柔道の「全日本選抜体重別選手権大会」で好成績を修めた望月は、なんと国際強化選手に指定されることに!
だが、そのことで、書道部をやめ、柔道に専念するようにとの“圧力”がかかり……
ふってわいた望月の退部騒動に、ユカリの想いは!? そして望月の出した結論は……?
風雲急を告げる、文科系青春コメディー第十一巻!!
木簡を臨書していると、柔道部顧問島田先生が書道部の教室にやって来ます。
島田先生は望月に書道部をやめるように言います。
望月結希は書道部を続けたいと言い、書道部顧問影山先生も島田先生にもう少し書道部の活動をさせてやってほしいと言います。
書道部部員も島田先生にお願いし、望月は週に一回だけという条件で書道部の活動を続けられることになります。
和歌山県高野山、真言宗総本山金剛峯寺では、高野山競書大会の作品審査が行われています。
大江縁と同じく大槻藍子の作品も源氏物語で審査をする審査員は珍しい題材が別々の場所から同じ大会に送られてくる偶然を楽しんでいます。
書道部部員は望月が不在になり、どこか雰囲気が暗いと感じています。
影山先生が教室に入ってきて、いい報せがあると、高野山競書大会の事務局から通知が来たと言います。部員七人全員入賞したと言います。一番上の弘法大師賞はムリだった、だけど二番目の金剛峯寺を獲ったと言います。
加茂杏子と三輪三輪詩織は、日野部長が金剛峯寺賞をとったのだと思い、やったぜ、さすが、と日野部長を祝います。
影山先生は、一人は日野だと明かし、もう一人金剛峯寺賞をとった人がいると、大江縁の名を挙げます。
加茂と三輪は驚いて縁を見ます。
影山先生は縁はのおばあちゃん大江先生が太鼓判を押したくらいの出来だったと言います。
高野山管長賞に島、高野山総長賞に加茂と三輪、南山賞に望月、書道協会賞に羽生が選ばれたと言い、8月初めに高野山の金剛峯寺で授賞式があると言います。
夏休みだし、みんなで行こうと言います。。
島田先生は理事長にかけあい、望月を柔道に専念させるための策を提案します。
高野山競書大会の一番上の賞弘法大師賞に選ばれたのは大槻藍子でした。
大槻は源氏物語を題材に選んだ理由を思い出し、縁は何を書いたのか気にします。
望月は職員室で影山先生から高野山競書大会に入賞したと報告されます。
縁は望月が書道部にいないので元気がありません。
父親も縁を気にしています。
柔道部。
望月が練習とはいえ、格上の選手を投げたことで、島田先生は書道部をやめさせたくて、理事長に会議を開いてほしいと言います。
影山先生は島田先生と理事会の会話を盗み聞きして、三浦清風先生に助けを求めます。
大人がそれぞれの言い分を主張します。
望月は9月に締め切りのある書の甲子園に書を出品したあとは柔道に専念しますと宣言します。
3日後。
書道部の雰囲気はさらに重くなります。
日野部長は望月と話します。
望月は自分にどこまでやれるか確かめたいと言います。そして、一年間がんばってきた書道の集大成を書の甲子園に込めたいと言います。
日野は去年のように夏休みに合宿をしようと言います。
日野は三浦清風先生に連絡し、三浦先生は合宿で使用した建尚寺の和尚に言っておくと言います。
三浦先生宛に手紙が届きます。一条毅からで夏休みに書の指導を仰ぎたいという内容です。
一条毅は通っている大分県の豊後高校の書道部の顧問に夏休みに三浦清風先生のところへ行くと言います。
鈴里高校書道部。
三浦先生がやって来ます。
縁のおばあちゃん大江先生と再会します。
望月も書道部にいます。望月は縁にいま何に取り組んでいるのかと訊き、まだ木簡に取り組んでいるとわかり安心します。
三浦先生は縁に一条毅が来るので、夏休みに入ったら、特訓に来るか? と誘います。
縁は参加したいと言います。
夏休みに入ります。
一条毅は三浦先生の自宅に行きます。
縁、日野、加茂、三輪が部屋にいました。
加茂と三輪は一条にイジワルしてやろうと参加したのに会話が和んでくやしそうです。
一条の目標は書の甲子園の一位文部科学大臣賞の連続受賞です。
和気あいあいと特訓は続きます。
一条毅は縁に望月にふさわしい相手になると宣言します。
望月を想う人物がとても敵わないと縁は自信喪失して落ち込みます。
望月はインターハイに向かいます。
三浦先生の自宅は加茂と三輪がいないだけでとても静かです。
縁も一条が宣言した翌日から、三浦先生の自宅には行っていません。
鈴里高校書道部は高野山競書大会の表彰式の打ち合わせをします。
新幹線で大阪に行き、南海電車で向かいます。
途中、望月と羽生が合流します。
高野山に着き、受賞作品の展示をみて、自分たちの作品の前で記念撮影をします。
大槻藍子に会い、話します。
続きます。
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