2016年12月10日土曜日

石黒正数 それでも町は廻っている 6巻

主人公の歩鳥は成長を見てみたいという思いと、いつまでもこのまま予測不能の女の子でいてほしいという思いを両方持った魅力的な人物です。

兄妹や友達、商店街の人たちとともに笑わせ続けてほしいです。


●フリーマーケットで歩鳥とキス
商店街のおじいちゃんおばあちゃんに人気があり、同世代には真田広章にしか人気がない歩鳥と、同世代には大人気だけど、意中の人には振り向いてもらえないタッツン、自分が好きな子に夢中で周りなんて見えない真田広章。
三人のうちで一番誰が楽しい一日を送れているのでしょう。
急に電話で呼び出しをくらい、フリマを手伝わされることになった真田。
妄想する癖を直さないといけません。


●ざっくばらん
真田の一言が気になるタッツン。可哀相な立ち位置です。


●逢えない二人
針原兄妹は本当によく似ていました。病人なのに見舞いにやってきた伊勢崎エリに気を使う猛。エビちゃんのことをまったく意識していないと思っていたのに、そうでもないんだとわかりました。


●タイムカプセル
ちょっと泣かせる展開なのか? と思わせつつ、さすがの歩鳥でした。


●ヒーローショー
ユキコが面白いです。この年齢ですでに見る視点が違います。まっすぐな眼差しで質問の答えを待つのが面白かったです


●歩鳥初体験
本人が意図しないところで商店街の人たちに優しさを配っていたんですね。


●紺先輩の静かな怒り
商店街では歩鳥の友達も親切にされていることがわかりました。


●まぼろしの少年
歩鳥の推理が少しズレてしまいました。だけど、どこへ行っても歩鳥は楽しそうです。

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