ナキア皇太后に操られていたのは正妃候補のセルトだった。彼女は次々と他の候補を殺害し、犯人だとばれると、ユーリを道連れに後宮から飛び降りた。間一髪、カイルの風の魔力で命を救われたユーリ。しかし気づくと、弓兵隊長ルサファが、ユーリののど元に短剣を突きつけ…。
ユーリとウルヒがじっくり会話を交わしたのは初めてなんじゃないでしょうか。
ナキア皇太后の境遇、権力への執念がすこし明らかになりました。
劇的な舞い戻りかたをしたユーリも描かれていましたが、それよりなにより、ルサファ。
彼が16巻の主役です。
不可触の女神への崇拝の念。
泣けてきます。