2024年8月4日日曜日

いくえみ綾 プリンシパル 1巻

東京の学校でハブられ3人目の継父とはうまくいかず、札幌の実父のもとへ引っ越した糸真。そこで出会ったのは、和央と弦。2人に近づくとハブられるらしいけど、恋に落ちてしまったら仕方ありませんね♡




住友糸真は高校1年生で東京に住んでいました。

高校で友達から仲間外れにされ、学校に行かなくなります。母親が心配し10年前に離婚した糸真の父親に連絡します。

父親は北海道に住んでいます。

糸真は10年ぶりに父親と暮らし始めます。今度は仲間外れにならないように学校生活を送るんだと心に決めます。



転校初日。

糸真は心に決めたのにやたら絡んでくる男子についカッとなって思ったままを言葉にしてしまいます。しかし、クラスの生徒は笑って受け入れてくれたのでホッとします。



糸真が帰宅すると父親が犬の世話をしています。

父親は糸真を見て学校はどうだったと訊きます。

糸真は友だちがたくさんできたと応え、この犬は何? と訊きます。

父親は近所に住むお宅の犬ですみれという名前で、ときどき遊びに来るのだと言います。

男の子がやってきます。すみれの飼い主です。話すと男の子は桜井和央と言い、糸真と同級生だとわかります。

教室で絡んできた男子が和央を探してやってきます。

和央は糸真が同じクラスだと知り明日学校で会おうと言い、糸真に絡んだ男子弦とすみれとで帰って行きます。



翌日、糸真は友達から和央と弦について聞かされます。彼らと親しくすれば東京のときのようになってしまうと考えます。

和央は教室に入り糸真を見つけると声をかけようとします。

糸真はあわてて和央に初対面のフリをします。

和央は「ふうん…」と言い、糸真に合わせます。



糸真は帰宅します。家の前にすみれが待機しているので和央の家に連れていきます。大きな家を見つけて和央の帰りを待っていると、和央と弦がやって来ます。

弦は糸真に俺んちに何か用かと言います。

和央の家だと思ったら弦の家でした。

和央は糸真と弦を自宅に連れていきます。



三人で少し話していたら、糸真は窓から中を伺う人影を見つけます。その人物に見覚えがあります。同じクラスの女子です。和央と弦と親しくしているのを見られたら仲間外れにされてしまうので立ち上がり急いで家を出ます。外に出て走り出したら後ろからすみれに飛びつかれ転んでしまいます。

その様子を見た和央は笑います。

糸真はもう仲間外れにされたくないと気持ちを吐き出し泣きだします。

弦は糸真になんで仲間外れにされるんだ? と訊きます。

糸真はあんたたち二人に近づいたらそうなると聞いたと言います。

和央と弦は黙って糸真を見ます。

糸真は二人の表情を見て冷静になり、何にこだわっているのかと思い直し和央に知らないふりしてごめんと謝ります。



翌日、和央は糸真を学校に行こうと誘います。

和央の家で糸真と弦が三人でいたを目撃したという情報が晴歌の耳に入ります。



糸真は和央と家が近所だということでクラスの女子は納得したようで、糸真の考えていたようなことは起こらずに済みます。



糸真は良かれと思ったことで和央を不快な気持ちにさせてしまいます。

翌日、和央のほうから言いすぎたと糸真に謝ってきます。

糸真は気にしてないよという姿勢を取り、余計なことをしたと落ち込んでいたのに和央のほうが気にしてくれたので少しホッとします。



糸真の父親がすみれを気にかけていたのは、和央の母親のことを気にかけていたからでした。



父親は糸真に再婚するかもしれないと言います。

糸真は和央に父親が迷惑かけるかもしれないと注意してといいます。

晴歌は和央と弦と仲良くする糸真をよく思わなくなってきています。




家の事情、親の再婚、学校での立ち位置、友達との距離が描かれています。

演劇やドラマのような作品だなと思いました。




いくえみ綾 プリンシパル 1巻
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●関連リンク
集英社コミック公式 いくえみ綾 プリンシパル

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