継ぐことを迷っているのかと驚きます。まだ卒業まで時間があるからゆっくり考えるように言います。

紀之はこのことは珠子に言うなと言います。



紀之はバイト先で楓御妃と話し、帰宅すると珠子に楓御妃の近況を話し、バイト先で珠子の話を楓御妃に話すということを繰り返します。

紀之は帰宅し、珠子に楓御妃がクライミングのコンペに出るらしいと言います。

珠子は観に行こうと言い、サクちゃんと木嶋卓はと片倉綾乃を誘います。



珠子は初めて見るクライミングに圧倒されます。

楓御妃の出番が来ます。

珠子も紀之もサクちゃんも木嶋卓も片倉綾乃も見守ります。

楓御妃が競技を終え珠子たちのところへやって来ます。

珠子は紀之と楓御妃のなんでもないやりとりが気になってしまいます。紀之が自分の元を去るときの想像をしてしまいます。



紀之は楓御妃から借りた本を読んでいます。

珠子は本を貸し借りする関係になっているのでちょっと心配になり、サクちゃんに相談します。

サクちゃんは考えすぎと言います。



紀之と楓御妃は本の内容について話していくうちに、プライベートなことを話すようになります。

堀敬一郎が珠子の家にやって来ます。無性に珠子の顔が見たくなったのだと言い、他愛のない話をして帰っていきます。



紀之が帰宅し、珠子が堀敬一郎が来たこと、近いうちに二人に話があるから時間を作ってほしいと言っていたと言います。

紀之は珠子に将来やりたいことはないのか訊きます。

珠子は紀之の訊き方からどうしても楓御妃と紀之のよくない想像をしてしまいます。



翌日珠子はサクちゃんに相談します。そして、サクちゃんに怒られます。

それでも珠子は楓御妃紀之ともっと仲良くなっていく気がして心配になります。



堀敬一郎がやって来ます。

堀敬一郎は珠子と紀之に園田家の不動産会社に転職することが決まったと言います。そして、紀之にお前も腹を括れと言います。

珠子は堀敬一郎が園田家のために珠子のために自分を犠牲にする姿を見て号泣します。



珠子は泣きすぎて目が腫れます。

紀之は今年の夏休みひとり旅したいんだけど、いい? と訊きます。

珠子はどれくらいの期間? と訊きます。

紀之は夏休みいっぱいと応えます。

珠子は考えさせてくださいと言います。



珠子は楓御妃からご飯に誘われます。

楓御妃はアメリカに行くと言います。

珠子は紀之のこと好き? と訊きます。

楓御妃はクライミングのことしか考えられないと言います。



珠子はなんだかスッキリしません。

紀之バイト先から連絡があり、楓御妃が怪我をしたからバイトを辞めることになり、明日のバイトを代わりに入ってもらえないかと言われます。

珠子は紀之と家に帰ります。食事を作ってタッパーにつめます。紀之に楓御妃に持って行くように言います。そして、気持ちを話します。



紀之は珠子が作った食事を楓御妃に持って行きます。

珠子は紀之がいない間、いろんなことを考えます。

紀之が帰ってきます。珠子は紀之を信じることにします。



紀之は木嶋卓に旅行に行くのをやめると言い、珠子への気持ちを話します。

珠子は紀之を信じると言いがら、サクちゃんと片倉綾乃に信じきってはいないようなことを言います。面白いです。



クマちゃんの様子がおかしいです。

おじいちゃんをチラチラ見たり、美代子を隠れてじっと見つめたり、珠子に電話したりします。

おじいちゃんと美代子はクマちゃんに何か言いたいことがあるなら言いなさいと言います。

クマちゃんはある方から結婚の申し込み頂いたと言います。



池谷理香子 ハコイリのムスメ 7巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
集英社コミック公式 池谷理香子 ハコイリのムスメ

2024年7月12日金曜日

池谷理香子 ハコイリのムスメ 6巻

百花は珠子という人がいて父親に会うことができてよかったなと思います。何でも持っている珠子に対して父親のことだけは譲りたくない意地のような感情もわからなくはないです。

