クインタはパメラから贈られた小箱を開けようと思ったときどんな防御を取るつもりだったんだろう。うっかりギルロイ教授が小箱を落としても対応できるように準備しておくべきだったのになと思います。呪われてしまったから呪いの研究家の所へ行き、呪いを解いてもらおうと思ったら魔術協会の魔法使いで、クインタとギルロイ教授が支え合って呪いを解くのが面白かったです。
フィーヨは体の中に先代クインタの魔力をあとどれだけ蓄えているのか、もしくはクインタの中に眠っている先代のクインタの魔力がまだまだあるのか、魔法についてこれからが楽しみです。
ジュードは何がしたいんだろう、決断したのに迷いがあるこの人物はギルロイ教授に何を求めているのかはっきりしません。パメラが薬を盛ってどうなるか続きに期待です。
パメラによって飛ばされてマダム=ベルモンドの館はグレイたちによっと元の場所に戻ります。
マダム=ベルモンドはギルロイ教授が3通目の推薦状を手に入れたかしらと言います。
グレイは残念ながらうまくいったようには見えませんが、と空を見上げます。
クインタとギルロイ教授とアンブローズとリンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドとニコル=ニコルが帰って来ます。
クインタはマダム=ベルモンドに数日滞在したいと言います。
ギルロイ教授は落胆して干からびそうになっています。
マダム=ベルモンドはジュードがいないことに気づきます。どうしたの? と言いかけたところでクインタがシーッっと黙るよう仕種で伝えます。
マダム=ベルモンドはジュードに推薦状を全部とられたと聞いて驚きます。クインタたちに勝手に休んでちょうだいと言います。
ギルロイ教授はベッドで休みます。
クインタは立ち直るのに時間がかかりそうだと言います。
ニコル=ニコルはジュードが推薦状を奪って何がしたいんだろうと言います。
クインタは代わりに賢者の図書館に登録するためなのかと言います。
ニコル=ニコルは研究内容を一般公開するための登録なのに何か意味があるのかと言います。
アンブローズは名前が残るんじゃないかなと言います。
ニコル=ニコルはもしそうだったらと考えてやることの小ささに呆れています。
エルマー=オズワルドはクインタにパメラから何か渡されなかった? と訊きます。
クインタは小箱を渡されたと言います。
エルマー=オズワルドは困った時は言ってと言います。
リンゼイ=オズワルドは沈黙しています。
クインタはフィーヨに話しかけます。
フィーヨはツィギーに角を折られてしょんぼりしています。
パメラとジュードは賢者の図書館近くの宿でギルロイ教授から推薦状だけではなく鞄も奪っていてメモ書きに目を通し研究の核心部分の記述やヒントがないか探しています。
パメラはクインタが贈った小箱を開けてくれたか気にしています。
クインタはギルロイ教授の看病をしています。
ギルロイ教授は眠っています。閉じた目から涙がこぼれます。
クインタはギルロイ教授の心中を察して、自分が守ってみせると心に誓います。
アンブローズはマダム=ベルモンドの手伝いをします。
ニコル=ニコルは散乱した書き物について訊きます。
マダム=ベルモンドは若い頃に書いた下書きだと言います。自分の研究を手っ取り早くお金に変えたくて特許を扱う「有智の書架(うちのしょか)」に出そうと思っていたものだと説明します。
ニコル=ニコルはジュードの狙いがもしかしたら「有智の書架」なのかもしれないと、先に行って様子を見てくると言います。
クインタはパメラから贈られた小箱を開けようとします。
エルマー=オズワルドはクインタについて行きます。
ギルロイ教授は夢の中で部門別の自分と会議をします。
ギルロイ教授は目を覚まします。
リンゼイ=オズワルドはグレイから渡された風邪に聞く薬膳酒を飲みように言います。
ギルロイ教授はクインタはどこ? と訊きます。
リンゼイ=オズワルドはクインタとエルマー=オズワルドとでパメラから渡された小箱を開けると館を出て、自分も今から追うつもりだと言います。
ギルロイ教授は一緒に行くと言います。
クインタはエルマー=オズワルドと館から離れたところで小箱を開けようとしています。エルマー=オズワルドが近くにいたのでもっと下がるように言います。
エルマー=オズワルドはクインタに気持ちを伝えます。
クインタは嬉しいけど応えられないと言います。
