神官イクスに出会い、お告げを受けて伝説の四龍を探す旅に出かけます。
もしかして、四龍それぞれにエピソードがあるのでしょうか。全員が揃うまで長くなりそうです。
ヨナはただの姫ではなく高華王国、緋龍城、建国神話に関係する特別な存在のようで、描かれるのがいつになるのか待ち遠しいです。
ヨナとハクを助けてくれたユンと暮らすイクスは探していた神官です。
ハクの意識が戻り、ヨナと一緒にはイクスから神様の声を聞きます。
闇 落つる 大地
龍の血により 再び蘇らん
古の 盟約に従い
四龍 集結せん時
王 守護する 剣と盾が目覚め
ついに 赤き龍 暁より還り給う
ヨナはイクスから四龍の戦士を探すよう言われます。
イクスから伝説の四龍の戦士が実在すると言われヨナは
「力を貸してくれるかしら」
と問い、
「伝説の四龍をもし見つける事が出来たなら それは貴女の天命なのです」
とイクスはこたえます。
その夜、ヨナとハクは話し合い、四龍の戦士を探す旅に出かける決意をします。
ヨナはイクスから頼まれ、ユンを旅に連れ出します。
まずはイクスの情報を頼りに高華王国の北西の山に住む、ひっそりと血を守り続けるという一族に会いに行きます。
白龍の里に着くと、ヨナは赤い髪というだけで有り難がられます。
白龍の里の人々はヨナが待ち望んでいた方かもしれないといい、白龍様に会って下さいと言います。
伝説の四龍の血を持つ白龍はヨナを一目見るなり、
「お待ちしておりました 我が主よ」
と言います。
ヨナは里の人たちや白龍様と呼ばれる人物になぜ受け入れられたのか分かりません。
赤い髪だから緋龍王だと思っているのではというハクに、ヨナは髪は赤くても自分は緋龍王の血筋じゃないといいます。
ヨナは白龍に隠すことなく正直に、
「私は自分と仲間を守る為に神の力を欲しがる不届き者 他の3人の龍も手に入れようと旅をしているの 最初にあたなの力を借りたい いいかしら?」
と里に来た目的を伝えます。
白龍は、
「光栄の極みにございます あなたが誰であろうと どんな目的があろうと 私は今からあなたの龍です 私の中の血がそう告げているのです」
と言い仲間に加わります。
存在するかもわからない四龍の一人に出会い、乗り越えなくてはいけない難題があると覚悟していたのにこうもすんなり事が運び、拍子抜けしたところもありながら、龍の一人が仲間になってくれたことにホッとします。
白龍はキジャといいます。
キジャはヨナを見た途端、右腕が体が沸騰したように熱く、龍の声が魂に響いて、この人物こそが待ち望んでいた主であると確信します。
ずっとずっと長い時間数千年の時を経て代々の白龍が果たせなかった夢を自分が果たせることにいろんな感情がうずまいています。
そこにハクが入ってきます。
キジャは無断で白龍の城に入ってきたことを怒っています。
ハクは武器や食料を調達しに来たようです。
キジャは袋のに入った銭をハクに手渡すと、
「これまでご苦労 これから先姫は私がお守りするゆえ 帰って良いぞ」
とハクに言い放ちます。
ハクはキジャと言い合いながらヨナのところへやって来て、
「姫さんこいつはダメだ 他を当たろう」
とキジャに言われたことをヨナに伝えます。
ヨナはキジャに、
「大事な人なの ハクは一緒じゃなきゃ嫌!!」
とはっきり言います。
ハクはヨナの言葉にうれしさがこみ上げています。
キジャは、
「…姫が そうおっしゃるなら…」
と渋々了承します。
白龍がヨナたちとともに里を出ようとすると里の人々は白龍を見送るため集まります。
里の人々はまさか自分たちの代で待ち続けた王が現れるなんて思ってもいなかったと思うし、キジャの右手を見ると龍の伝説は本当なのだと信じるしかないし、大慌てだったと思います。
白龍がひたすら待ち続けた待望の王、守るべき主が現れその役目を果たすときがきたというのに、いざ白龍が旅立つとなるとさみしさが込み上げてくる白龍の里の人々にとってキジャがどれだけ大切な存在で、どれだけ敬われ、慕われていたかがよくわかる場面です。
白龍の里を出て、次にどこに行こうかと思案していると、キジャは四龍の力を持つ者の気配がぼんやりとわかるといいます。
ヨナ、ハク、ユン、キジャの四人で他の龍を探す旅に出ます
ヨナの赤い髪は伝説にまつわる重要な鍵になるようです。
続きます。
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●関連リンク
白泉社公式サイト 暁のヨナ
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