2017年5月12日金曜日

岩本ナオ 雨無村役場産業課兼観光係 2巻

故郷の雨無村役場に勤めはじめて、ようやく2年目を迎えた銀一郎。来年は“桜祭”で一気に観光地化をはかろうとするが、実現させるためにはさまざまなハードルがあって・・・。一方、メグは自分の思いをスミオに伝えるため、東京に会いに行くことにするが・・・!?


思うようにはいかない関係、やや下に見ていたスミオの大きな変化によりこれでいいのかと迷う銀一郎がよかったです。

メグがスミオへ気持ちを精一杯伝えるところでのスミオの胸の内や、銀一郎がメグに告げた言葉に対してのメグの心境は応えてあげられない申し訳なさのような気持ちと、こんな自分にと感謝する気持ちとが一方通行の思いを受ける側の気持ちをよく伝わってきました。

何もない雨無村の良さを引き出そうと頑張る銀一郎。
この村で生きる人たちの良さを一度都会に出て戻ってきたという経験を持つ者として誰よりも実感していて、村おこしを通じて村に銀一郎、スミオ、メグに何が引き出せるのかが楽しみです。

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