長い時間固まっていた心が、旅行を通じて柔らかくなって、真魚の願いが叶います。
最後に新たな問題が起こります。真魚はどう対応するつもりなのかというところで次巻に続きます。
真魚の家族と基と大樹で仙台へ旅行です。
陽菜は仙台駅で合流です。
基は陽菜にやたらと話しかけます。
陽菜は無言です。基は無視されています。
それを見ていた真魚は陽菜に話しかけます。
陽菜は真魚の家族と話し、基から離れていきます。
観光しながら、真魚は父親と距離を縮めようと話しかけます。でも、父親は一言返事するだけで会話にならず一方通行です。
真魚は父親と基は陽菜とうまく話せず落ち込んでいます。
大樹は真魚と基に焦りすぎだと言います。
宿泊先のホテルに着き、浴場に行きます。
真魚は陽菜の思いを知ります。父親との間がうまくいかないのは自分に何かがあるからなのだろうと考えます。
お土産コーナーで新しいお母さんは父親に浴場で陽菜のことを話します。
父親は陽菜に話しかけます。
父親の言葉で陽菜の冷えきった心が解け、本当の気持ちを打ち明けます。
泣いている陽菜を見て慌てて基が駆け寄ります。
「帰りたい お兄ちゃんたちのところへ」
基は、
「勿論だ 帰ろう陽菜」
と言います。
真魚の願いが一つ叶います。
新しいお母さんは基に陽菜の世話になっている家族に挨拶に行ってみれば? と言います。
真魚は家族と観光します。
縁日を見つけます。
真魚と父親二人きりになります。
ぎこちないながら会話ができます。互いに胸の内を打ち明けます。
結衣と新しいお母さんが合流し、父親は、
「帰ってこい 真魚」
と言います。
円台駅で基と大樹と陽菜に会い、真魚は基に
「ひ 基 わ… わた… わたし・・・! 帰れることになった」
と言います。
基はよかったなと言います。
真魚は基の家に置いてある荷物を整理します。
基のこと、大樹のこと、小説のこと、たくさんのことがあったと振り返ります。
基が帰宅すると真魚はこれまでのお礼をします。
真魚は実家に帰ります。
真魚の実家暮らしが始まります。ぎこちなく不自然でも家族団欒をかたちにしようとします。
学校で真魚は千尋に報告します。家に帰ると、新しいお母さんの言葉がが本当のお母さんみたいだと泣いてしまいます。
バイトに行き、基に会います。
基は家まで送ると歩きながら、明日どこか出かけようかと言います。話があると切り出そうとして真魚に遮られます。
真魚は明日にしようと言います。
真魚は帰宅すると、帰りが遅いと父親に叱られます。心配してくれたのだとうれしくなります。
翌日、真魚は出掛けようとすると、家の前に本当のお母さんに声をかけられます。
続きます。
タアモ たいようのいえ 11巻
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