●90
ゼン、白雪、オビは馬に乗ってリリアスに向かいます。
●91
雨が降って来て、雨宿りをしていると、他にも雨に降られて人が入ってきます。三人組の男性です。
一人目の男性はゼンと他愛のない言葉を交わします。
二人目の少年はゼンを見てどこかで会ったような気がすると言います。
三人目の少年、
「あ ゼン殿下」
と言います。
ゼン殿下と言われたゼンは目の前に立つ少年が誰なのかわかりません。
一人目の男性と二人目の少年はゼン殿下と聞こえて水滴を拭う手が止まります。
ゼンは三人目の少年をよく見てみます。そして、リュウだと気がつきます。背が伸びていて驚いています。
「リュウか!?」
というゼンの声に白雪が振り返ります。
二人目の少年はキリトで、キリトはオビを見つけ、
「あーーーっ あれ!? オビの兄ちゃんじゃん」
と叫びます。
オビは雨宿りで入って来た人物が危険ではないことを判断し、奥で静かにしていると、その一人がリュウだったのであとの二人が誰なのかわかったようです。頭から布をかぶり顔を隠して、ラタがゼンとどう接するのか反応を楽しんでいたようです。ラタがゼンだとわかった時の様子を見て笑いをこらえています。
ゼンはリュウとラタとキリトと一緒に近くの街まで行きます。
街へ入りいろいろ話していると、今夜は野営しようという話になります。
●92
セレグ騎士団基地ではミツヒデとヒサメが事件のことや互いのことについて話します。
木々は自分の邸に行ってミツヒデとヒサメを待っています。
セイラン邸についたミツヒデに木々はに求婚します。
ミツヒデは断ります。
●93
セイラン邸で収穫祭が催されます。
夜、ミツヒデは木々に思いを話します。
セイラン伯とヒサメも聞いています。
ミツヒデのゼンがいて木々がいる、ゼンを守るという気持ちをできる限りの言葉で木々に伝えます。
●94
ミツヒデのゼンを守るという誓いへの思い、ゼンを失うことへの恐怖を味わったこと、木々とセイラン伯とヒサメは痛いほどミツヒデの思いを感じ取ります。
木々は何かを決めたようです。
●95
リリアスに到着します。
ゼンはしばらくリリアスに滞在することを、帯は帰還したことを兵舎に伝え、薬室に向かいます。
白雪は薬室に戻ったことを報告します。
鈴とユズリはオビの横にいる男性が誰なのか知りません。
ゼンは自ら名乗ります。
鈴とユズリはオビが主と呼ぶ人物が誰なのか知らなかったので、主と言うのがゼン殿下であること、オビに身分に衝撃を受けます。
白雪とオビがゼンに自分たちがよく行く場所を紹介します。
続きます。
あきづき空太 赤髪の白雪姫 19巻
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