2018年6月4日月曜日

渡辺多恵子 風光る 9巻

“禁門の変”での功績が認められ、着着と幕軍の精鋭部隊となっていく新選組。隊の拡充が求められ、新入隊士勧誘のため、藤堂平助が江戸へ旅立った後の局中では、大幅な編成変えが行われる事になるが…!?いよいよ“第2期”ともいえる変化期に突入する新選組で、セイは?総司は?そして斎藤は…!?


池田屋事変、禁門の変と幕府から功績を認められ、規模を大きくしていく新選組。
隊の大幅な拡充に加え、編成変えが行なわれます。

神谷清三郎は沖田総司が一番隊の組長に指名されると、神にも祈る気持ちで一番隊に自分の名前を探しますが、総長の小姓に配属されてしまいます。

神谷が一番隊から離れることでウカれる沖田と、沖田と離れてしまうことで悲しみのどん底の神谷。沖田はこの神谷の異動が誰の仕業か知っているようで、ふたりのぎこちない会話が面白いです。

日に日に憔悴する神谷を見かねて元同僚の一番隊の隊士たちが決意した行動、それを見た斎藤一の眉間のシワと怒り印がおかしかったです。

続いて近藤局長を糾弾すると意気込む原田左之助と長倉新八、裏方で活躍する斎藤一。
斎藤は話が進む連れどんどんカッコよくなり、神谷については実らない想いが可哀想で気になります

最後は神谷と沖田の縮まらない距離です。山南敬助が神谷に話した沖田の過去、そして神谷はどうすべきかと言う場面はシビレました。

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