珠子が感じたさみしさを埋めるために紀之がずっと寄り添っているのもよかったです。




百花が珠子と同じヘアスタイルにしたのを見た紀之は事態が悪い方向に向かっている気がするからと今日から一緒に飯を食うと言います。

その夜、百花は珠子にどうやって紀之とつきあったのと訊きます。

珠子は百花の歪みを感じます。



珠子は財布の中身が減っていることに気がつきます。紀之の言う通り百花がこの家にいることはよくないのかもしれないと思い始めます。

夕食の時、紀之は珠子に試験が終わったことを訊くと、百花に明々後日には地元に帰るんだなと確認します。

百花は珠子にずっとここにいさせてほしいと言います。理由を話します。

紀之は母親と話したいから電話してと言います。

百花は取り乱します。

珠子は百花に落ちつくよう言い、紀之の頬を軽く叩きます。



翌日珠子は紀之に謝ります。そして、お母さんにお父さんのことを聞いてみようと思うと話します。

紀之は好きにすればいいんじゃないと言います。

珠子は百花にずっとはここに置いてあげられないと言います。



珠子はお母さん美代子にお父さんのこと聞くためメッセージを送ります。



百花は夜、紀之の部屋に行きます。

紀之は眠ったふりをしていて人の気配に気づいています。

百花は紀之に触れようとします。

紀之は起き上がり百花に、なに? と言います。

百花はあなたに襲われたって珠子に言うと、それが嫌ならあたしをここから追い出そうとしないでと言います。

紀之はベッドから出て、珠子の部屋に行きます。珠子を起こして、これからも百花をここに置くなら、夜は珠子が俺と寝るのが条件と言い自分の部屋に連れていきます。



お母さん美代子が珠子と紀之の住む家にやって来ます。電話じゃおじいちゃんがうるさいから来たのだと言います。



美代子は珠子と紀之にお父さん吉郎について話します。結婚して、別れることになった理由、自分の生い立ち、おばあちゃんのこと、吉郎への気持ちを話します。

そして、家に住まわせている百花について訊ねられ、珠子と紀之は事情を説明します。



翌日、弁護士の堀敬一郎がやって来ます。美代子が連絡したようです。美代子は吉郎の行方を探すよう依頼し、その報告を珠子と紀之にします。

吉郎は千葉で農園を営んでいました。堀敬一郎が連絡し百花と引き取る意思があるか確認すると、吉郎は応じると言ったと話します。



珠子と紀之は百花に吉郎の話をします。

百花は行きたいと言います。

吉郎から百花に連絡が入り明日迎えに行くということになります。



翌日百花は吉郎に迎えに来てもらい、千葉へ行きます。

珠子の感情の動きがよかったです。



珠子と紀之は温泉旅行へ行く計画を立てます。

まずはサークルのスキー合宿、休みに入り帰省し、その後二人で旅行に行くことになります。

珠子は帰省中、すこしでも綺麗になるために努力します。努力がストレスになり、背中にブツブツができてしまいます。これでは紀之と温泉に行かれないと、旅行を延期しようとします。紀之に絶対キャンセルしないと言われあきらめます。



温泉旅行は珠子と紀之のちょっとしたケンカもありながら最高に幸せな思い出になります。




池谷理香子 ハコイリのムスメ 6巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
集英社コミック公式 池谷理香子 ハコイリのムスメ

2024年7月10日水曜日

森本梢子 たまのこしいれ ―アシガールEDO― 2巻

月は晴貴のことが好きになります。

現代の言葉で話す月にびっくりする晴貴が面白いです。

月は江戸に行って、晴貴を狙う正室お倉の方と直接会うことになるのかな、そうなると月は次の満月は江戸にいることになります。現代に帰っても玉姫と勇之進はまた江戸時代に戻れないことになります。想像すると展開が楽しみです。




月は晴貴に文を送ります。満月の夜に来て欲しい。そんな内容です。

満月は明日だというのに返事がありません。

月は直接会って話そうと晴貴に会いに行きます。晴貴の寝所のふすまの前に誰も通さぬようにと小姓の粂太郎が見張りをしています。話したいことがあると言っても取り合ってもらえません。

