2024年11月22日金曜日

やまもり三香 ひるなかの流星 9巻

春、すずめ達は2年生になりました。

1年女子からモテる馬村を助けるため偽彼女作戦を考えますが、すぐ断られます。

少しだけモヤモヤしてしまうすずめ。そんな時、獅子尾と偶然再会して――。




馬村のすずめへの想いが描かれています。共感できるところとできないところがありました。水族館へ行ったのは優しさと区切りと新たな関係を望んでいることが伝わります。

すずめは馬村に何というのか続きが楽しみです。



すずめは馬村の言葉の意味を深く追求しないことにします。

2年生になります。

馬村は下級生の女子の話題の人物になります。馬村の友達から聞いた猫田ゆゆかは激怒しています。すずめは馬村とはただの友達だし何もできないと言います。鶴谷は馬村に可愛い彼女がいれば1年生女子はあきらめるだろうと言います。猫田ゆゆかは鶴谷の言葉に閃いてすずめを化粧をして髪をアレンジし変身させます。



馬村は1年生女子にイライラが募っています。

猫田ゆゆかは馬村を呼び、いい考えがあると偽彼女を用意したと言います。

偽彼女はすずめです。メイクしたすずめがやって来ると馬村の友達は大人っぽい、別人に見えるとすずめを誉めます。

すずめは馬村に女子を蹴散らすとやる気満々で言います。

馬村はすずめを見ても表情を変えず、いらないと言います。

すずめと猫田ゆゆかと亀吉と鶴谷はいい考えだったのにと残念がります。すずめは馬村が興味なさそうに勝手にしろと受け入れてくれると思っていたので面白くなさそうです。

馬村の本心がこのあと描かれています。そう思うならすずめにはもっと言い方を考えてあげればいいのにと思いました。



馬村に話しかけようとする女子が後を絶ちません。

すずめは下級生がぐいぐい馬村に話しかけにいく様子を見て嫌な気持ちを抱きます。

猫田ゆゆかはその気持ちをやきもちっていうのだと言います。

すずめはやきもちだと言われて、その気持ちについて考えてみます。どこかしっくりこなくてやきもちはもっと苦しくてつらいものだと思うのでそうではないと思うようにします。歩いていると、女子生徒が隠れて馬村を写真に撮ろうとしているところ目撃します。撮るなと携帯を取りあげ画像を削除します。

女子生徒は怒ります。

すずめは盗撮はいけないと注意し言い合いになります。

獅子尾がやって来てすずめと1年生の女子を注意します。

すずめは背中越しに獅子尾の声がしたのでドキッとします。

獅子尾は久しぶりといい、すずめは振り返ります。

獅子尾の言葉に短い返事で返します。

獅子尾がさらに言葉をかけようとした時馬村がやって来てすずめに声をかけます。

すずめは馬村が来たのでこの場を立ち去るのに都合いい状況になったので馬村を連れて教室に行こうとします。

馬村はすずめを引き寄せて獅子尾に付き合ってるからもうこいつに構うなといいます。

すずめはいきなり何を言うのかと驚いた表情で馬村を見ます。

獅子尾は特に気にする様子もなく、へえおめでとう、と言い去っていきます。

すずめは馬村に食ってかかります。

馬村はすずめが偽彼女になると言っていたのに乗ると言います。

すずめは獅子尾の前で言うなんてタイミングが悪すぎると言います。



獅子尾は馬村の言葉に本当は動揺してしました。



すずめは猫田ゆゆかと亀吉と鶴谷に彼女のフリ作戦をやることになったと言います。そして、彼女として何をすればいいだと悩みます。教室に戻ると馬村がいてすずめを待っていました。

すずめと馬村は一緒に帰ります。

馬村の後を尾行する1年生がいて、ひそひそとすずめに聞こえるように話しています。

すずめは馬村に手をつなごうと言います。

馬村は手をつないで顔を真っ赤にして照れています。

1年生に見せつけてから別れます。

すずめは馬村をからかってやろうと思ってたのに馬村の手から伝わる温度や握る強さを感じてどうしていいかわからなくなってしまいます。



1週間が過ぎます。

1年生は馬村の横にいるすずめの話ばかりします。

鶴谷はすずめになぜ急に馬村とすずめがカップルだと信じたんだろうと訊きます。

すずめはうまく言うことができません。

猫田ゆゆかはすずめの些細な変化を見逃しません。すずめに何かあったと訊きます。

すずめは何もなくて慣れないことをして緊張しただけだと言います。



獅子尾はすずめと馬村が付き合っていないことを知り安心します。



すずめと馬村は一緒に帰ります。

猫田ゆゆかは皆川土牛に話しかけられ冷たい態度を取ります。



馬村はすずめに今日で一緒に帰るの最後にしないかと言います。

すずめはわかったと言います。

馬村は最後だから寄り道しようと言います。



電車に乗り着いたのは水族館です。

すずめは獅子尾と来た時のことを思い出し、入れないと言います。

馬村はこれからずっと獅子尾との思い出を避けて生きていくのかと言います。

すずめは言い返せずわかった行くと言います。

水族館に入っても盛り上がらず、すずめはふてくされています。

馬村はすずめを置いてどこかへ行ってしまいます。

すずめはペンギンの水槽を見つめながら馬村のことを考えていると、水族館に入ってから獅子尾のことなど考えていないことに気がつきます。

馬村は戻ってきてぬいぐるみをすずめに渡します。

すずめは貰えないと言います。

馬村はぬいぐるみを買って来たら機嫌が直るかと思った無理やり連れてきて悪かったと言います。

すずめはなぜそんなに優しくするのかと訊きます。

馬村は好きだからと応えます。

すずめは話題を変えようとします。

しかし、馬村は自分を見ろと言い告白します。

すずめは言葉に詰まります。水族館の閉館時間が来たので出ます。

馬村は返事は今すぐじゃなくていいと言い、すずめはわかったと言って帰宅します。



翌日学校に行くと猫田ゆゆかはすずめを見て何かあったと訊きます。

すずめは馬村から告白されたと言います。



ひと晩考えて朝、すずめは馬村の家に行きます。

続きます。



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