とうとう椎名桃子(しいなももこ)と伊縫蘭丸(いぬいらんまる)二人の関係に終わりがやって来ました。と言っても別れではなく、御主人様と奴隷の関係が終わり新たな関係の始まりです。
桃子は出版社で編集者と打ち合わせをしています。
隣りのテーブルに座った男性が蘭丸の知り合いで、話すと写真家だとわかり、作品を見せてもらいます。
男性は不破といい、彼も籐摩同様蘭丸の過去を知る人物です。
不破は桃子に蘭丸と出会ったきっかけを話します。
桃子は帰宅し、蘭丸に不破から聞いた話をします。
蘭丸の携帯が鳴ります。不破からで鍋パーティーをするからどうかという誘いです。
蘭丸は桃子に行くかと訊きます。
桃子は蘭丸の話の続きを聞きたいので行きたいと言います。
土曜日、桃子は一番に不破の自宅にやって来ます。
桃子はテーブルに愛原ジョージの作品が置いてあって驚きます。
不破は桃子が相原ジョージだとわかり、どういう事情なのかはわからないと前置きして、才能を発揮できるなんて幸せなことなのだから自信を持っていいんじゃないかと言います。そして、蘭丸の話の続きをします。
桃子は蘭丸がモデルになったのも不破がきっかけだったと知ります。
蘭丸がやって来て不破の仲間も到着し、鍋パーティーはにぎやかで楽しい時間となります。
不破は帰り際桃子に蘭丸にとって特別なようだからと一枚の写真を渡します。写真は数年前の蘭丸です。
なんとか原稿を仕上げ学校に行くと、直しを依頼され、その場で文章を書いてメールで出版社に送信します。
送ったのに、編集者から何度も催促のメールと着信があるのに気がつきます。
送ったはずなのになとメールを確信すると、編集者ではなく籐摩に送ってしまっていました。汗が止まりません。
籐摩が桃子の教室にやって来ます。
桃子は言い訳が思いつかず破れかぶれでとんでもないことを言います。
籐摩は冷静に誰にも言わないから、愛原先生と言います。
桃子は籐摩が自分が愛原ジョージだと知っているのは蘭丸が話したんだと考え怒りを爆発させます。
お昼、弁当を届ける屋上で桃子は蘭丸と言い合いになります。
蘭丸も怒ります。
桃子は籐摩と話します。
翌日、桃子は学校に行くと、神田川美穂から蘭丸が早朝のドラマのロケで大けがをしたようだと言われます。
桃子は籐摩のところへ行きます。
桃子がかなり取り乱していたので籐摩は落ち着くよう言い、事務所に連絡してみたら病院に運ばれたと説明します。
桃子は籐摩から聞いた病院に急ぎます。病室に着くと蘭丸は小指の骨折だけだとわかり、ほっとして泣き出します。蘭丸が無事だとわかったところで好きだと気がつきます。
蘭丸が学校に来て屋上で桃子と籐摩の三人で話します。
桃子は蘭丸に謝ります。籐摩から一緒に帰ろうと誘われます。
蘭丸は籐摩から言われたことを考えます。そして、桃子に弁当を作るのあと一回で終わりにしよう、あしたで最後と言います。
桃子はなんでと訊きます。
蘭丸は奴隷契約終了ってことだよと言います。
桃子は終わりと言われ、動揺しています。
最後の弁当作りです。
桃子は蘭丸に弁当を渡します。そして、終わりにしたくないと泣きます。
蘭丸は終わりにしたくないからだと言います。
桃子は蘭丸の意図がわかりません。
蘭丸はずっとおまえと一緒にいたいって思ってるしそばにいてほしいって思うのはおまえだけなんだよ、と桃子が間違えようのないことを言います。
桃子はあたたかい気持ちに満ちあふれます。
続きます。
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