志喜芳之助が晴貴の寝所から出てきます。芳之助は月に自己紹介します。小姓から玉姫(月)が若君の寝所に押し通ろうとしていると告げられます。

月は小姓に妻が夫のお見舞いに来て何がいけないのかと怒ります。

芳之助は月の言い分がもっともだと小姓に寝所の中に入れるよう言います。



晴貴は床に臥せっています。

寝所には医師、小姓、家老のような人物が晴貴を見守っています。

月が呼びかけると晴貴は目を開けます。月だとわかると、

「たま…か」

と声を出します。

月が、

「はい! 晴貴様」

と返事すると、晴貴は笑みを浮かべます。しかし、すぐに目を閉じて眠りに落ちてしまいます。

月は晴貴が毒を盛られていること、晴貴の周囲に継母お倉の方の手先がいることを確信します。

その手先をどうやって探すか考えます。



月は小笹に黒い着物を用意してもらい、志喜芳之助について調べてもらいます。葛葉には屋敷の図面を入手してもらいます。計画は夜の闇に紛れて晴貴の寝所に侵入し、晴貴を現代に連れていって治療するというものです。



月は黒い着物に着替えます。着てみると盗人にしか見えなくて、盗人がどうして黒い格好をしているのか理解します。葛葉と小笹の助けを借りて、庭から晴貴の寝所の隣の部屋にたどりつきます。急いで晴貴の寝所に向かおうとします。何かに足が引っ掛かってつまづいてしまい、見てみると薬箱のようで寝所に医師がいることがわかります。

曲者が侵入したと報告を受け宿直の者、見張り番たちが寝所に集まってきます。

月はこのままでは捕らえられてしまうと観念し刀を抜きます。晴貴を現代に連れていくという作戦は失敗し、心の中で晴貴にあやまり、現代に戻ります。



月の両親、祖父母、玉姫と勇之進は月が戻ってくるのを研究室で待っています。

戻ってきたのは薬箱を抱えた黒装束姿の月です。月は泣いてます。

月の父親尊はいったい誰が戻って来たのかと不信がっています。

祖父母が黒装束姿の人物が月だとわかります。祖父母は薬箱を抱えなぜか泣いている月を見て、盗人になったのかと言います。



居間へ行き、月は事情を説明します。晴貴を助けられなかったことを悔やんでいます。

父親尊と母親奈津美は月が志喜家に輿入れしたことに驚いています。

事情を把握した尊は玉姫と勇之進に次の満月に二人は戻ることができないと言います。

月はもう一度行くと言います。

奈津美は反対します。

月は晴貴を助けたいと言います。

祖母は次の満月まで一か月あるからゆっくり考えましょうと言います。尊がきっといい方法を見つけるわと言います。速川家の問題はすべて尊に投げられます。



尊は月の様子を見て悩んでいます。

奈津美は江戸時代に行かせる気なのかと言います。

尊は月があきらめない気がすると言い、祖父母も尊の意見に同意します。



月は玉姫と話します。

尊は志喜家の家系図を見て、七代藩主正晴の次は晴貴のはずなのに名前が違っているのを発見します。



月は高校に通いもとの生活に戻ります。一日でも早く江戸時代のことは忘れようとします。しかし、晴貴のことが頭から離れません。志喜家の家系図を見てしまいます。八代藩主に晴貴の名前がありません。嫌な想像が膨らみます。



