水谷雫は人に関心を持ち楽しもうと決めたのに、人を思うと心が苦しくなり、そんな思いをするなら以前のように関心を持つのをやめよう、適度に付き合おうと思ってしまいます。
答えのないことへのもどかしさを拒絶せず、受け入れて楽しめるようになるにはまだ時間がかかるようです。
「私を好きになってもらってからまた言う」
でも、どうやって好きになってもらう?
となりの席の超問題児・吉田春の純粋さに惹かれて、逆に好きになってしまった水谷雫。
しかし、告白の返事はまさかのNO!
すべてが予測不可能の春の心をとらえるには?
少しずつ恋心に目覚めていく雫だけど…!?
冷血女子×超問題児
大ブレイク中!ラブストーリー第2巻
雫はハルを自宅に連れていきます。雫の父親はびっくりしています。
夕食を作って食べます。
優山はハルを探しています。
バッティングセンターの受付にいる男性みっちゃんはハルは今日帰ってこないと言います。
優山はハルにお土産を買ってきたと言い、ハルがいないとわかると、ほんと臆病者だね春は、いつまで逃げ回ってるんだかと言います。
ハルは風呂に入り、眠りにつきます。
期末試験の結果が発表されます。
1位はハル、2位は雫です。
雫は夏休みは徹底的に予習をしようと決めます。
雫はハルに人に避けられる原因は睨むからだと言います。ハルが怯えるから相手も怯える、ニコニコしてるのが好きだと言います。
ハルは雫に言われから笑顔で対応することにします。すると、今までハルを怖れていた女子がかっこいいと思うようになり、急に人気が出ます。雫に言われたとおりにしただけで人から話しかけられるようになって感動しています。
雫はハルが人気者になってイライラします。
夏目あさ子は雫をからかいます。
雫はイライラした感情がやきもちだということに気がつきます。
ササヤンは雫と夏目にハルがこのまま学校生活にとけこんでうまくいけばいいのにと言います。
雫はササヤンにどうしてそんなにハルを気にするのと訊きます。
ササヤンはハルに借りがあるからと言います。
ハルは女子生徒が上級生にからまれているところを助けに入ります。上級生に殴られてしまい、こてんぱんにやり返します。
からまれた女子はハルを見て震えます。
見ていたまわりの生徒もハルを冷たい目で見ます。
雫がやって来ます。先生が来たのでハルを連れて逃げます。
雫は騒ぎを止めようとして余計に大きくしてどうするのと叱ります。
ハルはなんか間違ってたかと訊きます。
雫はハルのやり方は間違ってないとはいえない、でも、ハルが優しい人間なのを私は知っていると言います。
夏休み。
ハルは雫に遊ぶって約束したのに初日に海に行って以来断られているので怒っています。
バッティングセンターには夏目あさ子がいて、雫に電話すると即切られてしまいます。
ササヤンがバッティングセンターにやって来ます。受付の男性みっちゃんはバッティングセンターの店長でした。ササヤンとみっちゃんは渓流釣りに行く約束をしていて明日行こうと話しています。ササヤンは雫を誘います。
ハルと夏目はショックを受けます。
翌日、雫とハルと夏目とササヤンとみっちゃんは渓流釣りに行きます。ハルと夏目は雫に自分たちの誘いは断るのにと非難します。
雫は無視します。
釣り場に到着し釣りを始めます。
ハルと夏目は川で泳いでいます。
雫は釣りをしながら揺れ動く感情と格闘しています。
ハルとみっちゃんはいとこでした。
ハルは学校から近いという理由でみっちゃんのところに住んでいます。渓流釣りから帰るとバッティングセンターに優山がいました。
ハルは優山を見て急いで店を出ていきます。
優山はハルのお兄さんでした。
雫は帰り道ハルに捕まります。どうしてお兄さんから逃げるのと訊きます。
ハルはいちいち詮索するなと睨みます。
雫は怒って、わかったと言い帰ろうとします。でもハルが寂しいんじゃないかと思い家に連れていきます。
雫の家の庭でスイカ割りをします。
ハルはいちいち詮索するなと言ったことを謝ります。
雫はいいよ別にと言います。
ハルは雫には助けられてばかりだからなんかお礼をしたいと言います。
雫はデートがいいと言います。
2学期が始まります。
夏目あさ子は風邪を引いています。熱があっても頑張って学校に来たことを嬉しそうに言います。
雫は関心がないようにうつさないでねと言います。ハルにずっと気になっていて、いつ勉強しているの? 訊きます。
ハルはしてないと応えます。
雫はうそつけ、やってなきゃわかるはずもないでしょうと言います。
ハルは中学ほとんど行ってなくてやることがなくヒマだったんで高校の範囲あらかた勉強したと言います。夏休みに言っていたデートについて訊きます。
雫は図書館に行きたいと言います。
雫とハルは授業を終え学校を出ようとしたら、校門に優山が立っているのを見つけます。
優山は雫を見つけます。隣にいたハルはどこかに逃げていません。
雫は優山に声をかけます。
優山は雫に会いにきたと言います。
ハルは植え込みに隠れています。雫を連れて裏から帰ればよかったと気づき出てくると、球技大会で上級生に絡まれていた女子生徒にばったり出会います。
