2016年11月22日火曜日

高橋留美子 境界のRINNE 6巻

どうやってもりんねに勝てそうにない十文字翼の不運が面白かったです。




人間の寿命を管理するあの世の名簿係、記死神・架印(かいん)登場!!なんとりんねの父・鯖人は、架印の母に多額の借金をしているという。債権者・架印は担保がわりにと、りんねから大切なものを奪い去り…!?さらには鯖人も加わって、死神・りんね、絶体絶命大ピンチ!!




魔狭人が翼に与えたりんねを呪う「悪魔の書」によって、ひどい目に遭うりんね。

捨てても、燃やしても自分の元に戻ってきて、つい頭に浮かぶりんねへの黒い思いによって、りんねを呪ってしまいます。

「なんとかならない?翼くんお祓い屋さんだし」

桜から助けを求められるけど、意図しないにしろ呪っているのは翼本人で、ただでさえ後ろめたい気持ちなのに、

「誰がやってるか知らないけど、人を呪うなんてサイテー」

追い討ちをかける桜の言葉に、なにがなんでもりんねを呪っているのが誰なのか、桜にバレるわけにはいかなくなってしまう翼の心情が面白いです。



桜に誰の仕業なのかバレそうになったとき、自分を呪おうとした翼。

自分には甘すぎる呪いには笑ってしまいました。

頭がチリチリになり、ボロボロになりながらも、禊が済み、聖石(パワーストーン)が聖なる輝きを取り戻すと、聖なる石の精霊が魔狭人をこらしめます。



何かやられたとき、瞬時に元以上を取り戻そうとするりんねの悪だくみが面白いです。



普通の人にも見える幽霊が桜の前に現れ、りんねとともにその幽霊の未練を探ります。

「成仏したの?」

「逃げただけだ。我々もこの場にいては危険だ。行くぞ!」

「え…あ…そーゆー事…」

りんねと桜のこのやりとりが面白かったです。



堕魔死神を成敗する鳳を冷静に徹底的にバカにする記死神(しるしがみ)架印(かいん)が登場します。桜と六文と翼と鳳が協力してりんねを救います。



鳳の道具にはリボンがついているのに気がつきました。裁きの輪はこれからどんなことに役に立つんだろう。



高橋留美子 境界のRINNE 6巻
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