月は食欲がないと夕食を残します。

奈津美は尊に月が志喜家の家系図を見たのだと言います。

尊は月の表情を見て、姉の唯を思い出します。月が何を考えているかわかっているようです。

月は尊に金のけむり玉の作り方を教えてと言います。

尊は月に江戸時代に行くつもりなのか訊きます。

月は自分が状況を悪化させてしまったと責任を感じているし、晴貴を助けてあげたいと言います。

尊は病気なのか毒を盛られたのかもわからないのにどうやって助けるつもりなのか訊きます。

奈津子が来て、月が江戸時代から持ってきた薬箱の中身を調べて、解毒剤を作ったと言います。

月はその解毒剤を飲んだら元気になるのと喜びを爆発させます。

奈津美はただし、と言い、結果がどうなっても一か月後に必ず戻ること、玉姫と勇之進が緑合に戻れること、うまくいくすべての作戦を尊が立てることを条件にします。

尊はやっぱりすべての問題を解決する責任を背負わされます。



尊と奈津美の出会いが描かれます。



一か月後。月は大きな荷物を背負って江戸時代にタイムスリップします。一か月前にいた場所に戻ります。月はすぐに金のけむり玉を使い晴貴の寝所に向かいます。晴貴を起こして奈津美の作った解毒剤を飲ませます。

月は金のけむり玉の効果がなくなる前に部屋に戻ります。



翌朝、晴貴は気持ちよく目覚めます。

小姓が昨夜曲者が侵入し、霧に紛れて逃げた事件があったと話します。

晴貴は昨夜の出来事は夢だと思っていたのにそうではないと知り、月に言われた解毒剤の残りを飲み干します。



月は奈津美の診断が正しければ晴貴は2、3日中に回復するはずだと思っているのに、10日が過ぎ晴貴から何の報せもないのでやきもきしています。もう一度金のけむり玉を使って晴貴の様子を見てくると言います。

小笹は自分に任せてほしいと言います。お殿様が江戸に出立するのでその前に宴が催され、お手伝いをしなくてはいけなくて、それにまぎれて晴貴の様子を調べてくると言います。

月は小笹に一緒に行くと言います。



月はお手伝いに紛れて、晴貴に会いに行きます。

晴貴は廊下に立っています。

月は晴貴が元気そうに見えたので知らせくらいくれてもいいのにと思います。

晴貴の側に仲の良さそうな女性を見つけます。お殿様の側室の姪で晴貴の側室の座を狙っている人物です。月と同じく宴のお手伝いに紛れて晴貴に接近したようです。

女性は晴貴に羽織を着せようとします。

月は持っていた膳を落とします。

晴貴は月を見てたまだとわかります。

月は晴貴の側に女性がいることに怒ります。

女性は弁解します。

晴貴は女性が悪くないと庇います。

月は晴貴が女性を庇うのでさらに怒りがまし、

「元気になったらなったってひところ知らせてくれてもいいじゃない!! こっちは心配してやってるのに!!」

とまくし立てます。そして帰っていきます。

晴貴は驚いています。



月は怒り心頭です。尊が立てた作戦で緑合に帰り、現代に戻るつもりです。

志喜芳之助が月に会いに来ます。芳之助は晴貴の思いを伝えます。

月は晴貴の思いを知って怒りが冷めます。



夜月は葛葉と小笹に話します。

晴貴が回復してよかったと話していると、小姓がやって来て、小宵晴貴が月のもとへ来ると報せに来ます。

月は晴貴が女性と仲睦まじくしている光景が許せなくて、葛葉に調子が悪いから来るなと伝えてと言います。



小姓は晴貴にお身体の具合が思わしくないご様子で今宵のお成りはお控えくださいますようと伝言があったことを伝えます。

晴貴は月に来るなと言われて驚きます。

芳之助は面白がっています。



翌日、月はお菓子を食べていると、晴貴が会いに来ます。

小姓ではなく晴貴自身がやって来て月のところへ行くと言い帰っていきます。



晴貴が元気になり月と親密になります。

晴貴は江戸へ行くことになります。

月は話したいことがあると言います。

晴貴はすぐに父上に追わねばならぬと時間は取れないと言います。

月は江戸に行くなと言います。

晴貴は月を抱きしめ、江戸で待つと言い行ってしまいます。

月は晴貴のことが好きだと気がつきます。



森本梢子 たまのこしいれ ―アシガールEDO― 2巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
集英社コミック公式 森本梢子 たまのこしいれ