エルマー=オズワルドはいいんだ、ただ心配していると言います。
ギルロイ教授とリンゼイ=オズワルドがやって来ます。
クインタは寝てなくていいのかと言います。
ギルロイ教授はパメラの箱が気になるし、賢者の図書館を目指していることをクインタに言わないとと思ったから来たと言います。
クインタは立ち直ったのか? と訊きます。
ギルロイ教授はそうでもないけど受け入れたんだと言います。地面に置いてある箱を見て、これがパメラからの箱かと言い手に取ります。急に咳き込んでポロッと箱を落としてしまいます。
小箱が開き、中から煙が出てきてクインタを包みます。
ジュードはギルロイ教授の鞄の中のメモから何も有益な情報は得られませんでした。知りたいことはギルロイ教授の頭の中にしかないと言い、どうすればいいか考えています。
パメラはじゃあ攫って拷問でもしましょうと言います。
ジュードはそんなことはしたくない
パメラは煮え切らないと言い、薬を見せます。思いきりがよくなる薬だと言いこれを飲ませちゃおうかしらと言います。
ジュードはなにかしゃべろうとすると机に突っ伏してしまいます。パメラにもう薬使った? 気分悪いし体に力が入らないと言います。
パメラは外に魔法使いの気配を感じます。窒息の魔法を使って命を狙ってる攻撃されていると言い外に出て行きます。
パメラは攻撃してきた魔法使いを見つけ息の根を止めます。
宿に戻ってきたパメラはジュードと話します。
ニコル=ニコルは外から望遠鏡でパメラとジュードを見ています。
クインタは館に戻ります。
グレイはクインタにうねるなにかが身体を出たり入ったりしてマダム=ベルモンドに下がるよう言います。
クインタがパメラから呪いをかけられてしまいました。
フィーヨもクインタの魔力を蓄えているので、クインタに近づけません。
マダム=ベルモンドからこの町に呪い研究家が住んでいると教えてもらい向かいます。
クインタとギルロイ教授の二人は呪い研究家の家に入り、リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドは外で待たされます。
呪いの研究家サリヴァンはクインタとギルロイ教授に椅子をすすめます。
言われるままクインタは座ります。
サリヴァンは誰に呪いをかけられた? と訊きます。
クインタはケンカ相手にと応えます。そして椅子の感じが変だといいます。
ギルロイ教授もすすめられた椅子に座り、クインタ同様変な感じだ、生気が奪われるような感じがすると言います。
サリヴァンはクインタとギルロイ教授を呪われた椅子に座らせました。マダム=ベルモンドの館の夜会で会ったと言います。
クインタは魔術協会の魔法使いの一人でギルロイ教授を攫おうとした人物を思い出します。
サリヴァンは苦労して探した相手が自宅に飛びこんでくる偶然に驚いています。
クインタは風の精霊を呼び出そうとします。途端にパメラの呪いが吹き出し黒い煙となりクインタを包み込んでしまいます。
サリヴァンは夜会では厄介だったパメラが今日は幸運の女神のようだと言い、夜会の時のようにギルロイ教授を肩に担ぎます。
ギルロイ教授はフィーヨと呼びかけます。
サリヴァンはこの家の中で何かあっても外にいる魔角類(ホラントラー)にはわからないと言います。ギルロイ教授を地下通路に連れていきます。平和に暮らしている魔法使いの社会をひっくり返すことについてどう考えてる? と訊きます。
クインタは自力で椅子から立ち上がり地下通路に連れていかれたギルロイ教授を追いかけます。サリヴァンに体当たりしギルロイ教授を助けようとします。
サリヴァンはクインタからフライパンを取りあげ、もう一度ギルロイ教授に魔法使いの社会をひっくり返したいかと問います。
クインタはフライパンなしで土の精霊を呼び出します。ギルロイ教授を助けるために全力を出します。
ボロボロのクインタを見てギルロイ教授はサリヴァンに目的を話します。
サリヴァンは想像よりずっと悪い選択だと怒りをあらわにします。平穏を維持したい、こちらの言い分を聞いてくれたら悪いようにはしないつもりだったのに生かしておくわけにはいかなくなったと言います。
ギルロイ教授はいずれ他の学者が応えにたどり着く、遅かれ早かれ魔法使いの社会はひっくり返ると言います。
サリヴァンはそれま少しでも平穏ならそれでいいと言います。
ギルロイ教授はサリヴァンには説得の余地があると考え、クインタをこれ以上ボロボロにしないため交渉を続けようとします。
