花園森也(はなぞのもりや)と鈴木日和(すずきひより)の二人は幸せいっぱいです。
森也は母ちゃんに次の定休日夕ご飯はいらないと言います。
母ちゃんが日和ちゃんとどこか出かけるの? と訊きます。
森也は日和さん家で夕ご飯を食べてくると言います。
母ちゃんはついに日和の両親に挨拶に行くのだと思い、手土産の準備は任せてと言います。
森也はそうではなくて、次の定休日、日和の家には日和ひとりしかいなくて、足の怪我もあり、日和の家で過ごそうという事になったと言います。
母ちゃんはすこし拍子抜けして、森也に家の人がいない時を狙ってと意地悪く言います。
定休日。天気が良くなく無理して出掛けなくてよかったなんて考えながら森也は日和の家に到着します。
日和は森也をリビングに案内します。
森也は壁に日和の写真を見つけます。バレエ姿の日和で、バレエをやっていたと話していたことを思い出し、写真を見たいと言います。日和はアルバムを探します。アルバムは見当たらなくてDVDしかないと言います。
森也はDVDを見て、バレエをやっていたなら身体が柔らかいの? と訊ねると、日和は柔軟を披露します。
森也は体が固いのでと自分もどんなものかと柔軟を披露します。
まったく曲がらない身体を見て日和は驚きます。
森也は日和が補助をして柔軟運動を始めます。すぐにくたびれてしまい床に寝転んでいると、日和の兄鈴木和馬(かずま)が忘れ物をしたと家に戻って来ます。
和馬は森也といろいろ話をして出て行きます。
森也と日和は日和の部屋に行きます。
話していると、雨の音が聞こえます。
雨が激しくなり、テレビで外の様子を調べると、大雨警報が出ていて森也は帰れそうにありません。
日和は泊まっていきませんか? と言います。
森也は母ちゃんに連絡します。しかし、繋がりません。停電の心配とか言い訳をしながら、今日は泊まりことにすると言います。
夕ご飯を食べ、母ちゃんと連絡がつながり泊まることを告げ、映画を観て過ごします。
森也はずっと葛藤しています。お風呂に入ってもずっと葛藤しています。
日和がお風呂を終え、日和と部屋に行くと布団が敷いてありません。
日和は自分のベッドで二人で寝たいと言います。
その夜二人は結ばれます。とても幸せそうです。
森也は従妹の結婚式に出席します。
森也は母ちゃんが自分の心配をしていたことを知ります。
森也と日和は母ちゃんの誕生日をお祝いするためプレゼントを選び、準備します。
父ちゃんの思い出が回想されます。母ちゃんが森也に感謝していると言います。ホロッと泣けてきます。
日和が森也に両親に会って欲しいと言います。
森也は人に好かれたという経験があまりに少ないので、日和の両親に好かれる自信がありません。弱気にならず、笑顔で挨拶しようと心に決めて鈴木家を訪れます。
日和の父親は娘の彼氏なのであまり会いたくないようです。森也が全力で笑顔で挨拶するのを見て、怯えてしまいます。
森也と日和の父親との会話は全然盛り上がりません。
森也は日和と和馬に協力を頼みます。
日和の葛藤が面白いです。
森也は日和の父親に何度も接触します。うまくいきません。直接話せないことがわかり、手紙を書くことにします。
父親はさらに怯えてしまいます。
食事をして、時間が過ぎると父親は思い違いをしていたと森也に話します。
森也と父親は急に話がはずみます。仲良くなれたようです。森也の目的は達成されました。
続きます。
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