2024年7月8日月曜日

草凪みずほ 暁のヨナ 44巻

ゼノの命を断つにはヨナの手によって緋龍王の剣で貫けば果たせるような気がします。

ヨナの夢の出来事はゼノはヨナが自分を斬るように仕向けるべくハクを斬ったのではないかと想像します。本当に終わらせることができるのは緋龍王の生まれ変わりであるヨナだけです。クライマックスです。ヨナの夢は予知夢で回避できることの方が多いので、ヨナはどんな選択をして夢の出来事とどのようにつながっていくのか、緋龍王に託された四龍への思い、ゼノに終わらせないために何と言うのか楽しみです。




ヨナはゼノがしたことに驚きます。血の盃の中にキジャ、シンア、ジェハがいるからです。

ヨナが三人を消したのはゼノなのかと訊くと、ゼノはうん、消した、白龍と青龍、緑龍を終わらせたと応えます。

ハクは意味がわからないといいます。

ゼノは四龍が終わる時が来たから消した、自分の命を断つ方法を探している、四龍を天に還すのが俺の願いだと言います。

ヨナはゼノにどんな気持ちで私達といたのと訊きます。

ゼノは忘れて、はらへりの仲間はここで解散、今までありがとう、ユンにもよろしくと言います。

ヨナとハクはゼノを引きとめます。

しかし、ゼノの意思は固く、龍に姿を変え飛び立っていきます。



ヨナとハクはゼノを探します。高華国のどこかの命を終わらせる場所を探します。

ハクはヨナに休もうと言います。



ヨナは夢を見ます。ハクがゼノに斬られる夢です。目覚めたヨナはハクを探します。

ハクは見張りをしています。

ヨナはハクが無事で安心します。ハクに夢の話はしたくないからゼノの所へは私だけで会いに行くから、ユンの所に戻るよう言います。

ハクは一人では行かせられない従えないと言います。何があったのか言いたくなければ言わなくていい、言いたくなったら言って下さいと言います。

ヨナはハクが好きと言います。

ハクは自分の身に何かが起こるのだと察します。ヨナを一人にはしないと抱きしめます。



リリは王都空都で負傷者の手当てのため薬やら医務官を探し走り回っています。ゼノを見つけ、人手が足らないので手伝いを頼みます。

ゼノは隙を見つけリリから逃げ出し、緋龍王の廟に入ります。棺をあけて緋龍王と一緒に眠る剣を取り出します。ゼノはその剣で自身を傷つけ、流れ出す血を盃に注ぎます。

龍神の声が聞こえます。ゼノが緋龍王に初めて会った二千年前に聞いた言葉です。

龍神はゼノの身体の中にいました。そして、ゼノにお前の命はまだ尽きていないと言い、再びゼノの身体の中に入っていきます。

ゼノは命を断てませんでした。ゼノは何かを見つめます。



南戒帝国領内高華国軍野営地ではジュド将軍とユンが話しています。ソガと青龍討伐に向かったラパが戻ります。



スウォンは目を覚まします。

ケイシュク参謀はスウォンに国への撤退許可をもらうために側で待機していました。

スウォンはケイシュク参謀に撤退はしないと言います。

ラパがジュド将軍とユンとやって来て青龍を捜索中にヨナ達に会い、ゼノが行ったことをありのままに話します。

スウォンは撤退を決めます。



第1巻の冒頭のヨナがいます。1巻ではハクがいました。しかし、ヨナの周囲にはジュド将軍とケイシュク参謀、高華国軍がいます。

ヨナは目を覚まします。夢だったとわかります。

ハクはゼノに会えたか訊きます。

ヨナは会えなかったと言い、再び睡魔が遅い眠りに落ちます。

今度の夢はゼノが出てきます。ヨナはようやく会えたと思います。しかし、白龍と青龍と緑龍は誰なのかわかりません。そして、四龍の視線の先に赤髪の男性がいます。ゼノが王様と言うので、緋龍王ではないかと仮定し、ゼノ以外の三龍は初代の龍なのだと理解します。ヨナは彼らとは話せません、見ているだけです。

