エイセツ・ルギリアは近い未来にゼンの横に立っている人物を見たら、なんて言うだろう、というのを想像すると面白いです。
●108
白雪とオビとリュウはオリオルド関所に行きます。対応にやって来た兵士に団長に会い、管轄地に植物を植える許可を頂きたいと言います。
団長カミラギ・カディフに会います。
カミラギは今は何事も慎重に対応しなくてはならないと説明し、
「一度 ルギリア様のご判断を仰ぐことになるな」
とどうするか白雪と委ねます。
部屋に戻り、白雪はオビとリュウにエイセツ・ルギリアという人物に会いに行こうと言います。
●109
白雪とオビとリュウはもう一度団長に会いたいと連絡し、夜に会えることになります。
街を歩いていると、薬屋を見つけます。
白雪とリュウが入っていきます。
店の中にタリガがいます。白雪とタリガは互いに面識がないので会話という会話はありません。
外で待つオビは眼光が鋭くなります。
白雪とリュウが出てくるとオビの姿がありません。オビは尾行に気づき姿を消して様子をうかがっていました。
尾行していた人物はすぐに謝り、
「エイセツ様に会いたいと仰っていると聞いてどの様な方々かとつい」
と話します。
彼はルギリア家家臣シュウ・グラトリと名乗ります。
夜、カミラギ団長に会うとシュウも同席していて、
「エイセツ様にお会い出来るよう取り次ぎましょう」
と約束してくれます。
白雪とオビとリュウがオリオルド関所を出て、すぐ入れ違いにゼンがやって来ます。
団長がゼンにオビが来ていたと伝えます。
ゼンはタリガに会います。
タリガは話をした女性が白雪だったと言います。
白雪とオビとリュウはエイセツの邸に到着します。
シュウ・グラトリに着替えるよう言われ、エイセツ主催の夜会に出席させられます。
●110
白雪とオビとリュウは急に夜会に出ることになり警戒します。
思いもよらない人物が白雪に声をかけてきます。ヒサメです。
ヒサメは許嫁に会いに行こうかと誘います。
ヒサメは木々を連れて来ます。
ヒサメは白雪をダンスに誘います。ダンスを終えた白雪に男性が一輪の花を差し出します。
●111
男性はエイセツ・ルギリアと名乗ります。
エイセツはぐいぐいと白雪に迫ります。
周囲にいる人たちもエイセツの言動に注目します。
芝居がかった台詞に白雪は顔を赤くします。
ヒサメが中に入りエイセツに言葉を掛けます。
それでもエイセツは白雪に次は私と二人で庭を歩かないかと誘います。
白雪はこの邸の主人であるエイセツに会うためにやって来たから、誘いを断って恥をかかせるようなことはすべきではないと誘いに応じます。
白雪はエイセツに連れがいるので伝えてから行くと言います。
エイセツはもう伝えてあるとオビたちを見ます。
シュウが側に立っていて、彼が伝えたようです。
エイセツはオビに微笑みます。
オビは笑顔の意図を判断しかねています。
ヒサメは白雪の背後からトントンと肩をたたき、耳もとで何かを囁きます。
白雪は庭に出ます。
庭に出るとオビがいます。
白雪はヒサメから、
「オビどのを向かわせるよ そしたら… エイセツどのの前でオビどのと10秒見つめ合うといいよ」
と言われたので、その通りにやってみます。
ヒサメはエイセツのやり口が気に入らないようで白雪とオビにこのように指示したのでした。
それでもエイセツは白雪に執拗に迫ります。
白雪はどうしたものかと言葉を選びながら話します。
エイセツは掴みどころのない人物です。
広間にいるリュウと木々はシュウを見つけます。
シュウや急に咳き込みます。体調を崩したと宮廷薬剤師リュウに頼ります。
リュウはシュウと部屋に行きます。
エイセツのところにシュウが具合を悪くしたと知らせが入ります。エイセツは白雪に一緒に来てくれと頼みます。
白雪はシュウの部屋に行きます。
シュウの部屋ではリュウが診察しています。
リュウはシュウが仮病を使っていることがわかっていて、症状に合った薬湯をを用意すると言います。
白雪がやって来ます。
白雪はオビと木々とヒサメに事情を話し、全てが芝居であったと判断します。エイセツが自分たちを引きとめる理由はわかりません。けれど、やり方に怒っています。
●112
木々とヒサメがルギリア邸を出ます。
ミツヒデが立っています。木々とヒサメはゼンが来ていることを知ります。
白雪とオビとリュウは部屋に案内されます。
引き続き警戒しつつ休みます。
オビは周囲をは把握するため外に出ます。
オビはゼンを見つけます。
ゼンは白雪に会います。そして安全だと分かると帰っていきます。
●113
ゼンと白雪とオビの間で交わされた会話が描かれています。
翌日、朝食を摂りながらリュウが、
「白雪さん 昨日 怒ってた?」
と訊きます。
白雪は、はい、と答えます。
リュウはシュウの具合を診に部屋を訪ねます。シュウが薬湯を飲む間、言うべきことを言います。
シュウは、
「申し訳ありません」
とあやまります。
シュウはエイセツにいい加減にするように言います。
エイセツは夜、部屋を訪ねます。
オビを訪ねるつもりが、白雪が部屋から出てきます。オビが万が一のため侍従に部屋を逆に伝えていたのでした。
エイセツはオビに用事があると言います。
●特別編
ハキがイザナとの思い出話を話します。
イザナとハキがゼンを思って話しています。
続きます。
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