鳥山明短篇集第2弾です。
ペンギン村のテイストがたっぷり入っている「本日のハイライ島」。中学生のカン太がという給食の時間にだけは必ず教室にいるという少年が主人公の話です。なぜしゃべる動物がこんなにも違和感なく溶け込んでいるのか不思議です。
何が起こるのかドキドキ臨場感たっぷりのオープニングで始まる「ESCAPE」。タイトルからも何かから逃げていることはわかるし、とにかく緊迫感を感じる画風です。オチは画風と正反対の平和でのどかなものになっています。
アクションのスピード感がかっこいい「PINK」。砂漠を舞台に水を奪うピンクという女盗人と、ピンクが憧れている保安官コバルト・ブルーと水の元締めシルバーカンパニーと三つどもえの作品です。VOL.2 で一番好きな作品です。ブラックのキャラが好きです。
中国っぽい雰囲気の作品「騎竜少年(ドラゴンボーイ)」。メインのアクションが展開しつつ、脇で姫さまが状況を把握せずしゃべっているところが面白かったです。
トンプーの大冒険
騎竜少年とこのトンプーの大冒険でドラゴンボールの原形が作られつつあります。トンプーが悟空そっくりのキャラクターです。
ミスター・ホー
硬派をきどっているけど、かわいい女の子に過敏に反応する天然のミスターホー。小ネタを書けと言われればいくらでも書けるんだろうな。
剣ノ介さま
かっこいいのに、用意周到なのに、本番のデートを家を出たところで失敗してしまう話。時代背景や髪型と出てくる小物や整備された道路のギャップがなんともいえません。
SONCHOH
すさまじいカーチェイスの話。子どもが夢に描くスペシャルカーが存分に描かれています。
絵が初期のドラゴンボールの頃と重なるので違和感なく鳥山ワールドを楽しめる短篇集です。
鳥山明○作劇場 2
(アマゾンのサイトに移動します)
0 件のコメント:
コメントを投稿