緋龍王は頭痛を感じています。相当つらそうです。ヨナは緋龍王がすでに緋の病におかされていると感じます。

緋龍王は時空を超えてヨナに話しかけます。

ヨナは緋龍王から四龍を引き受けると言い、緋龍王はヨナに託すと言います。



ヨナは目を覚まします。ゼノを迎えに行きます。待たせたね… 二千年。この言葉がヨナが言ったのなら、緋龍王の何かを受け継いだのかもしれません

ヨナがゼノに会って何を話すのか。興奮します。




草凪みずほ 暁のヨナ 44巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
白泉社公式サイト 草凪みずほ 暁のヨナ

2024年7月4日木曜日

池谷理香子 ハコイリのムスメ 4巻

大切に育てられてきた珠子だからこそのお話しが面白かったです。

頑なだった紀之の心境が少しずつ変わっていきます。珠子のことを意識していないと自分に言い聞かせていたのに無理になっていく様子が面白かったです。

クマちゃんは本当の所は珠子と紀之をどう思っているんだろう。ウソをついているのを見破っているのか、そんな余計な詮索はせず仕事に専念しているのかどっちなんだろうと気になります。




紀之は珠子の肩を引き寄せ、サークル仲間の前で合宿で珠子とキスしたのは俺だと言います。

サークル仲間のひとりのスミレは疑っています。

木嶋卓は紀之をアシストします。

紀之は話しを終わらせ、珠子と木嶋卓とサクでその場を去ります。



サクは状況が把握できず木嶋卓に訊ねていると、珠子が紀之に家を出て欲しくない、今まで通り一緒に暮らしたいと言うので驚きます。

紀之は木嶋卓とサクに二人にしてほしいと言います。



珠子と紀之は二人きりになります。

珠子は感情的になって、木嶋卓とサクの前で思ったことを言ってしまって反省します。

紀之は珠子の気持ちを察して話し始めます。

珠子はすこし思い違いをします。

紀之は珠子の思いを知って今まで通り一緒に暮らすと言います。



珠子と紀之は木嶋卓とサクを二人の住む家に連れていきます。

サクは珠子と紀之の関係を知ります。

紀之は木嶋卓に思いを話します。

珠子は紀之を不安にさせないようにキッチリ友達アピールして暮らさないとと身を引き締めます。



翌日、珠子は大学の女の子たちに紀之との関係について質問攻めにあいます。紀之が心配になって探すと紀之も女の子から何か問い質されています。

紀之は冷たく対応します。

珠子と木嶋卓とサクは紀之にそれぞれ言いたいことを言い、紀之は木嶋卓の言う通りだと思い珠子につきあっていることにしようと言います。



翌日には珠子と紀之がつきあっているという情報が流れ、大学の女の子たちは珠子を再び質問攻めにします。

珠子のそばで見ていたサクはそのうち落ちつくよと励まします。



珠子は紀之とのことが本当ではないから後ろめたい気持ちになります。紀之と一緒に大学に行くとたくさん視線を感じます。紀之を狙っていた女の子が表面では二人を祝福していても胸の内の心境がわかってしまって落ち込みます。紀之と暮らしていることがバレるとこんなにも大変なのかと思い、翌日、紀之にうそをつくのはやめようと言います。紀之の考えを聞いて思い直します。



木嶋卓は紀之をからかいます。

紀之は珠子を意識してしまいます。二人きりでソファに座っているのにいたたまれなくなりコンビニへ出かけます。コンビニで変な女の子、大学の医学部2年片倉綾乃に声をかけられます。グイグイくる片倉綾乃に危険を感じ、遠回りをして帰ります。



紀之は珠子にアイスを買って帰ります。

珠子はおいしいと言いながらアイスを食べます。一口食べてみなよと紀之にスプーンを差し出します。差し出した後自分のしていることに気づき、なんちゃってとおどけて、差し出したスプーンを自分の口に運ぼうとします。

