ジュードはギルロイ教授の研究チームの一員として協力していたのに、ある日突然ギルロイ教授が姿を消してしまったことで彼にとっての自分の存在はこの程度なのかと失望してしまいます。
ジュードが何をしたいのかまだわかりません。ただギルロイ教授の邪魔をしてやりたいだけのようにも見えます。
ジュードは優しい人間で、悪人になりきれないから決断に勢いが足りないなと感じます。
3人目の推薦人の家に到着します。
ギルロイ教授は張り紙を見つけ、嘆きます。
ギルロイ教授へ
私に用があるとしてもお断りだ 君と関わって2人住居を失ったと聞く 私はコレクターだ 家には大切なコレクションがある 帰れ!
アンブローズとマダム=ベルモンドの館の件が伝わっていたのでした。
クインタは他を当たるしかないんじゃないかと言います。
ギルロイ教授は自分には羨望はあっても人望はないと他に推薦状を書いてくれる人物はいないと言います。
マダム=ベルモンドの館に戻ります。
グレイは館を元の場所に戻すため大人数の魔法使いと共に作業にあたっています。
クインタとギルロイ教授とジュードが戻ります。
アンブローズはギルロイ教授にマダム=ベルモンドから預かっている推薦状を渡します。
ギルロイ教授は気持ちが沈んでいます。
アンブローズは喜べよ、これで残るはあと1通だろと言います。
ギルロイ教授は3人目から推薦を断られたから誰か紹介してほしいと言います。
アンブローズはこれ以上は力になれないと言います。
ニコル=ニコルは友達に頼んでようかと言います。風の精霊を呼び出し友達に使いを送ります。
ニコル=ニコルの友達に心当たりがあるアンブローズはリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドにやっぱりギルロイ教授に同行すると言います。
ニコル=ニコルの友達に会うために待ち合わせ場所に行きます。
待ち合わせ場所に来たのはニコル=ニコルの友達タルラとその恋人ジーン=パリーです。
アンブローズの予感は当たります。待ち合わせ場所に来たのがジーンなので挨拶します。ジーンは親が決めた婚約者です。
ギルロイ教授はジーンに推薦状書いて欲しいと言います。
ジーンは交換条件を飲めば推薦状を書くといいます。条件とはアンブローズとの婚約を破棄するというものです。
アンブローズとジーンは明日会うときに返事をすると言い別れます。
クインタはタルラと話し、ギルロイ教授に恋していることをはっきりと認識します。
夜、宿に泊まります。
クインタとギルロイ教授は推薦状が手に入るかどうかはアンブローズ次第だからできることはなく、明日に備えてよく寝ることくらいだと言って、部屋に向かいます。
クインタとギルロイ教授の部屋にはすでにニコル=ニコルが待機していて今夜は男女別々になったと言います。
ギルロイ教授は鍵を受け取り部屋を出ます。別れ際のクインタとギルロイ教授の会話が面白いです。
ギルロイ教授は部屋に行くとまず自分の荷物を調べます。ジュードを疑っていて資料などを荒らされていないか確かめます。荒らされた形跡が見つからず、疑心暗鬼になりすぎているかもしれないと思います。
ジュードはギルロイ教授に疑われることをしています。ギルロイ教授の資料をあさり完璧に戻しておいたようです。どうしてもギルロイ教授の発見である魔角類を人為的に巨大化させるその具体的な方法を知りたいようです。宿内の食堂にいるアンブローズを見つけ一緒に飲みます。発見の中身を知るにはもう少し時間が必要で、ギルロイ教授が推薦状をそろえるのは困るのでアンブローズに仕掛けます。
翌朝、リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドがクインタとニコル=ニコルの部屋にやって来ます。
リンゼイ=オズワルドはアンブローズがいなくなったと言います。
クインタはどこか遊びに行っているんじゃないかと言います。
ニコル=ニコルはめんどくさくなって逃げたんじゃないかと言います。
リンゼイ=オズワルドはぷんぷん怒ります。絶対何かあるから一緒に探して欲しいと言います。
クインタはギルロイ教授に事情を説明しアンブローズを探しに出かけます。
アンブローズは目を覚ますと森の中にいるのでびっくりしています。食堂での記憶を探ります。しかしうまく思い出せません。リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドが心配しているだろうから早く宿に戻ろうとします。
歩くと道に出て人に、宿の場所を訊ねます。
宿に行くと、正面の外観が昨日見た建物とは違います。ここじゃないと言うと、この村の宿はここ一軒だよと言われます。一応中に入り台帳を調べ名前がないことを確認します。地図を見つけます。見てみると昨日いたところと全然違う場所にいることがわかります。
クインタとリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドはアンブローズを探しています。
ギルロイ教授はアンブローズの行方を探るため聞き込みに行きます。
アンブローズはどうあがいても今いる場所から昨日までいた村に行くには遠すぎてジーンとの交渉まで間に合わないと考えます。しかし、行けるだけ行こうと歩き始めます。リンゼイ=オズワルドが困ったときのためにネクタイの中にお金を仕込んでくれていたことを思い出し、そのお金で馬車に乗ろうとします。
ギルロイ教授は宿の食堂に行き聞き込みをします。食堂にパメラらしき魔女がいたことをつかみます。
アンブローズは馬車の値段交渉をします。足元を見られ高値を吹っ掛けられます。
ギルロイ教授はクインタに会い、宿にパメラかもしれない魔女がいて、アンブローズは魔女にさらわれたかもしれないと言います。
アンブローズは魔女に出会い、みんながいる村に連れて行ってもらいます。途中魔女に落下防止の魔法をかけてもらった拍子に昨夜の記憶を思い出します。食堂にパメラがいました。ジュードとパメラは知った仲のように見え二人の関係を考えます。
クインタはホラントラー(魔角類)の脚を見つけます。
ギルロイ教授は脚を見て、このホラントラーを連れていた魔女について考えます。
アンブローズが帰ってきます。アンブローズはジーンとの待ち合わせ場所に急ごうと言います。
宿に戻ってきたアンブローズを見てジュードは驚きます。
アンブローズはジュードにあとで話そうと言います。
アンブローズはジーンに会い交換条件を受けると言います。
ギルロイ教授はジーンから推薦状を受け取ります。
アンブローズとジーンは婚約破棄についての相談をします。ガーデンパーティーに参加して両親の前でアンブローズといい仲の女の子に乱入してもらいに修羅場を演じようということになり、恋人役はクインタに任せられます。
翌日、ガーデンパーティーでクインタは自分の思いを絡めて見事に恋人役を演じます。
ジュードが裏切ります。ギルロイ教授の持っていた推薦状を奪います。ます。
パメラが現れます。パメラはギルロイ教授を守ろうとするクインタを妨害します。動けなくしたクインタにプレゼントだと小さな箱を置いて、ジュードと去ります。
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●関連リンク
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