「書の甲子園」を目指すことにした鈴里高校書道部!でも、お盆期間中は部員が集まれなくて、部の活動はひと休み。その間、バイトを始めた縁だが、そこには意外な出会いが待っていて!?文化系青春コメディー、夏の終わりの第四巻!!
篆刻づくりに挑戦する大江縁と望月結希。
製作にそんなに時間はかからないからと柔道部の練習の合間にやることを勧められる望月と、書道部に行かせまいとする柔道部顧問島田大吉の攻防が面白いです。
望月の言うとおり、島田先生は待ち伏せを命じた望月の先輩たちの練習はどうでもいいようです。最後の刺客久我将也は堅い廊下にたたきつけられてさぞ痛かったろうな。
縁は三浦清風の合宿で一緒だった鵠沼高校書道部の女の子宮田麻衣の両親が営んでいるソバ屋でバイトを始めます。縁は彼女にまったく存在を記憶されていなくてがっかりします。この縁の気持ちよく分かります。男子は二人しかいないのに覚えてもらえていないってどういうこと? 縁に同情します。
インターハイ前、早めに練習を切りあげた柔道部。
望月はまっすぐ家に帰り準備をするようにと島田先生の言葉も聞かず、寄り道します。偶然、バイトの休み時間に宮田と一緒に歩く縁を目撃してしまいます。
その日以来、望月はなにか心にひっかかりが残っているようです。
縁に対する冷ややかな態度や含みのある言葉は、望月が思う、なりたい女の子になれたとき何と結びついていくのか、縁、宮田の三角関係の行方ととともに楽しみにしたいです。
部員獲得とのための勧誘をかねての体育祭のリレー、文化祭で行うパフォーマンス選びでは、日野ひろみ加茂杏子、三輪詩織、大江縁、望月結希の5人のなんだかんだと仲良く楽しそうにしているところがよかったです。
メインの書道は「書の甲子園」に出品する作品を思案し、縁は雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)を望月は大字書(だいじしょ)に挑戦します。
続きます。
河合克敏 とめはねっ! 鈴里高校書道部 4巻
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●関連リンク
小学館eコミックストア とめはねっ! 鈴里高校書道部
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