大切に育てられてきた珠子だからこそのお話しが面白かったです。
頑なだった紀之の心境が少しずつ変わっていきます。珠子のことを意識していないと自分に言い聞かせていたのに無理になっていく様子が面白かったです。
クマちゃんは本当の所は珠子と紀之をどう思っているんだろう。ウソをついているのを見破っているのか、そんな余計な詮索はせず仕事に専念しているのかどっちなんだろうと気になります。
紀之は珠子の肩を引き寄せ、サークル仲間の前で合宿で珠子とキスしたのは俺だと言います。
サークル仲間のひとりのスミレは疑っています。
木嶋卓は紀之をアシストします。
紀之は話しを終わらせ、珠子と木嶋卓とサクでその場を去ります。
サクは状況が把握できず木嶋卓に訊ねていると、珠子が紀之に家を出て欲しくない、今まで通り一緒に暮らしたいと言うので驚きます。
紀之は木嶋卓とサクに二人にしてほしいと言います。
珠子と紀之は二人きりになります。
珠子は感情的になって、木嶋卓とサクの前で思ったことを言ってしまって反省します。
紀之は珠子の気持ちを察して話し始めます。
珠子はすこし思い違いをします。
紀之は珠子の思いを知って今まで通り一緒に暮らすと言います。
珠子と紀之は木嶋卓とサクを二人の住む家に連れていきます。
サクは珠子と紀之の関係を知ります。
紀之は木嶋卓に思いを話します。
珠子は紀之を不安にさせないようにキッチリ友達アピールして暮らさないとと身を引き締めます。
翌日、珠子は大学の女の子たちに紀之との関係について質問攻めにあいます。紀之が心配になって探すと紀之も女の子から何か問い質されています。
紀之は冷たく対応します。
珠子と木嶋卓とサクは紀之にそれぞれ言いたいことを言い、紀之は木嶋卓の言う通りだと思い珠子につきあっていることにしようと言います。
翌日には珠子と紀之がつきあっているという情報が流れ、大学の女の子たちは珠子を再び質問攻めにします。
珠子のそばで見ていたサクはそのうち落ちつくよと励まします。
珠子は紀之とのことが本当ではないから後ろめたい気持ちになります。紀之と一緒に大学に行くとたくさん視線を感じます。紀之を狙っていた女の子が表面では二人を祝福していても胸の内の心境がわかってしまって落ち込みます。紀之と暮らしていることがバレるとこんなにも大変なのかと思い、翌日、紀之にうそをつくのはやめようと言います。紀之の考えを聞いて思い直します。
木嶋卓は紀之をからかいます。
紀之は珠子を意識してしまいます。二人きりでソファに座っているのにいたたまれなくなりコンビニへ出かけます。コンビニで変な女の子、大学の医学部2年片倉綾乃に声をかけられます。グイグイくる片倉綾乃に危険を感じ、遠回りをして帰ります。
紀之は珠子にアイスを買って帰ります。
珠子はおいしいと言いながらアイスを食べます。一口食べてみなよと紀之にスプーンを差し出します。差し出した後自分のしていることに気づき、なんちゃってとおどけて、差し出したスプーンを自分の口に運ぼうとします。
紀之は珠子の手を掴み、アイスを食べます。二人は見つめ合います。
美しい顔を間近で見た珠子は顔が赤くなります。おいしい? と訊くとフツーと応えます。
翌日、珠子は紀之とキスできるくらい顔を近づけてしまったこと、スプーンで間接キスをしたことを思い出してドキドキします。
紀之は大学で片倉綾乃に出くわします。
片倉綾乃は紀之につきまとい珠子に会います。珠子に紀之を狙っていると宣言します。
珠子はずっとドキドキしています。小学校の頃に読んだ恋愛漫画を読みます。珠子にとってあまりに過激で興奮してよく眠れず朝を迎えます。
玄関ドアが開く音が聞こえます。朝早いので紀之はまだ寝ているはずだから、泥棒なのではないかと部屋のドアから様子をうかがいます。
意を決してアチョああああっ、と声を上げドアを開けます。
紀之が立っています。紀之は珠子の声でびっくりします。奇妙なポーズをとっている珠子を見て吹き出します。
珠子は紀之にこんなに朝早くなにしているのと訊きます。
紀之はジョギングしてると言います。
珠子は泥棒でないと安堵します。
紀之は珠子が奇声をあげている理由を知り、戦おうとしたことを叱ります。
叱られているのに珠子は恋愛漫画のシーンを紀之に重ねて妄想して赤面します。
珠子は漫画と紀之を重ねる妄想が止まりません。片倉綾乃をみかけます、話しかけると片倉綾乃の兄も一緒にいて、兄とも話します。
珠子は帰宅し紀之に片倉綾乃に会って話しかけたと言います。紀之との同居がバレたこと、関係を疑っているようだと言います。
紀之はどうしようもないから勝手に言わせておけばいいだろと言います。
片倉綾乃の兄は日常的に片倉綾乃に暴力をふるっています。片倉綾乃に珠子を家に連れてくるよう言います。
フットサル男子チームは予選で敗退してしまいます。女子チームは試合中です。
紀之が観戦していると、クマちゃんが現れます。
クマちゃんは二人の大学生活の様子を見に来たと言います。
紀之は片倉綾乃をみかけ声をかけ、珠子に近づくなと言います。
クマちゃんは片倉綾乃に話しかけ、連絡先を交換します。
片倉綾乃は珠子を家に連れて来なかったので兄から化粧品をすべて割られてしまいます。
クマちゃんは珠子と紀之の家に泊まります。
翌日、紀之は珠子にクマちゃんが帰ったら話があると言います。
片倉綾乃をは珠子にウチでお茶しない? と誘います。
片倉綾乃は珠子を家の中に入れてから何を思ったのか帰ってと言います。
部屋から片倉綾乃の兄が出てきて片倉綾乃を殴りつけます。
珠子は危険なことに遭遇していると感じます。人が殴られるのを初めて見たので実感がありません。片倉綾乃をかばい片倉綾乃を家の外に出し、片岡綾乃の兄と家に残ります。
片倉綾乃はクマちゃんに連絡します。
紀之は帰宅します。部屋からにぎやかな声がします。
クマちゃんが迎えに出てきます。
誰か来ているのかと訊くと、珠子から堀敬一郎という園田家の顧問弁護士と紹介されます。
堀敬一郎が来た理由はクマちゃんが説明します。
翌日、クマちゃんは帰っていきます。
珠子は少し不安定です。
紀之はこの生活を守るためになんとかするから大丈夫だと慰めます。
珠子は元気になり、紀之とピクニックに出かけます。
紀之はクマちゃんが帰ったら話したいことがあるといった話しをします。珠子のことを弟ヒロと同じにしか見えないと言ったのはウソだと言います。
珠子も思いを伝えます。
珠子と紀之はキスをします。
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