2024年3月20日水曜日

朝倉世界一 春山町サーバンツ 4巻

巻村鶴子が春山町の力になるために頑張ります。いろんな人に影響し影響され少しずつ町が変わっていきます。良くなると信じて鶴子は行動します。住民の多くが良くなったと実感した時鶴子の頑張りは報わるのだろうなと思います。




東京都渋谷区春山町。地元の公務員として、出張所で働き始めてもうすぐ1年の巻村鶴子。

大好きなこの町のために、どうしてもやると決めたことがあるのです。じんわりほぐれて、背筋がちょっとピンとする、オトナのための東京お仕事ストーリー、最高にキラキラな最終巻!




朝、鶴子は眠れなかったようで目の下につくっています。出勤途中、杉さんに出会います。よく見ている家がずっと空いていると言うと、家の持ち主が杉さんだとわかります。

渋谷区春山町出張所に着いて仕事の準備に取り掛かります。

窓口に一人の女性が妊娠届出書を提出しにやって来ます。

鶴子は母子手帳と母子バッグを渡します。

女性は保育所について訊ねます。

鶴子と先輩新田は説明します。

新田は鶴子に保育所が少ないと話します。

鶴子の頭の中で何かがつながります。



鶴子の父巻村吾郎とすし職人ジュリアーノ・デリチオーゾはイタリア料理を食べに行きます。

イタリア料理店なのにランチでおすしをはじめたと聞いて興味を持ったようです。

吾郎が杉さんを見つけ声をかけます。

吾郎は杉さんにジュリアーノ・デリチオーゾを紹介します。

ジュリアーノ・デリチオーゾは杉さんに春山町ですし屋をオープンすることになったと言います。

杉さんは二人を食事の後手伝って欲しいことがあると空き家に連れて行きます。

二人は雑草の掃除の手伝いをします。

杉さんは吾郎に小説はもう書かないのか、10年前なくした原稿をまだ探しているの? と訊きます。

吾郎はこたえません。黙って草をむしっています。

ジュリアーノ・デリチオーゾはなくした原稿はどんなのか訊きます。

吾郎はふつうの茶封筒だとこたえます。

杉さんが、吾郎と呼びます。杉さんは茶封筒を見つけます。

吾郎は中を確認します。よくわからない何かが入っていました。

期待していたのに違っていたようでみんながっかりします。



鶴子は杉さんに保育園を作りたい、杉さんの所有している空き家で保育園ができないか相談します。

杉さんは鶴子に助言します。保育園の代表になってやると言います。

鶴子は住民説明会のチラシを作製します。

杉さんは、大野町会長と古内区議にも相談するように言います。



鶴子は完成した住民説明会のチラシを置いてもらえないか店を回りお願いをします。



muneのところに一通のメールが届きます。個展を開いてみませんかとという内容です。

muneは鶴子に知らせます。メールの送り主西参道(にしかずゆき)と会います。個展の準備に忙しくなります。



鶴子はしもしゅうの誕生日会にいけないmuneから誕生日プレゼントを預かります。

しもしゅうはmuneのプレゼントを喜んでいます。



鶴子は新田さんの奥さんに会います。まどかは元保育士で地域の子供たちはまどかのことをまどか先生と呼び挨拶します。

新田はまどかに鶴子が新しく保育園を作ろうとしていると話します。鶴子にはまどかは元保育士だからわからないことがあれば聞くといいと言います。



鶴子はmuneの個展に行きます。muneの世界観のスケールの大きさを感じています。

まゆこは夫に息子のひろが小学生になったからもう一度保育士として働こうかと思うと言います。ひろに自転車を買ってあげようと思ったら、いらない、チャイルドシートがいいと言ったと話します。

ひろが寝室から出てきて、やっぱり自転車を買って欲しいといいます。小学生になったからなのか、鶴子にようちえん? と言われたからか、チャイルドシートを卒業しようと思ったみたいです。

ひろは自転車を買ってもらい、乗る練習をします。乗れるようになると自分の自転車にチャイルドシートをつけて欲しいと言います。まどかを後ろに乗せて買い物に出かけます。途中鶴子を見かけ声をかけます。若干頬を赤らめています。

