イザナ王子は白雪をどうするつもりなんだろう。試しているのか、排除したいのか。白雪がクラリネス王国で生きていくのは困難が多そうです。
●第5話
白雪は宮廷薬剤師に合格し身分証を手にします。
ゼンの友人ではなく、宮廷薬剤師として城の出入りができるようになります。
白雪が直接指導を受ける上司はリュウという12歳の少年です。リュウは最年少薬剤師で、書物から得られる知識もさることながら、自然の中で生きる人達が長い時間をかけて見つけてきた知識も大切にしています。
しかし、12歳の少年が持ち合わせている感情が乏しいです。リュウは白雪に出会い、少しずつ年齢相応の感情を身につけていきます。
リュウにとって白雪との出会いがどういったものになるのでしょうか。
ガラクは白雪とリュウがうまくやっていってほしいと望んでいるみたいです。
●第6話
第3話でハルカ侯爵の指示で白雪を狙った刺客オビはゼンの元に居座っています。
ゼンを主として、細かな情報を収集して届ける役目を勝手出ています。
クラスドの砦の原因不明の問題を白雪が解決します。
ミツヒデ、木々とゼンの関係は主従と信頼と尊敬が時と場合に瞬時に使い分けられています。
これだけ息の合った関係は簡単には築けないだろうなと思います。
●第7話
白雪は兵士たちにつきっきりで看病します。任せられた責任を全うすることだけ考えているようです。城では、イザナ殿下、第一王子が帰還します。
●第8話
イザナ殿下は留守の間の様々な報告を受け、白雪のことも耳に入ります。
ゼンは白雪の同僚はリュウの他に男性はいないものだと思い込んでいました。
自分と同じ年頃の男性がいたことに焦りを感じています。
恋愛にも進んでいきそうな気配です。
ゼンはなんとなく城の中の様子に変化を感じとり、兄イザナが帰ってきているのに気がつき、城から出て行く用意を始めます。
ゼンはイザナに呼び出され、ラクスドの責任を負わせ、受け入れます。
次にイザナは白雪を呼び出し、白雪の立場を改めて確認させ、白雪が何者でもないということを認めさせようと圧力をかけます。
イザナが用意していたのは、ザクラ・シドノト、アサナギ(スイ家)との対面に白雪を同席させ、白雪をゼンの友人と紹介することでした。
ザクラ、アサナギは白雪が王族であるゼンの友人だときいて、白雪に興味を持ちます。
イザナ殿下は白雪に、
「よほど何かゼンに必要とされるものがあなたにはあるのだろうね?」
と冷ややかに問いかけます。
その後、イザナはゼンと白雪が知り合うきっかけの出来事、ラジ王子の件の報告を受けます。
白雪を不快に思うイザナ殿下。どう乗り越えていくのでしょうか。
続きます。
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