2016年7月14日木曜日

志村貴子 青い花 4巻

進級したふみちゃん(万城目ふみ)とあーちゃん(奥平あきら)。

ふみちゃんと背格好がよく似た上田良子、あーちゃんと同じように活発で屈託のない後輩大野春花が登場し賑やかになってきました。

井汲京子を学校に送る澤乃井康。途中、ふみちゃんとあーちゃんを見つけ乗せてもらうことに。

車中、ふみちゃんがいることで松岡女子のバスケ部の話を持ち出し、井汲京子の反応を伺おうとする澤乃井康の京子を見つめる表情が何かを確信し決意した表情になった気がしました。

京子が澤乃井康を杉本恭己より好きになるのはもう少し時間がかかりそうです。

予期していなかったふみちゃんの言葉に動揺するあーちゃん。

今後のふたりの距離、関係が複雑な想いとともにどう展開していくのかこちらも楽しみです。

ふみちゃんはじわりじわり相手の反応を確かめつつ行動するということができないのか、直線的過ぎてるので、あーちゃんの戸惑いは当然です。

ふみちゃんは急ぎすぎだなと思いました。



●若草物語―姿子さんと薫子さん―

他の誰かでは育めない、いい関係を築けているように見える薫子と姿子。薫子の精一杯と姿子の言葉足らずの中に隠れている想いがいいなと思いました。高嶺の花と自分が釣り合っていないと考えてしまうと、相手のどんな言葉も耳に入ってこなくなりますね。くされ縁という言葉が姿子の口から発せら、薫子は誰もが憧れる女性になりそうな気配を残しつつという終り方もよかったです。



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