鶴子はひろの後ろにまどかが乗っているのでちょっとびっくりしています。まどかに杉さんを紹介します。



ジュリアーノ・デリチオーゾはすし店を開店します。客が来ないので吾郎に電話して来てもらいます

吾郎は鶴子と、杉さん、北村さんに連絡してすし店に行きます。

美味しいお寿司を食べて、なんで客が来ないのか話していると、妻らしき人物ソフィアが現れ、宣伝していないからでしょう、とごく当たり前のことを言います。

チラシを作ってすし店が開店したことを春山町の人たちに知らせることにします。



杉さんはしもしゅう理髪店に行き、フェイシャルエステをたのみます。効果は抜群で顔が光り輝きます。

鶴子とまどかが保育施設の改修について話しているところに杉さんがやって来ます。顔がピカピカです。

鶴子は杉さんが気になって会話を聞いていません。

杉さんはひとり出て行き中華料理店華々飯店に昼食を食べに行きます。中華料理屋に勤めるドク・キノ子が保育士資格を持っていることを知ります。



鶴子が福祉保健局から戻ります。杉さんに認定外保育園からスタートしてみてはどうかと言われたと報告します。

杉さんは認定外で実績を積んで認定保育園の申請をしようと言います。

住民説明会が近づいてきています。

鶴子は保育士をもう一人探していると言います。

杉さんはドク・キノ子が保育士資格を持っていると言います。



華々飯店では店長がドク・キノ子に保育園を手伝うように言います。

ドク・キノ子が鶴子たちに合流します。

住民説明会です。鶴子は気合を入れて説明会に臨みます。

たくさんの人が集まります。鶴子が始めようとすると、保育園の予定地の近くに住む切山さんが挙手します。

切山は開園にとにかく反対だ、白紙撤回を要請しますと言います。

参加した住民の多数が切山と同じ意見です。

意見を言うと鶴子側の説明を聞かず、全員退席してしまいます。

呆然とする鶴子に杉さんが声をかけます。

鶴子は最後までやります、とあきらめてはいないようです。



鶴子は春山まつりのお手伝いをします。住民説明会は話しを聞いてもらうことができなかったのでくやしさを感じています。はるやまちょうスプリング商店街に向かいます。まつりに参加している人に声をかけます。切山を見かけます。

切山は鶴子を見て、このあいだはわるかったね、2回目の説明会はいつなの? 聞くだけは聞くよ、杉にそう言っといてと言います。

鶴子は杉さんに切山に何か言いましたかと訊きます。

杉さんはとにかく話を聞いてくれとだけ言ったと応えます。



第2回新設保育園事前説明会が行われます。

住民の心配についての対応など丁寧に説明します。

住民はそれでも今の環境とは変わるよね、変えたくないわけ、この暮らしを守りたい、それだけだからと言います。

鶴子はこの町生まれて助けられ育てられました、この町の力になりたいと思っています、心配についてはそのつど対処していくのでもう少しお時間を頂けないでしょうかと言います。



年が明けます。

保育園は開園しました。

鶴子は運営に工夫を凝らすためオジソンに相談します。



鶴子が町を歩いていると自転車に乗った杉さんを見かけます。

杉さんは若返っています。絹さんに求婚します。



鶴子は渋谷区議会議員古内貫助からバス新規路線停留所予定地案を説明されます。予定ルートを巡ります。杉さんに会います。絹さんに求婚した返事はまだみたいです。足取りが軽いmuneを見つけます。大きな仕事の依頼があって心が弾んでいます。



muneが渋谷区役所春山町出張所にやって来ます。転入届の手続きをします。

鶴子はmuneの名前を知ります。

春山町サロン次号の特集について考えます。卒業式はどうかということで取材に行きます。町を歩いているとマユハラに会います。父吾郎が小説を書いていた時の担当編集者です。吾郎は一部、二部がヒットし、頑張って書いた三部目をなくてしまいそれ以来小説を書くのをやめてしまいました。

鶴子はマユハラから貰った名刺を吾郎に渡します。

吾郎はマユハラに連絡します。

マユハラは吾郎に会いに行きます。

吾郎は原稿を渡します。なくした原稿ではなく新しく書いたものです。

マユハラは嬉しさでふるえています。

きゅうりさんは投稿原稿を出版社に送ります。

鶴子は新しい企画を思いつきます。

終わり。



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●関連リンク
KADOKAWAオフィシャルサイト 春山町サーバンツ

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