あの時、私たちはもうひとつの世界へ迷い込んだ。14歳~15歳、とまどう私たちの小さな冒険。
姉のエリ子と弟のダイゴは、近所の公園から家に帰るハズが、いつの間にか、ちょっとだけズレた違う世界に来てしまう。いなくなっちゃった両親、違う世界にもいる自分の友達…この世界っていったいどこ?元の世界へ帰るための、2人の不思議な不思議な日々。
多彩な表情、髪や指の動きや絵のつくりが好きです。
冒頭、傘を持つ手と動作が気になって、コマを辿って見ました。
そうしたら、電話ボックスから出て、エリ子とダイゴが会話をする1コマ(57ページ)でエリ子が手に何も持たず歩いているコマを見つけたりしました。
こんなこともあるんだなと、話とは関係のないところをぼんやり眺めて楽しんでいました。
怖さが加速して不安になる物語でした。
寝る前に読んでしまって、目をつむると姉弟の安心から遠のいていく状況が恐怖感として迫ってきて、目が覚めると同じ状況になってるかもと想像したりするとなかなか眠れませんでした。
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