紀之は珠子の手を掴み、アイスを食べます。二人は見つめ合います。

美しい顔を間近で見た珠子は顔が赤くなります。おいしい? と訊くとフツーと応えます。



翌日、珠子は紀之とキスできるくらい顔を近づけてしまったこと、スプーンで間接キスをしたことを思い出してドキドキします。

紀之は大学で片倉綾乃に出くわします。

片倉綾乃は紀之につきまとい珠子に会います。珠子に紀之を狙っていると宣言します。



珠子はずっとドキドキしています。小学校の頃に読んだ恋愛漫画を読みます。珠子にとってあまりに過激で興奮してよく眠れず朝を迎えます。

玄関ドアが開く音が聞こえます。朝早いので紀之はまだ寝ているはずだから、泥棒なのではないかと部屋のドアから様子をうかがいます。

意を決してアチョああああっ、と声を上げドアを開けます。

紀之が立っています。紀之は珠子の声でびっくりします。奇妙なポーズをとっている珠子を見て吹き出します。

珠子は紀之にこんなに朝早くなにしているのと訊きます。

紀之はジョギングしてると言います。

珠子は泥棒でないと安堵します。

紀之は珠子が奇声をあげている理由を知り、戦おうとしたことを叱ります。

叱られているのに珠子は恋愛漫画のシーンを紀之に重ねて妄想して赤面します。



珠子は漫画と紀之を重ねる妄想が止まりません。片倉綾乃をみかけます、話しかけると片倉綾乃の兄も一緒にいて、兄とも話します。



珠子は帰宅し紀之に片倉綾乃に会って話しかけたと言います。紀之との同居がバレたこと、関係を疑っているようだと言います。

紀之はどうしようもないから勝手に言わせておけばいいだろと言います。



片倉綾乃の兄は日常的に片倉綾乃に暴力をふるっています。片倉綾乃に珠子を家に連れてくるよう言います。



フットサル男子チームは予選で敗退してしまいます。女子チームは試合中です。

紀之が観戦していると、クマちゃんが現れます。

クマちゃんは二人の大学生活の様子を見に来たと言います。

紀之は片倉綾乃をみかけ声をかけ、珠子に近づくなと言います。

クマちゃんは片倉綾乃に話しかけ、連絡先を交換します。

片倉綾乃は珠子を家に連れて来なかったので兄から化粧品をすべて割られてしまいます。

クマちゃんは珠子と紀之の家に泊まります。



翌日、紀之は珠子にクマちゃんが帰ったら話があると言います。

片倉綾乃をは珠子にウチでお茶しない? と誘います。



片倉綾乃は珠子を家の中に入れてから何を思ったのか帰ってと言います。

部屋から片倉綾乃の兄が出てきて片倉綾乃を殴りつけます。

珠子は危険なことに遭遇していると感じます。人が殴られるのを初めて見たので実感がありません。片倉綾乃をかばい片倉綾乃を家の外に出し、片岡綾乃の兄と家に残ります。

片倉綾乃はクマちゃんに連絡します。



紀之は帰宅します。部屋からにぎやかな声がします。

クマちゃんが迎えに出てきます。

誰か来ているのかと訊くと、珠子から堀敬一郎という園田家の顧問弁護士と紹介されます。

堀敬一郎が来た理由はクマちゃんが説明します。



翌日、クマちゃんは帰っていきます。

珠子は少し不安定です。

紀之はこの生活を守るためになんとかするから大丈夫だと慰めます。



珠子は元気になり、紀之とピクニックに出かけます。

紀之はクマちゃんが帰ったら話したいことがあるといった話しをします。珠子のことを弟ヒロと同じにしか見えないと言ったのはウソだと言います。

珠子も思いを伝えます。

珠子と紀之はキスをします。




池谷理香子 ハコイリのムスメ 4巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
集英社コミック公式 池谷理香子 ハコイリのムスメ

2024年7月2日火曜日

池谷理香子 ハコイリのムスメ 3巻


珠子にとって大学生活はなにもかもが初めてのことでいろんな感情を経験しているんだろうなって思います。

紀之の気持ちに対してズレた捉え方をしている珠子がこれからどうするのか楽しみです。彼女なりに精一杯考えたのだろうと思います。経験が少ない珠子の感情の動きが面白いです。




