その日がもうすぐやってくる。
それは4年前に参加した鉄道会社が募集した小学生限定夏休み森と清流緑の自然教室での最終日のこと。主人公の坂上美空(さかじょうみそら)は三橋竜堂(みはしりゅうどう)と村田十四郎(むらたじゅうしろう)の3人で歩いていると、ある3人組によって盗人の犯人にしたてられてしまいます。
その3人は小久保都(こくぼみやこ)、春日千代之介(かすがちよのすけ)、北島光太(きたじまこうた)いい、美空たちの近所の小学校から参加したのでした。
怒った美空たちは、近くの祠に3人を呼び出します。
決闘になる寸前、その夜予定されていた花火大会の一発目の花火の打ち上げが失敗し、祠に向かって飛んでいき引火し燃え広がってしまいます。
あわてて側に置いていた身の回りのものと一緒にどうやって持ち出したかはわからないけどあるものを運び出します。
2発目の花火も打ち上げに失敗し、またも6人のいる方向へ飛んできて爆発で皆気を失ってしまいます。
美空には気を失う直前におじいさんが現れ何かを言った記憶がかすかに残ったのでした。
「ありがとう、少年少女諸君。お礼として勇気あるきみ達にそれぞれが13歳を迎えた日にひとつずつの力を授けよう。わしからの誕生日プレゼントとしてな」
その場にいたのは6人と1匹。
6人は中学で同じ学校に通うようになります。
美空はその中で一番最初に13歳の誕生日を迎えたのでした。
美空は自分だけがおじいさんの言葉を聞いたのだと思っていると、北島光太もその言葉を聞いていて、6人の中で最初に13歳になった美空に興味を持ちます。
次に13歳を迎えたのは美空の飼い猫バケで人間の言葉を話せる力を授けられたのでした。
美空に話しかけるバケ。
美空は自分にすこしだけ、ほんの少しだけモノを動かせる力が授けられたことを知ると、竜堂と十四郎の誕生日を尋ね、その日が来るのを待つことにします。
調べてみると対立する3人、小久保都、春日千代之介、北島光太の中では小久保都が美空の一週間遅れで13歳の誕生日を迎えることが分かります。
おじいさんの言葉を信じている光太は授けられる力を楽しみにしていて美空は力がバレてしまわないように気をつけています。
6人全員に力が授けられてからようやく物語が始まっていくようです。
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