ハルは女子生徒に頼みがあると、校門に誰かいるか見てきてほしいと言います。
女子生徒は誰もいないと言います。
ハルは女子生徒と少しだけ話し、用事ができたと帰っていきます。
ハルの携帯に優山が雫と一緒にいるとメールを送ります。
優山は雫とドーナツを食べながら話します。ハルとの関係を聞き、今日来た理由を話します。ハルに学校をやめて実家に帰ってもらわなくてはなったと言います。自分がハルを説得するよう言われていて、ハルが会ってくれなくて大変だと言います。大変と言いながらも優山はハルが実家に戻ることは迷惑だとも言います。
ハルがやって来ます。
優山は実家には戻らず、学校に行くって約束してほしいと言います。
ハルはわかったと言います。優山と別れます。
雫にとってハルがいなくなるなんてことは考えもしないことでした。
ハルはなんで優山といるんだと言います。
雫はハルのことを知りたかったからだと答えます。
ハルは優山にはもう会うなと言います。
雫は約束はできないと言います。
ハルは帰り道自分の昔の話を雫に話します。
雫は本当は家に帰りたいと思ってる? と訊きます。
ハルはないと応えます。
雫はハルがいなくなったらさみしい。でも、いたい場所があるなら意地を張るなと言います。
ハルはシズクと一緒にいたいと言います。
雫は一人で完結していた以前の自分を思い出せません。ハルとふれあい、夏目やササヤンが大切なもので失くしたくないと思うようになります。
ハルは学校着くと球技大会でからまれていた女子生徒に呼び止められます。
女子生徒は球技大会のときかばってくれたお礼を言います。
ハルはすこし照れて、うん、と言います。
女子生徒はハルの表情を見て感情が芽生えます。
女子生徒は大島といいます。
夏目はハルと大島が話しているのを見ていて、大島の表情の変化をしっかり目撃しています。雫にどう思うと訊きます。
雫はものすごく気になっているのにどうでもいい、と模試の結果がよくなかったことのほうが重大だと言います。一人になって自分を冷静に見つめようとします。
昼休み。
購買部で大島は自動販売機に並んでいたら割り込まれてしまいます。
何も言えなくて黙っていると、ハルが割り込んできた生徒を蹴り、並べ、早く列戻れ、と睨みつけます。
大島はいつも一人で人気のない場所で昼ご飯を食べています。
ハルは友達がいないのかと訊きます。
大島ははっきり言われて悲しそうです。いないとは言えず、話題を変えるためハルに友達について訊きます。雫について訊くと、ハルはシズクは好きだと言います。
大島はそれはどういう意味の好きなのか確かめようとしたとき夏目がハルを見つけてやって来ます。
ハルが大島には友達がいないと言うと、夏目は大島を雫の所へ連れていきます。
ハルと夏目は大島に友達ができるにはどうしたらいいか会議を始めます。
雫は勉強の邪魔をしに来たので怒ってバカバカしいと出ていこうとします。
ハルはピリピリしている雫にいつものように俺たちを気にせず勉強しろと言います。
雫はハルから目を逸らし、集中できないと言います。
夏目はみんなで協力しようと言います。
雫は、私が? なんで? 自分でどうにかすればいいと言います。
ハルは感じ悪い、お前のそういうとこ大嫌いだと言います。
雫は言い返し、気まずい雰囲気になり部屋を出ていきます。
翌日、体育の授業で雫は大島とペアになります。
大島は雫に謝ります。
雫は大島ではなくハルと夏目が原因だと言います。あの二人が迷惑ならはっきり言った方がいいと言います。そのあと、ハルについて考えます。胸が苦しくなり、どうしたいのか、どうしたらいいのかわからなくなります。得体の知れない感情から解放されたいと思っています。
大島が一人で昼ご飯を食べているところにハルがやって来ます。
夏目もやって来て、また、雫とササヤンを呼んで先日の重たい雰囲気が出来上がります。
ハル、大島、雫という順番でベンチに座ります。大島を挟んで雫とハルが話しをします。
ハルはなんで俺のこと避けるのかはっきり言えと言います。
雫は最近ハルといると私は胸が苦しい、勉強にもなぜか集中できない、だから、今は顔を合わせたくないと言います。
ハルは保健室行くか? と言います。
大島は立ち上がり、ハルに違うでしょう、なんでわからないのと叫びます。叫ぶと走ってその場を逃げ出します。
夏目はハルに大島を追うように言います。
ハルは何が何だかわからず、言われた通り大島を追います。
雫は小さい頃の記憶を思い出します。期待してダメになって、だんだん期待することをしなくなったこと、頑張った分だけ返ってくる勉強だけが心を満たしてくれたことを思い出します。
翌日、雫はハルに会い吹っ切れた表情で、私たちは友達だ、これからもうまくやっていこう、とにっこり微笑んで言います。
ハルは雫がおかしくなったと心配します。でもそんな雫が好きなんだと気がつきます。
続きます。
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