2015年12月22日火曜日

新谷かおる QUO VADIS クオ・ヴァディス 4巻

フレイアの生存カプセルが思いもかけないところで発見。
なぜそんなところにあるのか。
分岐点を探すという本筋からズレているけど、ドキドキする展開です。
バチカンはやや蚊帳の外に置かれてしまっているし、ジョシュアが諸々の原因を作ってしまったように感じました。
オーディンに甘えるかわいらしいフレイアが見られました。


-End of the world-
“我々は分岐点を見過ごしてしまったのだろうか”答えの出ない問いを繰り返しながら“世界の終わり”から共にジャンプした仲間を探し続ける教授とオーディン。二人1を追うバチカンの動きが活発化する中ハンターの一人・ルーは独自の行動を取り始め……!?謎が謎を呼ぶ壮大なスケールのファンタジック・サーガ待望の第四巻!!



●あらすじ
最高評議会によって協力を拒まれ消されそうになるがコーリング教授の灰を撒き散らし逃れるエドそしてルー。
フレイアのカプセルを探すためフレイアが眠っていた樹の周辺を捜索。
見覚えのある洞窟を発見する。
カプセルは見当たらないのでいったんロンドンへ戻る。
伯爵のもとにいる三人のうちの一人アリスがモンスター化する。
渇きを我慢できなくなりエドのもとへ向かうリズ。
そこにはルーが一緒で、リズにもカインの剣が効かない。
ソフィアやルーが言う「主」がイエスだと知る。ジョシュアの死因が判明。
カプセルの探索にネットワークを使うことを試みるが何者かが察知し発信源を突き止めようと動き出す。
オーディンには思い当たる人物が一人しかいない。
オーディンとイエスの回想。
フレイアとオーディンの発信をキャッチしたのはバチカン。
何かを試みるアテナ。
ソフィアに連絡を入れるルー。
パラシオン城のオークションの参加権を得るオーディン。
コーリング教授の灰を蘇らせようとするアテナ。オークションに出品されるもののなかにフレイアのカプセルを発見する。
夜こっそりと忍び込み認証コードを入力するとカプセルが起動。
フレイアのカプセルだと判明。
待っていたカプセルの出品者エリザベート・バートリーが登場。
フレイアとオーディンが真祖であることを知っていて、400年かけてようやくお目にかかれたと告げる。


今回も謎がたくさん出てきました。
アテナの説明によって伯爵の上にファースト(第1世代)がいることが判りました。
で、そのファーストは誰なんだろう。
研究所(ラボ)から脱出(ジャンプ)したメンバーの誰かなのか? そうするとジャンプしたメンバーが人類に大きな影響を及ぼしたことになります。

洞穴の中で起こる不思議な現象はなんなんだろう。エドの血を吸ったからリズまで特殊な身体になってしまい、新種が続々登場します。混沌としてきました。


新谷かおる QUO VADIS 4巻
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