笹塚は若林に追われる珠子を匿い、なぜか抱きしめます。

サークルの仲間や笹塚の彼女の星野佳代も珠子と叫ぶ若林を見かけます。

星野佳代は笹塚に電話します。

笹塚の携帯の着信音が鳴り、珠子は携帯が鳴っていると離れてくれるよう頼みます。

笹塚は星野佳代に珠子を探す若林は珠子の知り合いで珠子が追いかけられていたからかくまっていると説明します。

珠子と笹塚は星野佳代の所へ行きます。

星野佳代は珠子に笹塚と行って若林を説得してくると言います。

珠子はもし先輩たちに何かあったら大変なので断ります。

笹塚と星野佳代は大丈夫だからと若林に会いに行きます。



帰宅した珠子は紀之にどうなったか訊かれます。

珠子は笹塚と星野佳代が説得し、珠子も謝って、2度と関わらないように連絡先も消して解決したと言います。

紀之は珠子に今度何かあったら俺に言えと叱ります。



珠子は紀之に母に先輩にお世話になったからお礼がしたいと電話したら、お肉が届いたと言います。

木嶋卓が笹塚に連絡し、笹塚と星野佳代が住む家でお肉を食べることになります。

珠子は笹塚を意識してしまい挙動がおかしくなります。



珠子は紀之と木嶋卓とで帰宅します。

木嶋卓は珠子をからかいます。

からかわれた珠子は笹塚のことが好きなのだとわかります。



試験が終わり、夏休みです。

サークル活動が再開されます。

珠子は練習、大会、合宿が楽しみで仕方ないようです。何よりも笹塚にあることが嬉しいようです。おじいちゃんから着信があったことに気がつき連絡します。

おじいちゃんは夏休みに入ったらすぐに実家に戻るよう言います。

珠子は夏休みの予定を話し実家に帰れないと言います。

おじいちゃんは長期の休みは家に帰り家族を過ごすという約束を守りなさいと言います。



紀之が帰宅すると珠子は泣いています。珠子にどうしてそんな約束をしたのかと言います。

珠子はなんとかしていほしいと目で訴えます。

紀之はどうにもできないと言います。

珠子は悲しみに暮れて泣き続けます。しかし、おじいちゃんとの約束は破れず実家に戻ります。


珠子が参加できなくなったサークルでは笹塚は呼び戻そうと冗談を言います。



珠子は実家で無気力に過ごしています。

母親は紀之に連絡します。



紀之が珠子の実家にやって来ます。夜一緒に寝ます。



翌日紀之はおじいちゃんに珠子が東京に戻る許可を求めます。

おじいちゃんは駄目だと言います。

紀之は作戦があるようで見事に成功し、珠子は夏休みの後半は東京で過ごせることになります。



珠子は東京に戻り、合宿からサークル活動に参加します。

珠子は笑顔です。

海で遊んで笹塚と接近します。

夜、お酒を飲みながら星野佳代と話します。

珠子は紀之に大学生活には楽しみが沢山あって、実家にいたらできなかった経験ができると、恋愛にばかり頑張ろうとしなくていいと思うと言います。そう言ったのに笹塚から告白れます。



珠子は迷います。

星野佳代は笹塚の気持ちが珠子に向いているのを感じ取り、いつ別れを切り出してくれても大丈夫だと言います。



珠子は紀之に笹塚に告白されたと言います。

紀之はイラっとして言い合いをしてしまいます。



珠子は笹塚に会い、告白を断ります。その日、家には帰らず、ホテルで一人過ごします。



翌日、珠子は帰宅し、また紀之と揉めます。

紀之は笹塚と話して珠子とつきあっていないことを知り、珠子に謝ろうとします。



珠子は紀之が家を出る決意が固いと思っていて、笑顔で送り出そうとします。



大学で珠子と笹塚の噂が流れます。噂を否定するため珠子は笹塚も星野佳代も何も悪くない、自分が一方的に想ったと言おうとします。

珠子の言葉を遮り、紀之は珠子を助けます。



池谷理香子 ハコイリのムスメ 3巻
(アマゾンのサイトに移動します)



●関連リンク
集英社コミック公式 池谷理香子 ハコイリのムスメ