島田研の弟分であり、ライバルである二人の白熱の対局――獅子王戦・決勝トーナメント…零VS二階堂戦
奇策と取れるような手を繰り出す零に対し、あくまでも堅実に正攻法を行く二階堂。
熱すぎる勝負の行方は、果たして…!? そして師である島田は――。
一方「三日月堂」3代目のあかりは、ひょんなことから…三月町に”おいしい”を振りまく大奮闘!
ご近所さんも巻き込みながら予想だにしない展開に!? そこにはみんなの笑顔と、こみ上げる想いがあって…。
●180 道~みち~ 3
桐山零と二海堂晴信の対局です。
二階堂は桐山くんの戦法が読めなくて、どう組み立てていくか迷っています。
●181 道~みち~ 4
二階堂は桐山くんの駒の奇妙な配置と一手に奇をてらっているのか、何か目的のためなのか意図を読めません。正攻法で迎え撃つようにします。桐山くんの次の一手で目的がわかり対応します。
●182 道~みち~ 5
田中さん、スミス、島田さんが桐山くんと二階堂の対局を観ています。
二階堂は劣勢になっても、なんとかふんばります。
形勢を、痛さ、重さ、軽さで評価していて感覚的にとらえられてわかりやすいです。
●183 道~みち~ 6
二階堂はバラバラだった桐山くんの駒がかたちを作っていることに気がつきます。押されていると感じながら活路を探します。
●184 道~みち~ 7
二階堂は桐山くんお69手に驚きます。もしかしたらこの一手のためなのだとしたらと考えると、あまりに強すぎると感じます。しかし、諦めず攻め続けます。
二階堂のあきらめない姿勢に桐山くんは幼い頃から対局していた光景が頭に浮かび気持ちが昂ります。あの頃の気持ちのまま対局できていることに喜びを感じます。二階堂がいたから将棋の世界で頑張れたと、負けたくないから相手の繰り出す手に感嘆、あるいは衝撃を受け互いに成長してきたことを思い返します。
二階堂も体温が上がり顔を真っ赤にして頭をフル回転させて頑張ります。
対局を終え二階堂は気を失ってしまいます。
桐山くんは執事の花岡に連絡を取りながら二階堂をタクシーで病院へ連れて行きます。
●185 道~みち~ 8
二階堂の病室に師匠と島田さんが面会に来ます。将棋を指す喜びを嚙みしめ続けるため長生きしたいと漏らします。
●186 あかりちゃんの大冒険 1
あかりの祖父そめじの三日月堂には布団屋の柳川さんの家を建て直している職人が毎日おやつの買い出しにやって来ます。
大工に和菓子が腹持ちがよく好評なのだと聞き、あかりは毎日選ぶのも、買い出しに来るのも大変だろうから適当に見つくろって届けましょうかと提案します。
翌日あかりは台車に和菓子と熱いお茶をのせて、布団屋の柳川さんの現場に届けます。
和菓子の他においなりさんを用意してみると好評で、職人はおやつの予算の増額を決めます。
翌日あかりは豪華になった和菓子を届けます。タレを四種類用意し好きなタレで食べられるようにします。
止まれない美味しさで、全てのタレを味わいたい衝動に駆られ、ご近所や通行人もあかりの1時間限定の出張和菓子に群がります。
●187 あかりちゃんの大冒険 2
あかりの3時から1時間限定の出張和菓子は内容がさらに豪華になります。
大福、団子につづき玉こんにゃくを用意してきます。
三日月堂の和菓子を楽しみに人だかりができます。
するとお隣の喫茶店が店先にコーヒーを、肉屋が揚げたてのコロッケを、文具屋がスーパーボールすくいを始めます。
さらに人は集まりにぎやかになります。
職人はあかりの芯をついてくる食べ物に感動しています。
4時になるとさっとみんなが撤収します。
あかりの台車を職人があり合わせの材料でささっと手を入れて使い勝手の良い台車に仕上げてくれます。
あかりは台車のお礼に明日のお昼ご飯を作ると言います。
●188 あかりちゃんの大冒険 3
ついにあかりの出張三日月堂はお昼ご飯を作り始めます。
カレーライスです。
お昼前、周囲にはいい匂いが漂います。
道行く人は匂いに誘われます。
あかりのカレーライスを職人は大喜びします。
肉屋の主人が、メンチコロッケ、一口カツ、とりの唐揚げを売りにやって来ます。
職人は誘いに乗ってしまいます。
肉屋に提案したのはあかりのようです。さらっと商売上手です。
あかりの叔母の美咲が通りかかります。
美咲はあかりがカレーを作って提供していることに驚いています。
通りすがりの人もあかりのカレーを求め提供します。
美咲は三日月堂にいる父親そめじに3時のおやつだけでなくご飯まで提供していると話します。
そめじはあかりが笑顔ならそれでいいと言います。
あかりは笑顔の絶えない明るくにぎやかな場所を食べ物で実現したいと願います。
●189 遠い音楽 1
島田さんの将棋に全てを捧げる姿が描かれます。
●190 遠い音楽 2
島田さんは棋士である人生とそうではない人生をずっと行き来しているような錯覚に襲われながら暗闇を歩いています。
●191 遠い音楽 3
島田さんの過去が描かれます。
現在の状況にを思い悩む姿が描かれます。
●192 遠い音楽 4
島田さんの家に重田、桐山くん、二階堂がいてスミスがやって来ます。
みんなでスミスの対局相手土橋の研究を始めます。
●193 遠い音楽 5
島田さんは将棋のタイトルを獲得するためあらゆるものを捨ててあきらめてきました。
桐山くんは島田さんが捨ててきたものを抱えながら進もうとしています。
最近の桐山くんをみて、以前の感情のない将棋を指すことに徹していた頃を知っているので、人間らしくなったと、笑顔が見らえるようになってよかったと思います。
その一方で、島田さんは桐山くんが喜びを感じられる人であるならば勝てると考えます。将棋に対する覚悟を見せつけられました。桐山くんと島田さんの対局で描かれる心理描写が楽しみです。
●194 あかりの銀座物語 2 ~圧力の彼方に…
美咲が経営する銀座のバーであかりは電気圧力なべを使った料理を始めます。
あかりの作る料理に常連は夢中です。
バーなのに食べ物の匂いが充満してしまい。美咲はあかりに料理をやめさせます。
続きます。
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