現代が舞台の人間に悪さをする妖怪を退治する物語です。
主人公は月代瞳子(つきしろとうこ)という女の子です。瞳子は特殊な能力を生まれ持っています。特殊な能力は「夜刀の目(ヤトノメ)」と言い、目に宿っていて妖怪をにらむことで邪気を祓うことが出来ます。
悪さをする妖怪が出てきても普通の人には見えなくて、なぜだろう? と首をかしげる
ばかりで、よくわからないことが起こると瞳子のおばあちゃんが営む「骨董じゃのめ屋」に相談にやって来ます。
依頼を受けると瞳子が依頼者のところへ行き、妖怪の仕業ならばにらんで退治します。
河童や神様も登場します。アシガールという作品で登場した地名が出てきます。
瞳子は生まれ持った夜刀の目の能力のせいで、学生生活が楽しいものなくて、こんな力いらないと思うことがありました。妖怪とにらみあい、呪いをかけられてしまって夜刀の目の能力を失うかもしれなくなったとき、自分にとってこの能力は大切なものだったと気がつきます。呪いを解いてもらい、考え直して、どんな妖怪でもひとにらみで退治できるように能力を上げる修行をする決意をしたところまでが描かれています。
ちょっと思考も行動もおっとりしている瞳子の親友のひなたちゃんが面白いです。河童のところが特に好きです。
河童様が戦国の世の緑合の若君と唯に会っていて、唯の容姿が好みだったところも面白かったです。
続きが楽しみです。
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