サリヴァンは仲間の所へ連れていくと言います。
ギルロイ教授とサリヴァンの会話を聞いていてクインタはギルロイ教授が交渉に向いていない思い、魔法を使います。
外ではフィーヨが木の枝にとまり、サリヴァンの家を見つめています。地面から音がするので、地上に降ります。何ごとか調べていると、クインタの呪いが地面からわいて出てフィーヨを狙います。フィーヨが暴れると地面が崩壊し、真下が地下通路になっていて、地下通路も壊してしまいます。
真っ暗闇の中、ギルロイ教授とサリヴァンが、クインタとフィーヨが瓦礫に閉じ込められてしまいます。
ギルロイ教授はサリヴァンにクインタの呪いを解いてくれと頼みます。
サリヴァンはいやだと言います。
ギルロイ教授は瓦礫の隙間から手を伸ばしクインタを探します。手を見つけます。その手は氷みたいに冷たいです。サリヴァンの杖を見つけます。
リンゼイ=オズワルドとエルマー=オズワルドはサリヴァンの家の近くにあるお店で休憩しています。
そこでサリヴァンの娘に会います。
サリヴァンはギルロイ教授に発見を賢者の図書館に登録してどんな得があるんだと訊きます。
ギルロイ教授は狙われなくなる、研究ができると言います。サリヴァンに杖を手渡し、もう一度クインタを助けて欲しいと頼みます。
サリヴァンはギルロイ教授を人の心がないやつと思っていたのに、見つけた杖を渡し、他人を助けて欲しいという姿に触れ、呪いを解く方法を教えます。クインタの呪いをフィーヨに食べさせろという言います。
ギルロイ教授はクインタに聞こえたかと訊きます。
クインタはフィーヨに害はないんだろうなと言います。
フィーヨは行動を起こしクインタの呪いに食らいつきます。飲み込んで少しするとフィーヨの身体が震えだし、何か悪いものが抜けていきます。折れた角が再生されます。あふれでる魔力がクインタにも注がれます。呪いが解けます。
クインタはフライパンを見つけ、精霊を呼び出し、崩れ落ちた地下通路を元の状態に戻します。
ギルロイ教授はクインタが目の前に現れると、駆け寄り抱きしめます。元気になってよかったと心の底から安心しているようです。ギルロイ教授はクインタに恋していることを自覚します。
サリヴァンは仲間には話しを伝える、それで追うか追わないか決めるとするよと言います。
賢者の図書館の近くの宿にいるジュードとパメラは朝を迎えます。
パメラはジュードにギルロイ教授を拷問するかどうか決めた? と訊きます。
ジュードは拷問なんかしないと言い、パメラの寝癖を直してあげます。
宿の外ではニコル=ニコルがずっとジュードとパメラを監視しています。
ニコル=ニコルはパメラのホラントラーツィギーに監視されています。どうしようか迷っているとツィギーが去っていくので観察しています。
声をかけられます。
ギルロイ教授の研究チームだった同僚のスコットです。
スコットの話からロザムンドが死体で見つかったことを知ります。
ニコル=ニコルはパメラを疑います。
スコットは有智の書架で働いていて、ニコル=ニコルはここ数日の特許申請人のリストにジュードの名があるかどうか見てきてほしいと言います。
ジュードとパメラは町をぶらぶらした後有智の書架に行きます。
スコットはニコル=ニコルにジュードの名はなかったと言います。会話をしているところにジュードとパメラがばったり出くわします。
スコットはジュードにロザムンドのことを言います。
ジュードはショックを受けます。
パメラがジュードの前に出てきて、スコットの首を魔法で切りつけます。
ニコル=ニコルはジュードの胸ぐらを掴みます。内ポケットに推薦状を見つけます。推薦状を抜き取りホラントラーのリンダに乗り全速力で逃げます。
パメラはニコル=ニコルを追いかけます。
逃げ切れたと思ったのに見つけられてしまいます。
パメラは推薦状を出しなさいと言います。
ニコル=ニコルは魔法を駆使して、パメラの隙をついて逃げます。
パメラはジュードのところへ戻ります。
ジュードはニコル=ニコルの無事を聞いて安心します。
パメラはジュードに薬を飲ませます。
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●関連リンク
白泉社公式サイト 世界で一番悪い魔女
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