春のG13戦をすべて2着で終えたストライクイーグルは、夏を美浦ですごすことになった。失意のひびきを悟がデートに連れ出し、駿平はようやく自分のひびきへの想いにきづく… 恋騒ぎの第9巻!!
●STEP 84 孤独の太陽
悟の交渉が成功します。悟の電話をそばで聞いていて、電話が終わったあとダメだしする父秀隆が面白いです。
翌朝、駿平は悟の車の助手席にひびきが座っているのを見ました。千草に、
「ああ、悟さんとデートだわ」
とサラッといわれて、駿平は動揺し、仕事に身が入らなくなります。
夜、駿平はひびきがまだ帰ってきていないのを知ると、渡会社長の将棋の相手をするという口実で渡会宅におじゃまし、ひびきの帰りを待ちます。
駿平はだすなや千草の会話もしっかりきいていて、将棋に集中できていません。
電話がかかってきて、ひびきであることがわかると、駿平は全神経を耳に集めます。
「ふうん、じゃあ泊まってくるのかい?」
千草の言葉に駿平は想像が加速し、おかしくなってしまいます。
駿平は悶々と夜を過ごしました。朝、悟の車で帰ってきたひびきの服装が出かけたときと変わっていて、駿平は力尽きてしまいます。
駿平は昨晩何があったのか悟を問いつめます。
悟の立場からして恥ずかしくてとても言えないのが、駿平にとってさらに確信に近づいてしまうというやりとりが面白いです。
●STEP 85 いつも心に太陽を
怒るいわれもないのに、こみあげてくる敗北感からくる怒りと、ひびきのことになると冷静さを失うところや、駿平を見ているのが楽しくて、追い討ちをかけ不安にさせようとする梅ちゃんが面白いです。
●STEP 86 太陽のあいつ
駿平はひびきに対する思いが何なのか、梅ちゃんによってわかりました。。梅ちゃんは駿平をからかうのが心底楽しいようです。
ひびきを眺める駿平、影でこそっと駿平を観察しつつからかう梅ちゃん。
ひびきの気持ちが描かれるのが楽しみです。
●STEP 87 裸の太陽
ひびきが芸能プロデューサー銀野すず子に名刺をもらいます。それを見ていた駿平と渡会社長の慌てかたが面白いです。
さらにもうひとり。ひづめの興奮も最高潮です。
一方で、ストライクイーグルは馬主佐渡原氏の意向で渡会牧場で休養させないことになってしまいます。
駿平はひびきのことが気になり、ひびきは馬のことが気になっています。ストライクイーグルだけでなく、タケルを渡会牧場ではなく、仙台にある醍醐ファームのトレセンに移すことを知ったひびきは、自分の腕が信用されていないことに落胆します。
●STEP 88 太陽に背を向けて
ひびきは駿平の前で感情をはきだしました。駿平がひびきの心情に察しがつかないところがよかったです。
●STEP 89 太陽がいっぱい
なんとなく駿平が写真を始めてみて一番楽しそうなのはひづめでした。
●STEP 90 空に太陽がある限り
一番撮りたい被写体を撮ることができて、水門の評価もよく、駿平は満足でした。
●STEP 91 夢のまた夢(その1)
梅ちゃんのフトコロが淋しいので、渡会牧場によい兆しが訪れそうです。
ストライクイーグルに騎乗するのは竹岡竜二ではなく、磯信二。騎手が今回この馬に乗るのはあまり気がすすまないなと思うことってあるのかな。
●STEP 92 夢のまた夢(その2)
ストライクイーグルはムラがあります。あまり走りたくなかったようです。悟は前回の千草の忠告を守りました。
ストライクイーグル絶不調です。
●STEP 93 夢のまた夢(その3)
ライバルは着々と調子を上げていく中、ストライクイーグルはもうダメかもしれないという感じがしてきました。
ストライクイーグルの調教師野々村先生はレースに勝つためにどうすればいいか最善を選択しているのに、現役後のことを考えはじめている馬主の佐渡原の意見は聞かなくてはいけなくてたいへんです。ひねくれていない馬だったらな、と何度も頭をかすめただろうと思います。
秋の天皇賞。直前に覇気がないとコメントされ、ゲートに入ろうともしないストライクイーグルです。
●STEP 94 夢のまた夢(その4)
ストライクイーグルは残念な結果でした。
醍醐ファームは最高の結果を手にし、ジンクスを破ります。悟が競馬場でアルデバランを観戦し、勝利するという奇跡が起こります。
表彰式での悟の笑顔。ようやくですね。北海道に帰ってくるなり、悟は渡会牧場にストライクイーグルのことで沈んでいるのも気にせずにニコニコとやって来るんだろうな。
ゆうきまさみ じゃじゃ馬グルーミン☆UP! 9巻
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