●96
白雪はリリアスでゼンと会えるのがうれしいようです。
ゼンと白雪はオビが女性と会っているのを目撃します。二人は気まずくて隠れてしまいます。
オビはしばらくすると一人でどこかへ向かいます。
ゼンは白雪に、
「よし つけるぞ」
と言い二人で後を追います。
オビは天幕街の櫛屋に入っていきます。
ゼンと白雪は茶屋で休憩します。
オビは店から出て来てゼンと白雪のほうには歩いて来ます。
「奇遇ですねぇ お二人さん」
と尾行していたのに気づいています。
三人で酒場に行きます。
オビは二人をからかっていました。
オビが会っていた女性についてと隠していた理由を話します。
すると白雪が、
「ゼン オビ 話しておきたい事がある セレグでの事ではっきりと知った 何かが起こった時 それぞれに役割も領分もあって踏み入れられない場所がある事 だけど 別の場所に居てもこうして同じ場所にいても私は皆の方を必ず向いているからね」
と言います。
「だから… その」
と言うとゼンが、
「という事は手を伸ばしさえすればいつでも掴んでくれるのか?」
と言い、手を差し出します。
オビが手を差し出し、白雪が二人の手に重ねます。
白雪が階下を見ると、ミツヒデと木々がいます。
●97
ミツヒデと木々が合流します。
白雪がアルコールで寝てしまいそうなので、オビが部屋まで送ります。
木々がゼンに報告があると言います。
「ゼン 前に話した通りミツヒデに求婚して振られたよ」
と言います。
ちょうとオビが戻って来ます。
ゼンもオビも驚いています。
ゼンは木々と二人で話そうと席を外します。
オビは酔いが醒めたと言い、ミツヒデに何を言うべきかわからないようです。
木々はゼンに胸の内を話し、ミツヒデを頼むと話をするよう言います。
戻ってきたゼンは、
「ミツヒデ! 俺に話はあるか?」
と言います。
●98
酒場を出て、木々とオビは二人で話します。
オビは木々の話を聞いたのだからと自分の思いを話し、今後も何も変わらないと言います。
ゼンはミツヒデの思いを知ります。思い詰めるなと言っても時間がかかるようです。
翌日、ミツヒデは木々と朝食を摂ります。
●99
ゼンは訓練に参加し、白雪とオビは薬室の掃除をします。
午後は白雪とリュウと木々が一緒にお昼ご飯を食べます。
夜はゼンと白雪は地図に書かれた飯屋に向かいます。
●100
飯屋と思って来てみたら宿屋でした。
ゼンと白雪はゆっくりくつろぎます。
吹雪になり、外に出られません。今晩はこの宿に泊まることになります。
●101
宿屋はミツヒデと木々とオビが企んだことで、ゼンと白雪に合流し、別々に泊まります。
休暇が終わります。
続きます。
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