青春に憧れている方に、残念なお知らせです。
胸を焦がす恋をしたり、部活で全国を目指したり、超能力が発現したり、異世界に召喚されたり… そんな高校生活を送る人はほぼいません。
とあるドラッグストアでアルバイトをする宇多川と片野も、例に漏れずドラマとは無縁。基本的には無駄口を叩いているだけですが… それが、何だかとても楽しいんです。
中毒性NO.1の青春浪費ラブコメ、待望の第1巻!!
ドラッグストアでバイトをしている高校生男女の物語です。バイト中、バイト終わりに交わす会話が面白い作品です。
宇多川は真面目に働く女の子です。面白い切り口、変わった視点で話します。片野をからかうのを楽しんでいます。
片野は金髪で愛想がない男の子です。そのせいか接客態度が悪いと客から苦情が絶えません。フォローしてくれる宇多川に想いを寄せていて、彼女のボケにきちんとツッコミを入れます。
宇多川は片野の想いに一切気づいている様子はありません。片野と話していくうちに気持ちの変化が起こるのだろうなと思います。
片野は店長から接客態度が悪いと苦情が来ていると注意を受けます。
宇多川は叱責されている片野を助け、休憩時間に理由を訊ねます。からかった後、片野に手作りのリンゴジャムを持ってきたと言って渡します。
片野は宇多川とスーパーに行き、高めの食パンをお返しに渡します。
宇多川はジャムは先日困った客を追い払ってくれたお礼だったので食パンはもらえないと言います。
2人は話し合いお互いの恩を返し合う日を作り相殺しようということになります。
片野はどこか行きたい所はあるかと訊きます。宇多川は片野をからかいます。
結局一緒に餃子を作ろうことに決まります。
片野は妄想が暴走します。
片野は宇多川からワイロだと手紙と小包みの入った紙袋を渡されます。
片野は何のための贈り物か考えます。何ということはなく節分の豆まきのイベントで鬼役を依頼するためのものでした。
片野は宇多川のワイロを大事に食べます。
宇多川と片野はバイト先のドラッグストアが入っているモールをブラブラします。
100円ショップに入ります。ショップの店員清水と宇多川と片野の三人で話します。清水のからかいかたが面白いです。
片野は自分の服装について宇多川がどう思っているか訊ねます。
宇多川は始めは片野が傷つかないように思ったことを言わず飲み込みます。しかし、正直に言ってくれると言われ、厳しい評価をします。
片野はショップに行き服を買いに行きます。
服を見に来ていた宇多川に見つかり、一緒に服を選びます。結局何も選ばずに店を出ます。
宇多川は片野の服の好みは苦手なようです。
春のセールの広告の準備をしていると、清水がやって来ます。
清水は宇多川と片野の仲がいいので、宇多川に片野に彼女ができたらどうする? 意外と遠くから見つめてる子がいるかもよと言います。
宇多川は笑って気にも留めない様子です。
本当に片野をじっと見つめる女の子が登場します。コロッケ屋を営む百瀬という人物です。
百瀬は片野に頼みごとがあって来ました。コロッケ店の写真広告のモデルになってほしいというものです。一度コロッケ屋に来て試食してみてから考えて欲しいと言います。
片野はコロッケ屋に行ってみます。宇多川は片野について行きます。
宇多川は百瀬が片野に気があるのではないかと考えて、元気がなくなります。片野の夢を見て片野を意識していることに気がつきます。片野を百瀬の邪魔をしようとしたりします。しかし、百瀬が結婚していることが分かると警戒を解き元気が戻ります。
清水からモール内で料理教室が開かれるから行ってみてはどうかと言われます。
宇多川と片野は場違いな料理教室に参加します。作るのはオムライスです。
出来上がったのは卵かけご飯です。
それぞれのエピソードの中で交わされるやりとりがクスッと笑えて面白いです。
稲井カオル うたかたダイアログ 1巻
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●関連リンク
白泉社公式サイト 稲井カオル うたかたダイアログ
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