2018年2月22日木曜日

ハロルド作石 7人のシェイクスピア 1巻

ランス・カーターとリーという中国人女性のウィリアム・シェイクスピア物語…かな。まだよく分かりません。

1600年ロンドン。
ウィリアム・シェイクスピアを名乗る男がハムレット上演後にエリザベス女王から頂戴した伝言、
「次の機会を楽しみにしている」
「つまり陛下はまたリーをご所望なのですね」
こんな会話から始まります。

そして、13年前の1587年にさかのぼり、リヴァプールの中国人集落で暮らすリーがどういう経緯でランス・カーターに出会ったのかが描かれています。

父親によってつけられた焼印、悪魔だ、存在が災いをもたらすなどと他人からならまだしも、両親にも言われ否定されます。
初めて存在を認められたのは町のために犠牲になることでした。
描かれ方がドラマチックです。

勝手すぎる町の人、この騒ぎを鎮める方法を知っていたリーに泣けてきます。
そして天啓を受けます。

7人のシェイクスピアとタイトルにどういう意図があるのかは今後の展開でわかってくるんだろうと思います。面白そうな作品です。

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